先生のひとりごと「子どもが口ごたえばっかりするんです!?」 | いしど式そろばん 沼田先生のブログ

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お母さんの愚痴のひとつに

「うちの子最近は口ごたえばっかりで」

というのがあります。

私はそれを聞くと「良かったね」と喜ぶので、不思議そうな顔をされます。



何故良かったのか。
それは「口ごたえ」や反発をする時期というのは、
自分の頭で考え始めた証拠だからです。
親の言う事を聞く子は、
一見良い子と思われるかもしれませんが、自主性が無いとも言えます。
考えるからこそ疑問が出てきたり、反発もしたくなるのです。



日本の教育にはディスカッションが足りないと感じています。

黙って聞くことが学習であるという昔の教育は、
グローバルな現代社会では通用しない場面が増えています。

ある考えに対して自分なりの見解を持つこと
→それを言葉にして、相手に伝わるように発信すること
→相手の言い分も理解すること
→そして、解決方法と適切な手段を見出すこと。

相手を説得するためにはロジカルに考え、表現力も必要です。



大人は自分自身の経験から、
「あたりまえでしょ」と子どもの意見を
一刀両断してしまうことが多くありますが、
子どもの反発を好機ととらえて、意見に耳を傾けてみてください。

十分に聞いたうえで、「どうしたいのか」
「どうするべきか」を聞いてみましょう。

口ごたえをする時期というのは、
逆にしっかりと納得できたことに対しては実行力を発揮します。

子どもの口ごたえの時期は、親がお口にチャックをする時期でもあるのです。