2005-02-02 15:42:42

がらくた帝国の出現

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1996年10月
がらくた帝国はその都市計画の第一歩を歩み始めた。
わずかな服と家具、少し音の良いオーディオセット。
そして音楽。
それらは僕の部屋で帝国の城壁を築いていった。
レディオヘッドのHigh&Dryが心地よく響き、
秋の西日がその南向きの窓を貫いていた。
ダンボールたちは何かたくらんでいるかのように沈黙を守り、
白い壁達は僕の様子を伺っている。

呼吸し、目を閉じてみる。
予感がしている。
鳴らなかった音が聴こえはじめる。

ぼくはこの日から
転がり始める。
全てはここから始まった。
僕はこの部屋を出ていく。
あの日と同じように
深く呼吸をして
目を閉じてみる。

そして、僕はまだ転がっている。

今夜のBGM
Rolling Stones: Like a Rolling Stone
2005-02-01 22:17:29

-3℃、凍りついた水道管

テーマ:ブログ
FMからおそろしいニュースが伝わってくる。
すさまじい寒気団が頭上にいるようだ。
こんな日に限って僕は自転車だったりだったり手袋を忘れていたりする。
こんな日こそ早く家に帰って眠るに限る。
「去年のこんな日は家に帰ったら水道管が凍結していて風呂に入れなかったんですよ」
と僕は職場で去年の経験を語った。

帰宅。

凍結。

お湯はでない。
冷えたパスタ。
冷えたコーヒー。
部屋の中で吐く息は白く。

何もかも静まり返っていた。
音を失ったかのようにひっそりと。

今夜のBGMは、僕の鼓動だけだった。
2005-01-30 23:26:39

マイ スイート ホーム

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家探しは大変だ。お部屋探しは大変だ。

好きな人に出会ったり、恋をしたり、仕事を決めたり、素敵な曲に出会ったり、
かわいい服を見つけたり。

縁。

家もそうやって出会うべくして出会うのかもしれない。
僕らは約1ヶ月という時間をかけて新たな家を見つけた。
僕らというのは僕と僕の友人たちなのだが、男の友人たちだ。
なんだかそういう風になった。
結果的にそうなった。
訳はあるのだが訳がない。

縁。

こうして僕らは新たな家を見つけた。
ぼろいながらも広い2階建ての家だ。

マイ スイート ホームからOur sweet home

今夜のBGM
ボブ・ディラン: 時代は変わる
2005-01-29 23:59:07

そして夜は輝く

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今夜は百万遍、京大斜め西「屯風」にてアコースティックのライブ。
盟友「ソラリス」のボーカル「ハノトモ」と。彼は素敵なうたを作り素敵なメロディをその口から紡ぎ出す。僕らは唄をつなぎ、その瞬間をその一瞬を大切に奏でる。
僕はその少し前にできた「カーブ」という曲からはじめる。

コースから外れていく
曇り空の真下で
さっきカーブを曲がり損ねて
見覚えのない場所にたどり着く

こぼれ落ちる涙を大切に
うまく泣けてるか試そうか
昼間の間に試そうか
夜になって笑おうか

そんな歌。昼間の間は泣いたりもしなかったし、カーブを曲がり損ねることもなかったけど、夜になったら笑っていた。
素敵な夜になった。と思う。
僕は思う。
誰かの心をこの小さな歌で震わすことができたなら、と。
この先いくつのカーブを曲がって行くのか。
ビールを飲む。また誰かが笑う。
そして夜は輝く。

今夜のBGM
ソラリス : 赤い涙
2005-01-28 23:58:31

深夜のスタジオ かき鳴らす音 踊り出す歌

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いくつかのおぼろげなちっぽけな唄のロックバージョン!
僕らはロックバンドだ。
餃子を食べたり、ビールを飲んだり、女の子とお喋りをしたり、
時々ため息をついたりしながらも、それでもかき鳴らす音、音、音!
炸裂ギター!叫ぶ俺!
俺はロックだ!って僕は思いこむ。
スタジオでは僕らの曲が僕らの音で鳴り響く。
少しでも自由になるため。
僕は存在している。
ドラムが空気を震わせる、そして奮わせる。
ベースが踊る。
まだ踊り足りない。
もっと過激に、もっとセクシーに、もっとクールに、ワイルドに
ロックが俺を導き、壊し、酔わし、よみがえらせる。

走るべき方向を見つめる。
これだろって思う。

今夜のBGM
ブラインド・メロン : スープ

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