ルーツ探しの旅④~6月28日(火)~ | The New York Blog

ルーツ探しの旅④~6月28日(火)~

昨夜はホテルのネット接続が調子悪いかったので、昨日の夜のうちに書いたものを今コピペでアップ。



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睡眠1時間半で起きて、アテネ空港へ。午前6時55分発のアリタリアでローマへ赴いた。



そう、今、ローマ。



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ここも、20年ぶりくらいだろうか。高校時代は何度も来たが、それ以来多分行っていないと思う。



今更ローマについて買いても、読者の方も行かれた方は多いと思うので、今日は、どこに行って、その後どこに行って、という記事や辞めて、写真はまた後日まとめてアップするととして、今日は趣向を変えて。。。。




ローマで投宿した安ホテルの近くに、「La Dolce Vita(甘い生活)」というお店があった、と思ったらストリップ小屋だった。ウケタ。



なんて話ではなく、ご飯とワールドカップの話に絞って書く。これなら共通項も多そうなので。



今日の昼は、「いかにも観光客が行きそうな」イタリアンレストランに入ってみて、どんなものか味わってみたい、というプロジェクトに挑戦してみた。スペイン階段近くの、いかにも観光客向けのレストランに入り、コーラとトマトソースのスパゲティを注文。期待通りのものがでてきた。気の抜けたコーラ。そして茹で過ぎのパスタ。べっちゃりした味の深さがないソース。はっきり言おう。スパゲティの端もばらけてなくて塊になっていた。お客さんはアメリカ人をはじめ、外国人のみ。イタリア人は一人もいない。店員は全員イタリア人だったが。大体メニューに、本来付け合せの筈であるパンやオリーブも金額が書いてあるから嫌な予感がしたのだが、ものの見事に的中してしまった。もう二度と行くまい。総計15ユーロのダメージ。



そしてワールドカップ。バチカン観光からの戻り、丁度日本対パラグアイの時間になった。そこで適当にテレビがついているレストランに入って試合を見たのだが、ビールを頼んだら、「大?中?」と聞かれたので「大」と適当に言うと、とてつもなく大きいビールがでてきた↓



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でてきた時、思わずサッカーも忘れて笑ってしまったが、これを飲んで、続いて中ジョッキを飲んだ。



まあ残念な試合だった。比較的安定はしていたけれども、勝てる感じは全くしなかったのは僕だけだろうか。見所が少ない試合というか。岡田監督は、途中からはもうPK戦作戦だったのだろうか。



ところでこのお店、調理場にいるのが全員バングラデッシュ人だった。昼下がりでお店も閑散としていたこともあって、地下からでてきて一緒に試合を見ていたのだが、アジア勢は日本だけだからと、一緒に日本を応援してくれた。ここもかなり観光客向けっぽいお店だったのだが、昼のランチが今ひとつだった理由が分かったような気がした。いい人達だったけれども。イタリア人店員もいい人たちで、結構色々話しかけてきて、ポテトチップをサービスでくれたりして、サービス的にはよかったし、食べ物は注文していないのでレストランの評価は難しいけれども。


ま、兎に角、僕と、バングラデッシュ人のウェーターと、イタリア人の店員たちと一緒に見ていたのだが、なんだか今ひとつ盛り上がらない試合に興味が持続しない感じだった。イタリア人店員が無理やり「ゴール!!」と何度も叫んでいたのはご愛嬌か。正直言うと、僕が疲れと睡眠不足とビールで後半途中居眠りしていたのを脅かそうとしていただけなんだか。さすがイタ公の発想。



夕食。夕食は、ローマで一番うまいピザを食いに行くことを決めていた。こういう時はローカルの友人に聞くのが一番と、事前に高校時代のローマ出身の友人にお店を聞いていた。僕の高校はインターナショナルスクールだったので、世界のどこに行ってもそこには知り合いや友人がいる、というのが今となってはとてもかけがえのない資産になっている。ガイドブックに頼るよりも情報が正確なので、リスボンに行った時も重宝した。


高校時代もローマで美味しいピザを食べた記憶はあるのだが、もうどこにあるのかさっぱり。友人は現在欧州中央銀行(ECB)勤務で、ローマには住んでいないのでメールで情報を聞いただけなのだが、幾つか候補を教えてくれた。生地が薄いローマ風と、生地が厚い、世界的に有名なナポリ風のお店の両方を数店ずつ。どっちに行きたい?と。これは困った。


勿論ローマっ子の彼女はローマ風をお勧めしていたけれども(余談だが、彼女は今「めちゃ」仕事が忙しいという。当たり前だが)。



ここで考えた。ローマは明日まで。食べられる食事には限りがある。今日のうちにローマ風とナポリ風のどちらのピザがうまいか、決着をつければいい、と。そういえば「地球の歩き方」には、「ピザはイタリア人が軽い夕食にしたい時に食べるもの。ピザだけを食べたければそれだけを注文して問題ない」とあった。イタリア人の「軽い夕食」程度であれば、二枚食べられないことはないであろう、と。



というわけで最初に行ったのが、ローマ風ピザを出す、ナボーナ広場近くのMontecarloというピッツェリアへ。


炭酸水と、僕が一番好きなCapricciosaのピザを注文した↓ローマっ子お勧めのローマピザ。



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なるほど、皮は薄めで、パリパリしている。美味しい。完食。全部で10ユーロ。




続いて、そこから歩いて5分の、(やはりナボーナ広場近くの)ナポリ風ピザを出す、Acchiappafantasimiというお店へ。カラブリア州の料理を出すレストランだった。メニューを見ると、1998年に世界ピザ選手権3位になったという、Pizza del Campianatoというピザがあった。チェリートマト、モッツアレラ、カラブリア産オレガノ、未調理オリーブオイル、が材料とある。これだ!美味しそうだ!と楽しみにして待っていると、来た↓



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白いピザだった。これでは比較ができないじゃん。。。。



味の方はオレガノとオリーブオイルが効いてなかなかよかったが、個人的にはトマト系の方が好き。生地は確かにこれがイタリアのピザでは普通の厚さで、ローマのパリパリ感とはだいぶ違う。友人は、これを”thick”と表現していたけれども、シカゴにも住んだことがある僕にとって、これはthickではない、などと頭をよぎる。まあ、ローマっ子にとってはシカゴのピザは相当有り得ない食い物であることは分かっているのだが。。。と、色々考えながら完食。またもや炭酸水と合わせて、今度は13ユーロ。




ということで、本日夕食はピザ2枚を完食。おなかはパンパン。幾ら違う種類を食べ分けたとはいえ、ちょっとやりすぎたかな。しかも、結論は明日に持ち越しになってしまった。。。。