日米安保と6月15日
昭和35の年6月15日、半世紀前のきょう、日米安保条約の改定に反対する学生デモが国会構内に突入、
警官隊との間で大規模な衝突となりました。
旧安保条約に代わるものとして日米間で改定安保条約が昭和35年1月19日に署名され、
衝突の起きた8日後の6月23日に自動的に発効しました。
新安保条約はその期限を10年とし、以後は締結国からの1年前の予告があれば、
一方的に破棄出来ると定められました。締結後10年が経過した昭和45年以後も破棄されず、
現在に至っております。
「対等な日米同盟」を掲げ、沖縄の基地問題に取り組んだ鳩山由紀夫前首相でしたが、
力及ばず、普天間基地の移転先も、結局、辺野古地区に落ち着くこととなり、
辞任したのは周知のことです。
しかし、退陣にあたり、「アメリカに依存し続ける安全保障、
これから50年、100年続けていいとは思いません」、また、「私の時代は無理でありますが、
あなた方の時代に日本の平和をもっと日本人自身でしっかりと見つめ上げていくことができるような、
そんな環境をつくること。現在の日米の同盟の重要性はいうまでもありませんが、
一方でそのことも模索をしていただきたい」と、
なるべく自主的な防衛がのぞましい、との発言を残しています。
結果はどうあれ、いずれ我が国が取り組まねばならないにもかかわらず、
放置されてきた問題に取り組もうとした姿勢と意欲は評価できます。
それだけに、この結果は残念です。
お話は変わりますが、昨日お知らせしました第106回「一水会フォーラム」が、明日開催されます。
また、6月下旬ごろ、「第10回多摩・武蔵野御陵勤労奉仕活動」を行ないます。
今回は20名ほどの参加が予定されています。「一水会フォーラム」は当日参加も可能ですので、
会場のホテル・サンルート高田馬場3階会議室に直接お越しください。お持ち申し上げております。
また、勤労奉仕活動も継続して行なっておりますので、
次回参加募集の際、一水会事務局までお問い合わせください。
ところで、南アフリカで開催されておりますサッカーのワールドカップですが、
日本代表がカメルーンを1-0で降し、初戦を勝利で飾っております。
このままの勢いで勝ち進んで欲しいものです。