2010-07-22 22:51:13
posted by iwaki-yamaken
北上コンピュータ・アカデミーを視察
テーマ:ブログ
7月15日(木)、岩手県北上市の北上コンピュータ・アカデミーに視察に行ってきました。
同アカデミーはいわきコンピュータ・カレッジの兄弟校です。
いわきコンピュータ・カレッジと同じく、上部機関の雇用・能力開発機構の廃止に伴い、
今後、運営をどのように実現するか、という課題を抱えています。
カレッジを運営するには、なにより学生の確保が必要ですが、
学生募集には、ウルトラCや裏技はなく、
やるべきことを確実にやるしかないということです。
それを視察でも実感しました。
以下は、いわき市議会議長に対する報告書の抜粋です。
【沿革と主な事業】
北上市では、北上コンピュータ・アカデミー(CA)を必要不可欠な施設と考えているため、国による運営が停止されたとしても、市として今後も事業を継続することを前提に考えている。
CAにおける、現状の機材のコストは、年間4,140万円、5年間で2億7百万円である。
CAの平成22年度の入学者数は123人であり、パソコンなど機材が足りなくなったので、CAの独自の予算で、不足分50台のパソコンなどを調達した。費用はソフト、保守を含め1,000万円弱である。保守契約は、スポット契約であり、保守の費用を極力圧縮した。
CAでは、平成20年度の入学者数が、47人と低迷し、このときに市は大きな危機感をもち、CAの理事長である北上市長自らが、率先して、高校を回り、学生募集のトップセールスに努めた。その結果、今年度は123人もの入学者が集まった。
CAでは、課外講座として、医療事務や、公務員対策を盛り込み、就職の優位性を図っている。
地元の需要を考慮し、組み込み系のシステム開発のスキルをアップするため、ロボット教材を使っており、ロボットコンテストなどにも応募している。
コミュニケーション能力の向上を図るため、面接ノウハウ、会話の仕方、文章の書き方、といった内容の講義を取り入れている。
常勤教員のうち3名は、地元企業からの出向者である。
元県職員の非常勤職員を、学生募集及び就職担当として雇用している。
北上市は、中国の三門狭市と姉妹都市で、過去12人の留学生を受け入れている。留学生は厳しい選抜を経ているので、たいへん優秀である。一人当たり年間250円程度のコストを市が負担している。
奨学金制度を拡充し、年間20人の奨学生を30人に増員した。
30部屋の学生寮を提供している。現在部屋は満室状態である。
【特徴】
今年度は123名もの入学者があったが、特別な施策を実施したわけではなく、地道な教育訓練、学生募集活動、就職支援の成果が実った結果である。
市の職員やCAの事務長、校長、教員に話を伺ったが、市長を始め関係者が、CAを大切にしていこうという雰囲気が感じられた。
留学生の受け入れと、学生寮が存在することが、特徴である。
【本市に対する考察】
コンピュータ・カレッジの運営を継続するためには、コスト面が大きな課題ではあるが、それよりもなにより、カレッジを取り巻くステークホルダ、なかんずく、学生を送り出す、高等学校や親、卒業生を受け入れる企業の、信用、を得ることが大切である。
ステークホルダーの信用を得て、学生が多く集まれば、コストの問題は解決する。
信用を得るためには、よりよい卒業生を世に送り出すしかない。よりよい卒業生を送り出すには、教育訓練の充実・強化以外にない。
いかにすれば、学生に対する職業訓練の充実・強化を図れるか。それは、トップのマネジメント能力の向上、教員の指導力・専門能力の向上、カリキュラム・シラバスの工夫なくしては図れない。
いわきコンピュータ・カレッジの運営継続に当たっては、国による費用負担がなくなる可能性が高い今回のタイミングで、抜本的に職業訓練の充実・強化について、再検討が必要である。
山本健一 記

同アカデミーはいわきコンピュータ・カレッジの兄弟校です。
いわきコンピュータ・カレッジと同じく、上部機関の雇用・能力開発機構の廃止に伴い、
今後、運営をどのように実現するか、という課題を抱えています。
カレッジを運営するには、なにより学生の確保が必要ですが、
学生募集には、ウルトラCや裏技はなく、
やるべきことを確実にやるしかないということです。
それを視察でも実感しました。
以下は、いわき市議会議長に対する報告書の抜粋です。
【沿革と主な事業】
北上市では、北上コンピュータ・アカデミー(CA)を必要不可欠な施設と考えているため、国による運営が停止されたとしても、市として今後も事業を継続することを前提に考えている。
CAにおける、現状の機材のコストは、年間4,140万円、5年間で2億7百万円である。
CAの平成22年度の入学者数は123人であり、パソコンなど機材が足りなくなったので、CAの独自の予算で、不足分50台のパソコンなどを調達した。費用はソフト、保守を含め1,000万円弱である。保守契約は、スポット契約であり、保守の費用を極力圧縮した。
CAでは、平成20年度の入学者数が、47人と低迷し、このときに市は大きな危機感をもち、CAの理事長である北上市長自らが、率先して、高校を回り、学生募集のトップセールスに努めた。その結果、今年度は123人もの入学者が集まった。
CAでは、課外講座として、医療事務や、公務員対策を盛り込み、就職の優位性を図っている。
地元の需要を考慮し、組み込み系のシステム開発のスキルをアップするため、ロボット教材を使っており、ロボットコンテストなどにも応募している。
コミュニケーション能力の向上を図るため、面接ノウハウ、会話の仕方、文章の書き方、といった内容の講義を取り入れている。
常勤教員のうち3名は、地元企業からの出向者である。
元県職員の非常勤職員を、学生募集及び就職担当として雇用している。
北上市は、中国の三門狭市と姉妹都市で、過去12人の留学生を受け入れている。留学生は厳しい選抜を経ているので、たいへん優秀である。一人当たり年間250円程度のコストを市が負担している。
奨学金制度を拡充し、年間20人の奨学生を30人に増員した。
30部屋の学生寮を提供している。現在部屋は満室状態である。
【特徴】
今年度は123名もの入学者があったが、特別な施策を実施したわけではなく、地道な教育訓練、学生募集活動、就職支援の成果が実った結果である。
市の職員やCAの事務長、校長、教員に話を伺ったが、市長を始め関係者が、CAを大切にしていこうという雰囲気が感じられた。
留学生の受け入れと、学生寮が存在することが、特徴である。
【本市に対する考察】
コンピュータ・カレッジの運営を継続するためには、コスト面が大きな課題ではあるが、それよりもなにより、カレッジを取り巻くステークホルダ、なかんずく、学生を送り出す、高等学校や親、卒業生を受け入れる企業の、信用、を得ることが大切である。
ステークホルダーの信用を得て、学生が多く集まれば、コストの問題は解決する。
信用を得るためには、よりよい卒業生を世に送り出すしかない。よりよい卒業生を送り出すには、教育訓練の充実・強化以外にない。
いかにすれば、学生に対する職業訓練の充実・強化を図れるか。それは、トップのマネジメント能力の向上、教員の指導力・専門能力の向上、カリキュラム・シラバスの工夫なくしては図れない。
いわきコンピュータ・カレッジの運営継続に当たっては、国による費用負担がなくなる可能性が高い今回のタイミングで、抜本的に職業訓練の充実・強化について、再検討が必要である。
山本健一 記







