2009ヤマザキナビスコ杯決勝 FC東京vs川崎 村上主審評
テーマ:審判レポート■主審:村上伸次
採点:5
1分、背中を押したジュニーニョのファウル。
2分、競り合いで下に入った平山に。直後、レナチーニョをひっかけたファウルをとる。
3分には伊藤を押した平山のファウルを副審と主審が同時にとる。
5分にはテセ。7分には中村を倒したファウル。
立ち上がりからファウルであればしっかりととる。とは言え、全てのコンタクトをとるわけではない。タフで、かつファウルをしっかりとるためストレスのない基準となった。
23分の平山が菊池に倒されたのをアピールするが、自分からもらいにいったためノーファウルに。しっかりとしたポジションでみていた。
24分、ボールを浮かしてかわした平山の足をけった横山に警告。
30分、平山をひっかけファウル。
32分、今野がテセを倒してファウル。スタンドから見ると、不可解なファウルにみえたが、スローで観ると、今野が腕でテセを押していた。
39分、米本を倒したジュニーニョのファウル。
42分に椋原が倒れた時も、なんでもないコンタクトと見抜きプレー続行を促すなど、アクチュアルタイムを長くするレフェリングも見せる。
43分の平山のスライディングタックルはボールにいっているものの、斜めからで足にもいっているためファウル。
44分の中村へのファウルも、中村の演技と見ずにしっかりととった。
後半に入ってからも妥当なレフェリングが続く。
53分の谷口の競り方はファウルにも見えたが、影響していないということで流したのだろう。
57分の鈴木のドリブルに対するショルダーチャージはフェアなためノーファウル。
直後、58分にはスピードに乗ろうとするレナチーニョを引っ張って倒した米本に警告。
62分、ボールの前にたちFKのリスタートを遅らせ、さらに壁の距離も短くしてリスタートを遅らせた羽生に警告。
65分の抜け出したレナチーニョへの徳永のチャージはPKをとる主審もいるだろうが、とらなかったのはミスジャッジではない。今日の基準ではPKではないということだろう。
その後も妥当な判定が続き、荒れることなくタイムアップのホイッスルが鳴り響いた。
超満員の国立競技場。
ひとつの判定ごとに怒号が起こる。
そんな雰囲気のなか、村上主審はスタジアムを嫌な雰囲気にすることなく試合を終わらせた。それは簡単にできることではない。もちろん、その裏には選手たちの素晴らしいフェアプレー精神があるのだが。
村上主審の基準のバランスの良さなくしては、今日のエキサイティングな試合はない。そういった意味でも、「彼なしに試合はありえなかった」採点:5をつけたいと思う。
今季、村上主審は前半戦でいくつかミスジャッジをしてしまった。それでも、今日素晴らしいレフェリングをみせた。
「一度ミスをしたから下手な審判」
そんなことはないのだと村上主審自らが体現したのを同じ審判として嬉しく思う。
~採点基準~
5:彼なしに試合はありえなかった
4:普通に試合を終わらせた
3:ミスにも見えるシーンがあったが、試合に影響はなかった
2:ミスがあり、試合に影響した可能性もあり、微妙な観がある
1:ミスから試合の流れを変えてしまった
0:試合を壊してしまった

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1 ■これほどレフェリングが気にならなかった試合は久しぶり
現地で応援してたフロンターレサポとしては本当に本当に悔しい試合でしたが、村上主審のレフェリングは素晴らしかったと思います。全体的にやや流し目で、試合にスピード感がありましたね。後半にFC東京の選手が倒れこんだときも両手を高く上げて「時計は止めている」と示してくれたので、「早く起きろよ!」とイライラする必要がありませんでした。レナチーニョのPKはとってほしかったですが、よい位置で見てた線審も主審と同じジャッジだったので諦めざるを得ません。
対戦カードは忘れましたが村上さんは前節も良かった記憶があります。このまま安定したレフェリングを続けていただきたいです。