夢のようだった、あのひととき | バレエが街にやってくる!実行委員会のブログ

 舞台写真3葉をHPトップページに公開しました。写真を提供くださいました松山バレエ団様、撮影の株式会社エーアイ様、ありがとうございます。

 写真を眺めながら、改めて「あの時間」を振り返っています。


 昨年の夏からこの企画を準備してきた私たち実行委員会も、本当に公演が実現し、無事に終了した今、なんだか「あれは本当のことだったのかしら?夢を見ていたのではないかしら?」という不思議な気持ちに満たされています。

 確かにこの眼で観ました。森下さんの美しくて軽やかな動き、白鳥の乙女たちの見事な表現、豪華な王宮での戴冠式、そして湖。幻想的な照明の中で、時間を忘れました。

 

 夢だったのかもしれない!とも思います。

 それは、たくさんの人々の思いが結集すれば小さなことであれ、ひとつひとつ必ず実現させることができる、という「夢」だったのだと思います。


 「白鳥の湖」全幕を、石巻中学校体育館の舞台用に特別に製作してくださったスペシャルな公演。

 体育館の空間と、1時間40分間余りの時間とを共有した石巻の子どもさんがた、大人の方々の心に、あの「夢のひととき」が温かな灯りをともすことになったとしたら、こんなに嬉しいことはありません。


 松山バレエ団のみなさま、美しい舞台を本当にありがとうございました。また、全国からこの公演を応援し、支援してくださった多くのみなさま、心から感謝を申し上げます。

 美しいものには、人を支える力がありますね!

 そして、支え合っていこうと思う心は、美しいものですね!

 私たちは、石巻中でのバレエ公演を通して、決して醒めたくない「夢」に出会ったような気がしています。