9月25日、「天空の御柱」と呼ばれる車山御柱祭に参加してきました。
そのレポの後編です。
小休憩した「車山大曲り」からは、山頂の気象ドームが良く見えます。
神社は、ドームのすぐ脇。
ゴールが、ずいぶん近づいてきました。
一番の見せ場「車山の大曲り」で、90度方向転換です。
ラッパ隊に励まされながら、無事向きを変える事が出来ました。
そして木遣りから始まって、ラッパ隊に突入。
リフト山頂駅まで、一気に曳行します。
山頂直下まで、一気に曳き上げてきました。
ここで弁当が配られ、昼食タイムです。
お弁当は、「峠の釜めし」で有名な【おぎのや】さん。
筍ご飯が、思いのほか美味しかったです。
食後、トイレに行っている間に、なんと曳行が始まっていました。
リフトで下りて行かないと、トイレが無かったのが痛かった・・・
でも、曳行を見上げる形で良い写真が撮れました。
山の斜面を、曳き上げている雰囲気が伝わってきませんか。
おっ、珍しい!
雲に、飛行機雲の影が映ってます。
御柱に追いついた時には、山頂まで来ていました。
時間が押しているようなので、すぐに角や飾りを外します。
そして、丸裸にされた御柱。
御柱の向きを変え、さらに神社の前まで曳行しました。
車山神社の鳥居をくぐります。
無事、社殿前まで曳入れ、これから「斧」の神事が始まります。
「斧」と書いて「よき」と読むのですね。
氏子代表の方々が「斧」を入れた後、「冠落とし」が始まりました。
諏訪大社の「冠落とし」は「斧」で手作業ですが、
こちらはチェーンソーで切り落としていきます。
先端を三角錐に落としていくので、慣れてないと大変かもしれません。
まるで宮大工のように、その場で御柱に墨を入れていき、
待ったなしでチェーンソーの刃が入っていきました。
最前列に陣取っていたので、その迫力といったら凄いです。
木くずまみれになりましたが、良いものを見させてもらいました。
「冠落とし」が無事終わり、いよいよ御柱の建て方です。
柱を建てる穴は、あらかじめ掘っていたようですね。
まずは、御柱を所定の位置まで曳込みます。
そして氏子の方々が、御柱に乗りました。
木遣りが響き、続けてラッパ隊の演奏が始まります。
それに合わせて御柱を曳き上げていきますが、
下に控えるギャラリーも両手をかざして様子を見守りました。
そこにいる皆が一心同体になった感じは、
ただ見守っているだけでも感慨深いものになりますね。
無事御柱が建ち上がりました。
柱に乗っている氏子さんの表情に、達成感が表れていますね。
御柱が無事建ったところで、木遣りの先生が登場です。
そして、「天空の御柱」の垂れ幕が下げられました。
滞りなく終わった感謝に、紅白餅ならぬお菓子を投げています。
この辺りは、こういう風習が残っているんですね。
最後に、万歳三唱を3セットをやって散開になりました。
予定時間より約2時間オーバーでしたが、
祭なんてそんなものさ・・・ですよね。
三々五々、山を下りていきます。
リフトで下りたのですが、普段乗らないだけに下りは怖いですね。
中腹まで下りてきて、山頂を見上げました。
朝から夕方まで一日がかりの行事でしたが、楽しかったですね。
また7年後に、参加したいな。
「冠落とし」の時に出た御柱の破片と、お清めの塩をいただいてきました。