今年も恒例の「人気アナリストランキング」が、1周年を過ぎた日経ヴェリタス3/22号で掲載されています。
当ブログで取り上げた人気アナリストランキング、2007年・2008年と人気コンテンツになっておりますので、2009年も張り切って更新です。
■日経ヴェリタス 人気アナリストランキング(2008年版)
http://ameblo.jp/ir-man/entry-10082661193.html
■人気アナリストランキング発表さる(2007年版)
http://ameblo.jp/ir-man/entry-10028814641.html
日経ヴェリタスでの2009年アナリストランキングは、見出しなどほとんどなくひっそりと(?)公表されている感じがします。
1面では、「人気アナリストの銘柄選び」というので半分使っているだけで、アナリストランキング公表
みたいなリードはありません。
2面で、企業総合部門の上位4名のアナリストさんたちのインタビューが掲載されています(以下、敬称略)。
【企業総合】
1.山口 敦 -UBS証券(鉄鋼・非鉄)
2.朝永 久見雄 -JPモルガン証券(小売)
3.中西 孝樹 -JPモルガン証券(自動車)
4.野崎 浩成 -日興シティグループ証券(銀行)
各氏とも、いくつか気になる銘柄を挙げています。
どの銘柄か、どんな見方ゆえなのか、については、日経ヴェリタスをぜひ買ってお読みください。
駅売店へ急げ
(笑)
2008年版では上位3人をご紹介させていただきましたが、今年はトップ5まで拡大してみましょう(カッコ内は昨年順位)。
2位の朝永氏については、昨年のトピックでもリンクを振っていますが、再掲しておきます。
■トップアナリストはここまでやる
http://ameblo.jp/ir-man/entry-10044030708.html
また、朝永氏は、日本IR協議会が開催している「IR基礎講座」のなかでも、今回、講師を務めておられたはず。
いやー、お話聞きたかったなぁ・・・。
【産業用電子機器】
1.進均 UBS証券(1)→
2.松橋郁夫 ゴールドマン・サックス証券(4)↑
3.嶋田幸彦 三菱UFJ証券(3)→
4.山崎雅也 野村証券(2)↓
5.佐藤雅晴 大和総研(8)↑
【家電・AV機器】
1.片山栄一 野村証券(2)↑
2.藤森裕司 ゴールドマン・サックス証券(1)↓
3.中根康夫 ドイツ証券(5)↑
4.三浦和晴 大和総研(3)↓
5.石野雅彦 三菱UFJ証券(4)↓
【半導体・電子部品】
1.佐渡拓実 大和総研(2)↑
2.後藤文秀 UBS証券(4)↑
3.高山大樹 ゴールドマン・サックス証券(1)↓
4.秋月学 野村証券(3)↓
5.内野晃彦 三菱UFJ証券(8)↑
【自動車・部品】
1.中西孝樹 JPモルガン証券(1)→
2.松島憲之 日興シティグループ証券(3)↑
3.吉田達生 UBS証券(4)↑
4.野口正太郎 三菱UFJ証券(2)↓
5.松本邦裕 UBS証券(5)→
【医薬品・ヘルスケア】
1.山口秀丸 日興シティグループ証券(1)→
2.田中洋 みずほ証券(2)→
3.漆原良一 野村証券(6)↑
4.中沢安弘 三菱UFJ証券(4)→
5.酒井文義 クレディ・スイス証券(3)↓
【化学・繊維】
1.西村修一 野村証券(2)↑
2.金井孝男 日興シティグループ証券(1)↓
3.横尾尚昭 ゴールドマン・サックス証券(3)→
4.渡部貴人 ドイツ証券(4)→
5.山田幹也 バークレイズ・キャピタル証券(5)→
【紙パ・ガラス・土石製品】
1.岡芹弘幸 三菱UFJ証券(4)↑
