2005-05-14 05:22:38
真夜中のドライブ
テーマ:ブログ
富士山以来すっかりブヨブヨになった脳みそを携えた僕と猿は
「人生」というやみくもなテーマを居酒屋で追求することで
すっかり酔っぱらってしまっていた。
ビールを飲み続けたあげく、隣の席の女の子達に僕らは話しかけ続けた。
一人は大人しいOLといった雰囲気で、
もう一人の方は背が低く華奢な感じだが、なんというか力強かった。
ありきたりな話題と計画的な泥酔。
背が低い方の子はハルといって僕より5歳年上だった。
僕は学生で彼女は社会人で、僕は二十歳で彼女は二十五歳だった。
少しばかりうち解けた僕らは次の日ドライブをすることになった。
夜。
夜は何か魔力を持っている。
朝が来るとやっぱりそういう力は消え失せてしまう気がするから
夜をいつまでも引きのばしていたいと僕は思う。
現実に戻りたくないと思うからなのか
ただ単に夜が好きなのか。
夜は年を重ねてもスイートな秘密を口いっぱい含んでいて
魅力的であり続ける。
ドライブ。
僕には自動車の免許がない。
免許に興味がなければ僕は車にすら興味がない。
男のくせにと思ったりするが仕方がない。
まるで興味が沸かないのだ。
それでもドライブは素敵だ。
それも年上の女性が運転する車でドライブ。
19:00
親には今夜は友達の家に泊まると言って、
待ち合わせをした場所に向かった。
ホンダに乗った小さな彼女はさらに大人に見えた。
スピードを上げカーブを曲がり1号線を西へ。
海を脇に長い橋を越える。
話を途絶えさせないよう僕は喋る。
知っていることから知らないことまで。
途中激しい雨が降った。
雨の中、大人の女と子供な俺。
なんだか夢を見ているようだった。
20:30
彼女はFMにあわせてヒット曲を口ずさんでいる。
僕は口笛を吹いている。もちろん甘い期待を胸に秘めて。
甘い妄想とどしゃぶりの現実の中
彼女の提案で僕らは彼女の「お気に入りのお好み焼き屋」に向かった。
お好み焼き。
甘い妄想とお好み焼き。
ソースに満ちた甘い夜。
21:00
満員。
彼女の「激しくお気に入りのお好み焼き屋」は
週末だったため非常に混んでいた。
仕方なく別の店を探すため車を東へ走らせた。
23:00
パスタ屋へ移動。
女の子はパスタをよく食べる。
なんでそうなのかわからないが「スパゲッティ」と言おうとしない。
トマトのパスタとサラダを食べた。
フォークにスパゲッティがうまく絡まない。
フォークに絡まったスパゲッティは巻けば巻くだけ大きくなる。
上手くパスタが食べられない。
ピアノが上手く弾けない。
ダンスがうまく踊れない。
ドライブが加速しない。
なんだか、そうやって味気ないサラダのように
その夜は更けていった。
24:00
彼女はまるで小さい子供を見送るように
家の前までご丁寧に送ってくれた。
夏を置き去りにして
彼女は去っていった。
僕は車のライトが見えなくなるまで見ていた。
次の日からまたCDを売らなければいけない。
新幹線に乗って京都に帰るんだ。
「人生」というやみくもなテーマを居酒屋で追求することで
すっかり酔っぱらってしまっていた。
ビールを飲み続けたあげく、隣の席の女の子達に僕らは話しかけ続けた。
一人は大人しいOLといった雰囲気で、
もう一人の方は背が低く華奢な感じだが、なんというか力強かった。
ありきたりな話題と計画的な泥酔。
背が低い方の子はハルといって僕より5歳年上だった。
僕は学生で彼女は社会人で、僕は二十歳で彼女は二十五歳だった。
少しばかりうち解けた僕らは次の日ドライブをすることになった。
夜。
夜は何か魔力を持っている。
朝が来るとやっぱりそういう力は消え失せてしまう気がするから
夜をいつまでも引きのばしていたいと僕は思う。
現実に戻りたくないと思うからなのか
ただ単に夜が好きなのか。
夜は年を重ねてもスイートな秘密を口いっぱい含んでいて
魅力的であり続ける。
ドライブ。
僕には自動車の免許がない。
免許に興味がなければ僕は車にすら興味がない。
男のくせにと思ったりするが仕方がない。
まるで興味が沸かないのだ。
それでもドライブは素敵だ。
それも年上の女性が運転する車でドライブ。
19:00
親には今夜は友達の家に泊まると言って、
待ち合わせをした場所に向かった。
ホンダに乗った小さな彼女はさらに大人に見えた。
スピードを上げカーブを曲がり1号線を西へ。
海を脇に長い橋を越える。
話を途絶えさせないよう僕は喋る。
知っていることから知らないことまで。
途中激しい雨が降った。
雨の中、大人の女と子供な俺。
なんだか夢を見ているようだった。
20:30
彼女はFMにあわせてヒット曲を口ずさんでいる。
僕は口笛を吹いている。もちろん甘い期待を胸に秘めて。
甘い妄想とどしゃぶりの現実の中
彼女の提案で僕らは彼女の「お気に入りのお好み焼き屋」に向かった。
お好み焼き。
甘い妄想とお好み焼き。
ソースに満ちた甘い夜。
21:00
満員。
彼女の「激しくお気に入りのお好み焼き屋」は
週末だったため非常に混んでいた。
仕方なく別の店を探すため車を東へ走らせた。
23:00
パスタ屋へ移動。
女の子はパスタをよく食べる。
なんでそうなのかわからないが「スパゲッティ」と言おうとしない。
トマトのパスタとサラダを食べた。
フォークにスパゲッティがうまく絡まない。
フォークに絡まったスパゲッティは巻けば巻くだけ大きくなる。
上手くパスタが食べられない。
ピアノが上手く弾けない。
ダンスがうまく踊れない。
ドライブが加速しない。
なんだか、そうやって味気ないサラダのように
その夜は更けていった。
24:00
彼女はまるで小さい子供を見送るように
家の前までご丁寧に送ってくれた。
夏を置き去りにして
彼女は去っていった。
僕は車のライトが見えなくなるまで見ていた。
次の日からまたCDを売らなければいけない。
新幹線に乗って京都に帰るんだ。







1 ■その年
俺はネットをはじめた。
当時アメリカ在住だった友人に薦められて。
はじめての送信メールには意味のワカラン英語が書かれている。
Newly I have no money and I can't go New York City.
I want to go your home with my Band crew.
Someday we'll go, so please give us a night's lodging in your room.
Seeya!
果たして彼には伝わっていたんだろうか。
そんな彼も今では京都の実家...ウチのスグ近所に住んでいる。
今度、アメリカから連れ帰った嫁と一緒に家まで遊びに来させよう。