こないだご紹介した、

『データを紡いで社会につなぐ デジタルアーカイブのつくり方』渡邉英徳著>>

データを紡いで社会につなぐ デジタルアーカイブのつくり方 (講談社現代新書)/講談社

¥840
Amazon.co.jp

読みました!!

すげー!!!!

先日読んだ、
木村朗子著『震災後文学論』>>
もゲキアツでしたが、

こちらも大コーフンです。

情報関係の本ということもあり、
ぼく的には聞き慣れない言葉もたくさんあったんですが、
とても読みやすさに気をつかってくださっている本で、
おかげでなんとかついてゆけた気になってます笑

途中に聞き慣れない言葉として“実相”という言葉がでてきますが、
逆にぼくは“実相”みたいな言葉の方がなじみがあってw


さて、
何にそんなにコーフンしたかというと、
もちろんその作品群の素晴らしさもさることながら、
途中提出される、

「記憶のコミュニティ」という概念です。


でもまずは、
渡邉先生といえばデジタルアーカイブでありまして、
この本もその制作過程を柱に展開されますので、
その作品の素晴らしさにふれてみてください。

紹介YouTubeです。

ツバル・ビジュアライゼーション・プロジェクト(IC2009 version)


ため息出るほど美しいですよね。

これは、
失われゆくといわれるツバルの、
現在の状況と経過が確認でき、
メッセージも送れますので、
ちょっとだけ参加することも出来るというものです。

美しいツバルの島々に近づいてみると、
現地の住人たちの顔が浮かんでいて、
それぞれの何らかの証言を読むことができます。
島々と大陸を結ぶ無数のラインは、
届けられたメッセージの可視化された軌跡です。

この作品は、
第13回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品にえらばれ、
そこで長崎出身の二人の若者に出会います。
そこからナガサキアーカイブが誕生します。

ナガサキアーカイブは、
被爆体験者の証言と、
被災当時の写真がこれもグーグルアースにマッピングさたもので、

長崎いってiPhoneごしに現地を望めば、
そこに当時の被害状況が現れるという、

そんなすごいアプリがあって、

ぼくが渡邉先生の仕事に触れたのは、
これが最初でした。

それ以前には「さくらマッピング」という仕事もあり、

その後、

ヒロシマ、
オキナワ、
そして東日本大震災アーカイブ
と続きます。


そのなかで、
ぼくがいちばん胸がいっぱいになったのは、
広島のくだりです。

広島では、
被爆経験者の証言の二次利用がむずかしく、
最終的には、
ひとつひとつ証言ビデオを収録してマッピングしてあり、
この収録作業を担当してくださっているのが、
広島女学院高校広島コンピュータ専門学校の生徒さんたちです。

これが思わぬ結果というか、
これまで誰にもその体験を語ったことのなかった方々まで、
口を開いて語ってくださるという成果を生みます。

そもそも、
被爆体験を軽々には語れるものではありません。
そこには深い想いがあり、
残酷なまでの覚悟が必要なのだろうと思います。
いちど口を開いてしまえば、
独り自分のことで済むものでもなく、
もしかしたら家族親類までも巻き込んでの差別が待っているかもしれないわけですし、

なにも差別のみならず、

たとえば三宅一生さんも原爆を体験された一人ですが、
それについて語りはじめたのはつい最近のことです。
三宅一生さん被爆体験 「原爆の閃光、今も目に」 オバマ氏に広島訪問訴える>>
この中で三宅さんは、
「“原爆を生きのびたデザイナー”といったレッテルを張られたくなかった」と、
語っていらっしゃいます。

けれどそれでも語り継いでいかなきゃならない。

語ることの苦痛も、
語らないことの苦悩も背負わされてしまった被爆者の皆さんのことを想うと、
たいへんつらいわけですが、

そんな中で、
口をひらくという、
これは、
顔の見える相手がいて、
密な交流があったんだろうなと、
生徒さんがたの主体的なアプローチもあったんだろうなと、
これってめちゃくちゃ凄いことですよね。


しかも、
このアーカイブの制作過程にかかわっている人たちが、
しっかり過去の出来事を話せるようになってくる、
渡邉先生の言葉をひけば、

「作り手」が「語り部」になる

ということも、
ぼく的に大きな閃きをいただきました。


そしてもうひとつ、
これは“アーカイブ”に内在する可能性ということだと思うんですが、
時空間メタデータのもとで、
組織や派閥におけるさまざまなしがらみにとらわれることなく、
すべての資料をフラットに提示できる、
というところに夢を語っていらっしゃっていて、
なんだか胸のすくようなおもいも抱きました。




で、
この本と渡邉先生たちの活動とあわせて、
コミュニティの理想をみせてもらったな、
というのがぼくの感想で、
コーフンしている理由です。




というのも、
ぼくは整体師で、
鍼灸師でもありますが、
均整法という伝統的な手技療法を大勢で担っていて、
会もあって、

これに対して、

さて、
もっといいカタチがあるんじゃないかなぁという問題意識があり、


その会の役割として、

継承と普及、
発展と発掘、


だとぼくはよく言うんですが、

この本を読んで振り返ってみると、
均整師会も、
いわば“記憶のコミュニティ”なんですよね。


「多元的な資料」の集合体である多元的デジタルアーカイブズは、さまざまな世代や立場の人々、いわば「多元的な人々」がつどう、社会における「運動体」によってつくられていったのです。僕はこれを「記憶のコミュニティ」と呼んでいます。


その辺を明確にして、

渡邉先生が再三言ってくださっているところの、
“ゴールイメージ”
をカッコよく描いてゆくと、
よりよくなるんじゃないかなと!


いっきに話がそれましたがw


でもぼくの中で霧が晴れた感はハンパないです!!


ということで、
均整師会もどかんとデジタルアーカイブやりましょう♪





そして、

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