モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか/ダニエル・ピンク

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レビュープラスさん、献本ありがとうございます。

今回の献本は、ダニエル・ピンクの「モチベーション3.0 持続する『やる気!』を引き出す方法」、前300ページのうち、180ページを読ませていただきました。

クリントン大統領政権下のアル・ゴア副大統領のスピーチライターであり、ベストセラー作家であるダニエル・ピンクが、経済学に足りない「なにか」を解き明かす。マネジメントの概念をひっくりかえすコペルニクス的考えの転換。決して新しくない、人間の動機づけに関する実験をもとに、今まで信じられてきた行動分析が効果のない時代遅れのマネジメント法であるかを解説します。

著者いわく、行動科学は、スキナーの機械論的研究に基づいており、人間の行動を刺激と反応という単純な構造で分析するが、人間はそんな単純なものではない。行動分析は、人間の望ましい行動を繰り返し引き出すためには、望ましい行動のあとの報酬と、望ましくない行動のあとの罰が重要だという。たしかに、このアメとムチはルーチンワークにおいて、効果をあげてきた。しかし、21世紀、先進国において、ルーチンワークはアウトソーシング、機械化され、それに従事する人口は減る一方である。これからは、ヒューリスティックとよばれる、発見的なまたはクリエイティブな仕事が求められてくる。その時、このアメとムチは、効果がないどころか、かえって成果があがらなくなるという研究結果がでている。クリエイティブな仕事におけるモチベーションをあげるものは、内発的動機である。これを、著者はモチベーション3.0と呼ぶ。このモチベーション3.0を持続させる3つの要素は、自律性、マスタリー(熟達)、目的である。

もし、モチベーション3.0の立場をとるなら、今、教育界で注目されている「ペアレント・トレーニング」は間違いということになります。「ペアレント・トレーニング」は、ADHDをもつ子どもに対するひとつの行動療法で、効果があるとされています。もちろん、行動療法なので、報酬(トークンエコノミー)と罰(注目の中止、無視)を用いることでADHDの子供の望ましい行動を増やし、望ましくない行動を減らす、ということになります。

ADHDにかぎらず、特に小学校では良く用いられている方法です。「よくできましたシール」は、私の必需品です。不登校の子供が登校できたら、カレンダーに貼ったりすると、自分のがんばりが視覚的に確認できて、励みになるようです。

ただし、これは小学校の中学年くらいまで。小学校の高学年、中学生はもはやシールではよろこびません。だからといって、「将来に対する不安」が背中を押すこともないように思います。いくら先生が「受験生なんだから」とか「将来どうするの」という言葉をかけても登校につながることは少ないように思うのです。

自我がはっきりしてからは、やはり「内発的動機」、モチベーション3.0が必要だということなのでしょう。

では、どのようにその「内発的動機」を引き出すか?子どもを褒めるときのコツは?

気になる~!!というのも、献本では、全300ページのうち180ページまでしかいただけなかったので、そこが読めないのですよ。気になってしょうがないので、注文してしまうこと間違いなし。

ビジネス人だけでなく、教育に関わる人にも読んでほしい。気持ちがいいだけの育児書を読むより、刺激的でためになると思います。

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