2.安藤祐介 大和総研(2)→
3.松田洋 みずほ証券(3)→
4.山田真也 クレディ・スイス証券(5)↑
5.桑原明貴子 モルガン・スタンレー証券(6)↑
【鉄鋼・非鉄(鉱業含む)】
1.山口敦 UBS証券(1)→
2.村田崇 大和総研(2)→
3.城野俊之 日興シティグループ証券(3)→
4.原田一裕 三菱UFJ証券(4)→
5.五老晴信 モルガン・スタンレー証券(5)→
【機械】
1.斎藤克史 野村証券(1)→
2.星野英彦 UBS証券(2)→
3.田井宏介 大和総研(3)→
4.井原芳直 日興シティグループ証券(6)↑
5.諸田利春 ドイツ証券(5)→
【精密機械】
1.中名生正弘 三菱UFJ証券(1)→
2.森山久史 JPモルガン証券(3)↑
3.和田木哲哉 野村証券(2)↓
4.簡野邦彦 クレディ・スイス証券(4)→
5.桂竜輔 みずほ証券(6)↑
【造船・プラント】
1.岡嵜茂樹 野村証券(1)→
2.田井宏介 大和総研(3)↑
3.若栄正宣 新光証券(4)↑
4.諸田利春 ドイツ証券(5)↑
5.大内卓 日興シティグループ証券(7)↑
【食品(水産・農林含む)】
1.三浦信義 日興シティグループ証券(1)→
2.高木直実 JPモルガン証券(5)↑
3.佐治広 みずほ証券(2)↓
4.山崎徳司 大和総研(3)↓
5.出村泰三 モルガン・スタンレー証券(6)↑
【銀行】
1.野崎浩成 日興シティグループ証券(1)→
2.高井晃 大和総研(3)↑
3.笹島勝人 JPモルガン証券(5)↑
4.高宮健 みずほ証券(6)↑
5.田村晋一 ドイツ証券(4)↓
【証券・損保】
1.村木正雄 大和総研(1)→
2.葛西誠 日興シティグループ証券(3)↑
3.辻野菜摘 JPモルガン証券(5)↑
4.岡本光正 メリルリンチ日本証券(2)↓
5.大野東 クレディ・スイス証券(18)
【その他金融(ノンバンクなど)】
1.押尾友貴 大和総研(1)→
2.丹羽孝一 みずほ証券(2)→
3.津田武寛 日興シティグループ証券(4)↑
4.辻野菜摘 JPモルガン証券(7)↑
5.大木昌光 ドイツ証券(8)↑
【小売(大型店)】
1.朝永久見雄 JPモルガン証券(1)→
2.高橋敏雄 みずほ証券(5)↑
3.津田和徳 大和総研(2)↓
4.正田雅史 野村証券(3)↓
5.山手剛人 UBS証券(4)↓
【小売(専門店・アパレル)】
1.小場啓司 三菱UFJ証券(1)→
2.風早隆弘 野村証券(8)↑
3.河野祥 ゴールドマン・サックス証券(3)→
4.篠崎真紀 大和総研(2)↓
5.広田千晶 JPモルガン証券(9)↑
【商社】
1.成田康浩 野村証券(2)↑
2.吉田憲一郎 ゴールドマン・サックス証券(3)↑
3.永野雅幸 JPモルガン証券(8)↑
4.副島智一 モルガン・スタンレー証券(5)↑
5.村上貴史 クレディ・スイス証券(4)↓
【建設】
1.水谷敏也 三菱UFJ証券(1)→
2.川嶋宏樹 大和総研(3)↑
3.高木敦 モルガン・スタンレー証券(2)↓
4.小松善明 野村証券(12)↑
5.沖野登史彦 UBS証券(6)↑
【住宅・不動産】
1.沖野登史彦 UBS証券(1)→
2.大谷洋司 クレディ・スイス証券(3)↑
3.福島大輔 野村証券(2)↓
4.中川雅人 大和総研(5)↑
5.橋本嘉寛 メリルリンチ日本証券(4)↓
【電力・ガス・石油】
1.阿部聖史 大和総研(2)↑
2.伊藤敏憲 UBS証券(1)↓
3.荻野零児 三菱UFJ証券(4)↑
4.松本繁季 野村証券(3)↓
