パライバ・トルマリン | INTERTRADE Cross Talk(インタートレード クロストーク)

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このブログは健康を愛する方に向け、これまでにない視点で健康について語っていきたいと思います。
健康テーマを生命誕生の海からの贈り物七つと我々哺乳類が進化してきた山からの贈り物を関連させ、分かりやすく皆様にお届けしたいと思います。

トルマリンという宝石があります。
この石は電気石ともよばれ、石の両端に電極をつくり、静電気を流し続けます。
その特徴を生かし、健康器具などにも一部使われています。
トルマリンは青や緑、黄色、赤など様々な色の石が各地で産出されています。

その中でも、別格の宝石として扱われているのがパライバ・トルマリンです。
一度、見せてもらったことがあるのですが、とても綺麗な青色で、青の洞窟のような輝きでした。
パライバ・トルマリンのパライバとは、ブラジルのパライバ州のことで、はじめてこの地で青色の輝きを持つトルマリンが産出され、この名前が付けられたそうです。
パライバ・トルマリンは、他のトルマリンとは異なり、本来化学反応をしてしまう銅とマンガンが石の中に閉じ込められ、ふたつの成分から独特の蛍光色のような青い輝きを発します。

1980年代後半に発掘されたこの宝石は、その後、10年も経たない内に枯渇してしまい、希少な宝石として扱われています。
発掘当時、日本はバブルの最中だったので、多くのパライバ・トルマリンが国内に持ち込まれたそうですが、今はなかなか見る事ができない宝石のひとつだそうです。

その後、アフリカ大陸のナイジェリアでも青色のトルマリンが発掘されましたが、ブラジルのパライバ産の方が色の質が高く、貴重な宝石として君臨しているとのこと。

もともと、ブラジルのある南米大陸とアフリカ大陸は白亜紀(1.45億年~6600万年前)まで同じ西ゴンドアナ大陸であったので(先祖の話「番外編6」の写真2枚目と3枚目) 、まだ、南米大陸やアフリカ大陸のどこかにパライバ・トルマリンのような輝きを持つ宝石が埋もれているかもしれませんね。