おはようございます、石井です。
気が付けば11月も半ばを過ぎました。
これからどんどん慌ただしい季節に入っていきますが、
持っているパワーをいかんなく発揮していきたいものですね。
そのためには、いつでも健康な状態であることが望ましいでしょう。
というわけで、今回は、
アーユルヴェーダの観点から病気の状態について書きたいと思います。
◎未病の4段階とは
アーユルヴェーダと西洋医学とでは、
病気と健康の位置づけが大きく異なります。
西洋医学では、病気でなければ健康であると定義します。
中国医学や漢方医学では、病気が発症する前の状態を「未病」と定義し、
その時点で対処することをすすめています。
これは、予防医学的な観点を強調しているといえます。
アーユルヴェーダでは、未病の段階をさらに4つに細分化しています。
未病は、
「蓄積」
「増悪」
「播種」
「極在化」
という4段階で進行していきます。
このように、病気の過程を克明に観察することで、
それを防ぐ手立てが存在するというわけです。
<西洋医学>
健康 | 病気 |
<中国医学>
健康 | 未病 | 病気 |
<アーユルヴェーダ>
健康 | 蓄積 | 増悪 | 播種 | 極在化 | 発症 | 慢性化 |
病気の原因はさまざまですが、
生まれもったエネルギーのバランスがくずれることが、
すべての病気の原因になります。
つまり、エネルギーが増えすぎ、ある部位にたまっていき、
そこで局所的に憎悪するということです。
さらに症状が進むと、最初に増悪した場所から体内に広がっていくのです。
全身が異常な状態となって、特に弱いところで極在化するようになります。
その場所で症状が明らかになることで発症し、次第に慢性化していくのです。
このように、病気は病素の蓄積からはじまって慢性化するまで
計6段階で進んでいきます。
健康な状態を入れると7段階です。
実に長い過程のもとに疾患がつくられていくかがわかります。
アーユルヴェーダではこれらの段階に応じて、
種々の方法により診断するのです。
エネルギーのアンバランスの段階で問題を解消しておく必要があります。
生きとし生けるものすべての幸せを願って
石井 泉~axia bios~
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