サイバーエージェントのブログサービス「Ameba(アメーバブログ=アメブロ)」が、2009年9月期の第4四半期は初の黒字になった。同社は今期、Ameba事業で約30億円の営業利益を計上する見通しだ。来期には、サイバーエージェントの収益を支える新たな主力事業としての地盤を固め、アメブロ事業における約60億円の累積損失を一掃するという。
ということで、アメブロは遂にマネタイズに成功したようだ。
http://www.irwebcasting.com/091113/03/e546f2d62d/main/index_hi.htm
これは僕にとっては、驚きのNewsであり、嬉しいNewsでもあった。
以前、藤田晋がインタビューで、
「ブログ事業を基幹事業に育成する」という戦略を話していたことがあった。
その時は、「どうやってやるの??広告??難しいでしょ~。」って素人ながら思っていました。
でも、サイバーエージェントからすれば、「ネット広告代理店事業」という性質からして、
(1) 価格以外の差別化のしようがない (vs. Yahooは自社媒体としてのYahoo.co.jpがある)
(2) 広告代理店事業は、景気に左右される市場である
(3) 市場自体が伸長市場ではありながら、どこまで伸びるか定かでない
こんな市場で、Yahooなどに比べれば利益率の低い、ある意味「価格での差別化」しか方法のないフォロワーとしての事業展開をする中で、「強み」をもたなければ、事業は「景気」と「価格競争」によってFluctuateし続け、継続的な成長は難しいことを理解した「藤田晋」が、差別化要因として自社Mediaを持つためのAmebloを育成するという戦略を決断したのも当然ではあると思う。

藤田晋

26歳 最年少でマザーズに上場
31歳 ブログの流行とともに、Amebloを立ち上げ
そこからPVを順調に伸ばし続け、いまや116億PV/月になっているようだ。
今後成長を続けるかもしれないブログ(現在のブログ人口は日本で2000万人程度。まだまだ伸び白があるし、ブログ大国である日本での技術の強みを発揮すれば、グローバルでも戦える市場になるかもしれないと個人的には思う。)を計30億もの赤字を5年間垂らしながら成長させ、広告事業での黒字化を達成したというのは、本当にスゴイ人だな。と感心してしまう。そして、大きなことを成し遂げる人は「こうあるべきだ」ということも感じる。
それに、なによりすごいのは、上のグラフでもわかるように、金融市場が盛り上がっている2008年前期まで、投資事業から利益を出し、Amebloに投入し続けていたことだ。神が降りている。。。。
彼が上場を果たしたのは26歳。僕と同じ年だ。
こうやって、「ずっと命を削りながら戦ってきた藤田晋」と、「大企業で「お」勉強している自分」を比べてしまうと、その差に愕然としてしまう。。。。こうやって、人生の勝負はついていくんだな。
これだけの巨大メディアを作った上で、今回のマネタイズの成功を機に、
サイバーエージェントの長期的な基幹事業に育っていってくれることを願います。
と、ここまで書いておきながら、最近のWeb事業に関しては、机上の空論を申し上げるマーケッターの立場からすると、ちょっと微妙だなと思う・・・・
Ameblo・Gree・DeNA。。。
結局利益を持ってくるところは、「広告」か、「コンテンツ(特にゲーム)」に陥ってしまっている。
我々消費者が、「Webの使用に対する課金」を拒み続けるからこうなってはいるのだが、
(1) 利益事業と基幹事業の整合性がない。ブランドを作るという点からすると、やはりブログ・SNSともっとシナジーを持ったような独自の課金制度を作れるかがポイントになるだろう。
(2) 広告主の立場を借りて、利用させていただいている自分がいうのもなんだが、やっぱり「B to C」になってしまうのは悲しい。消費者に喜んでもらい、消費者にその喜びの対価としてお支払い頂く。そんな事業になっていけないだろうか。と思う。
(3) コンテンツが「ゲーム」というのが、いかがかと思う。やはり、最終的に「事業を大きくする」以上の上位概念としての「Vision」が納得できる形で欲しい。
なんて、偉そうなことをいってしまいましたが、ぬくぬくと「お」勉強をさせてもらったままでいいのだろうか・・真剣に悩む・・・・・・