こんばんは。タロットよみのかげした真由子です。

さて、


本日は「剣の6」を語ろうと思います。
今日は講座モードかも・・・


やっとかな「剣」の数札が出てきたのは!


「剣」についてはこちらもお読みくださいね。↓

なんで刃物の「剣」=「思考」「意志」なのか?
こちらに書きました!

http://ameblo.jp/itsumi6/entry-11976010552.html



さて、今回はその「制限」の象徴でもある
「剣」「6」が組み合わさったカードです。


剣は制限、この世で制限する役割を
持ってるのは刃物、そして剣、


現実的に置き換えると昔の時代で言う「剣」は
「言葉」だよーといつも
お話しをいつもさせていただきます。


昔、人を制限するモノ・・つまり武器は「剣」だったけど現代は「言葉」なんですね。


「ペンは剣よりも強し」といいますよね。
もちろん使いようで良いモノにも悪い物にもなる強力な作用をもつ代物(=言葉)です。


まさに 言葉=剣 なワケです。
思考=剣
理性=剣
意識=剣
っていってもいいですね。

左脳チックなのね。


一方「6」というのは、「2」という数が3つ合わさったモノです。


「2」は二つの物事の調和・引用を象徴し、
それが二倍の「4」になると安全・安定になります。



そして調和がバージョンアップして3倍。


つまり「6」になると
共生というキーワードが生まれます。



「2」というと夫婦の単位です。男と女。
で、そのカップルが子供をもうけ、家族が出来ます。
家族がたくさん集まるとそこに村や町が出来、
「共に生きる」という段階なります。



調和がバージョンアップすると、
共に生きるという要素が強くなるんです。


で、このカード。


あらためてみると向こう岸に舟で渡してもらっている人が描かれています。
あ、下のカードはクマだけど・・・。

一人で渡っているのでもなく、誰かに助けてもらっている感じ。
まさに 共に生きる「6」らしいカードです。



そして剣は人生を制限するもの、
制限するというとブロックみたいですが、
ここでいう制限とは「区別」「判別」
というニュアンスを持ちます。


制限することで人は不要なモノを知り、
選択をし、判断をするわけですから
必要な事なんです。


ですのでこの「剣の6」
もう少し現実レベルな表現で言うと


「理性的に助けられる」
「理性的に解決する」


っていうカードになるんです。

「良い環境へ移行する」

ってことでもあります。


さくっと、明確に向こう岸に渡ることで解決しましょ、
って様子が描かれているワケです。


とっても論理的で理性的で、
そこに情感はあまりない、
そういうカードでもあるんですね。



じゃあ、物事の解決は全て理論的に、
理性的な要素だけで可能なのか?





否です。


実はそれだけではないことをこのカードは教えてくれます。

舟は水の上を行き来するものです。

はタロットの世界的には「感情」「心」です。


絵を見ていただくとわかるように
水の上に理性があるのです。

水の流れに沿って舟をすすめると
上手く向こう岸にわたれるのです。


つまり、舟で渡るという
「わかりやすい理論的な解決」は
ただ理性だけではなく
私達の感情があるから
成り立っているってことでもあるんです。




で、久々に潜在意識のお勉強のお話しを少々・・・。


ほらみなさん潜在意識って説明でこんなのみたことありません?





水面上に見えているのは、ホンの3%ほど。
私達が頭の中で言葉で認識しているって
「意識」はこれっぽっちしかなくて、


実はそれ以外の情報の方が多いんだぞーって説明です。



そして感情や感覚が人生に
大きな影響を及ぼしているのです。



頭で選んでいるはずだけど、
実は潜在意識で選んでしまっている事って
とても多いってやつね。



「痩せたい」と思いつつ。太っちゃう。みたいな。



「痩せたい」=理性(水面上の氷山)
「ほんとは喰いたい」=本能(水面下の氷山)



だからです。


「ほんとは喰いてえ・・・」が勝ってしまうのは、こういうわけです。



で、この二つの絵を比較してみてね。
この 「剣の6」   と   「氷山と絵」




向かって左側の図の「剣」「舟」
右側の図の「水面上の氷山」なんです。

で、左側の図の舟の下にある水面
この水中にある水面下の氷山だと思うんです。

どっちも水中。


つまり

この舟が無事向こう岸に渡るためには
舟を一生懸命こぐだけではだめで、
川の水の流れに沿っていかないとだめなのね。


潜在意識とよばれるモノ、
本能、感情感覚を味方に付けないと
流れに上手く乗れないんですね。



「痩せたい!」とおもっても痩せないって事になります。


「痩せたい」のであれば
「痩せるの♡ワクワク」って
潜在意識にインプットさせなきゃだめなわけですね。


河の流れをちゃんと知らないとねってことです。


理性と感情が同じ向きを向くって事が大事です。


(おお、久しぶりに潜在意識のこと語った♡)


だって理性も感情もあなたという
「一人の人間」だからです。


氷山は一個だからね。
水面上の氷山と
水面下のものと
別々には動けませんモノね。



てなわけで


本当の意味での問題の解決
理性的にがんばるだけでは
不可能です。




残念。


できたとしてもしんどいし
燃え尽きそうになる可能性が高いです。


つまり、問題解決をしようとするときは、
あなたが心の奥底から納得してないとねってことです。


心自身が「解決したい」と心底望んでいるかどうか?
ってこと。



「なんとか解決しないと!」って
がんばることも悪くないのですが
そればっかり、頭でばっかりで
解決を図ろうとして
上手くいってないときは



「私は・・・なぜ
 解決したくないのだろう」


「解決すると
 なにがこまるのん?」



と問うてみると良いかもしれませんね。



水面下の氷山は
「解決したくない」って
居座っているわけですから・・・


川の流れは舟とは逆に流れちゃっているわけですから・・・。


それなりに理由はあるはずです。


そしてついでにいうと
人間はどんな変化にも対応は出来るけど
変化したくない生き物でもあります。


現状維持が一番安心だと思っちゃう。


だから今、
何か解決したいことがあるときは
同時に「解決したくない」自分を
どこかで認識しながら進むことも
大事だったりします。



まずはそれを知る、


そこから本当の
解決はスタートするんです。


それを教えてくれるのがこのカードです。


本日もお読みいただきありがとうございますっ。