秘密の29年☆赤い糸の行方

何度別れても、切れることのなかったふたりの糸。二股だったときも、彼が「あの人」と結婚してしまったときも、わたしが海外で暮らし始めたときも。音信不通6年、14年ぶりの再会から、再び動き始めたふたりの恋。国境を越えた超遠距離・婚外恋愛。


テーマ:
<「責任」の続きです。>

前記事に続くハニーからの手紙です。

*注 ( )内はわたしの言葉です。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
<ハニーからの手紙【12】>

お前はまるで俺に“はめられた”
と思っているように見える。

そのことも俺の気分を悪くさせる
要因のひとつだ。

俺としてはそんなことは、
もっともしたくないことなのに。

でも不幸にも現実は、毎日のように
お前からはその雰囲気が漂っている。

その証拠にお前は俺に対し、
敬意を持ち合わせていない。

俺をすぐ子供扱いする。

たとえ俺が馬鹿げたことを
したとしても、
お前には俺を子供扱いする
権利などないはずだ。

お前は頼みごとをする代わりに、
お前の要求を俺にそのまま
押し付けることが多々ある。

まるでお前にその権限が
あるかのように。

こういったことを踏まえても、
お前は俺との結婚にはめられた
と感じているように思える。



俺がお前が期待していたのとは
程遠い人間であることは
承知している。

いい夫でもいいパートナーでもない。

俺は太郎(下の子)には甘いのに対し、
お前と姫子(上の子)には
厳しすぎることもわかっている。

お前たちふたりには
すぐ短気になって、怒ってしまう。

それは俺の短所だと自覚している。

残りの人生で改善するよう、
努力していくつもりだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


(結婚に関して、
ハニーにはめられたなどと
考えたことはない。

逆に母親になるチャンスを
与えてくれたことに
感謝しているぐらいだ。

あのとき。

「妊娠」というハプニングが
起こらなかったら、
おそらくわたしは一生
子供を持つことはなかっただろう。

だからわたしはハニーとの出逢いを
否定的に考えたことは一度もない。

今の生活も気に入っている。

普通に日本で生まれ、
普通に生活していたら、
絶対に住むことのなかった
土地にいる、ということ。

きれいな海に囲まれて暮らす毎日。

近隣の小島をボートで訪れ、
食事やバケーションを楽しむ。

そんな生活をさせてもらって
いることを感謝している。



わたしは子供の頃、
母親に怒られてばかりいた。

母親が怖くて、
自分のしたいことが出来なかった。

その「したいこと」というのは
今考えればとてもちっぽけなことで、
例えばクラスメートたちが
見ているテレビ番組を
わたしも見たい、
という程度のものだった。

家ではいつも勉強しているか
本を読んでいるか。

そうしないと怒られるからだ。

それがどうやらおかしいと
気がついたのは
中学生になってから。

それからわたしの反抗期が始まった。

毎日毎日、家の中では
母親との言い合いが続いた。

反抗期を過ぎてからは、
母親が怖くなくなった。

口やかましく言われても、
わたしはわたし。

好きなことは好きなように
やってきた。

でもハニーと暮らすように
なってからは、
彼が声を荒げるたびに
(本人は怒っているつもりは
ないらしい)
子供の頃のことを思い出してしまう。

結局、わたしは一生
怒られながら暮らすのか。

そう考えるとため息が出る。



ハニーが怒る対象は、大抵の場合、
姫子とわたしである。

太郎が同じことをしても
太郎は怒られない。

それは男と女の違いかな
とわたしは勝手に分析している。

女特有の遠回りな言い方や、
しつこさ。

それがハニーの癇に障るのだろう。

彼にはオンナというものが
理解出来ていないんだと思う。

思わず言ってしまった。

「あなたは女の扱い方が
わからなのよ」)


(続く)

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