5.円尾雅則 バークレイズ・キャピタル証券(6)↑
【運輸・倉庫】
1.一柳創 大和総研(1)→
2.原田潤 UBS証券(2)→
3.国枝哲 みずほ証券(3)→
4.板崎王亮 クレディ・スイス証券(7)↑
5.松本直子 日興シティグループ証券(4)↓
【通信】
1.増野大作 野村証券(1)→
2.佐分博信 JPモルガン証券(2)→
3.乾牧夫 UBS証券(3)→
4.早川仁 クレディ・スイス証券(4)→
5.津坂徹郎 バークレイズ・キャピタル証券(8)↑
【ビジネス・アミューズメントソフト】
1.森田正司 岡三証券(1)→
2.桜井雄太 野村証券(2)→
3.菊池悟 ドイツ証券(5)↑
4.上野真 大和総研(4)→
5.前田栄二 JPモルガン証券(5)→
【IT・インターネット】
1.荒木正人 三菱UFJ証券(1)→
2.長谷部潤 大和総研(2)→
3.富松陽介 野村証券(3)→
4.武田純人 UBS証券(13)↑
5.菊池悟 ドイツ証券(4)↓
【放送・レジャー・その他サービス】
1.岩佐慎介 UBS証券(5)↑
2.吉田憲一郎 ゴールドマン・サックス証券(1)↓
3.石原太郎 大和総研(6)↑
4.田中宏典 モルガン・スタンレー証券(10)
5.前田栄二 JPモルガン証券(3)↓
【中・小型株】
1.渡辺真理子 UBS証券(3)↑
2.氏原義裕 新光証券(1)↓
3.大石透功 三菱UFJ証券(4)↑
4.綾田純也 大和総研(-)
5.池内一 野村証券(17)
ウチの会社はサービス業でかつ中小型銘柄なので、あまり関係ないセクターのランキングにコメントするのは止めにしましょう。
ただ、比較的近いIT・インターネットのセクターや、放送・レジャー・その他サービスのセクター、中・小型株セクターでは、前年のトップテン外からトップ5に飛び込んでくる方が相次いでいます。
証券会社から流れてくるレポートや銘柄コメントで時々お名前をお見かけする方は、相変わらず強いですが、いきなりトップ5に割り込んでくる方の実力は、どんなものなんでしょうか。
ぜひ、面談してそのスルドさを体感してみたいと思うのですが・・・。
あるいは、発行会社に対してはやさしげにインタビューするかもしれませんが、その後の企業分析や利益予想がピッタリはまっているのかもしれませんね。
中小型株での2008年度2位の戸崎氏(新光証券)は、ファンド・マネジャーに転身されており、2009年のランキングではお名前を拝見することができません。
代わって、昨年トップの氏原氏を抑えて、UBSの渡辺さんが堂々のトップとなっています。
むかーしむかし、1~2度お会いしたことがあったのですが、ここ数年はすっかりご無沙汰です。
外資系証券会社のトップアナリストともなれば、中小型とはいえ何百億~千億円以上の時価総額の会社さんまで見ることになるはずなので、まぁウチなんかはお呼びでないんですが・・・![]()
しかし、何とかコンタクトをとりたいものです。
うーむ・・・。 何か、作戦を考えよう・・・。
各セクターのランキングを見ていて、どうも外資系証券会社のほうが、ランキングアナリストが増えているように思いませんか![]()
ヴェリタスでは、アナリストの所属会社別トップテンを、2005~2009年までの5年間にわたって掲載しています。
これもIR関係者には必見のデータでしょう。
2009年のトップ5は・・・。
1位: 大和総研 ![]()
(大和総研は過去3年間、野村に次いでずっと2位だったのをついにひっくり返しました。)
2位: 野村証券![]()
3位: UBS証券
4位: 三菱UFJ証券
5位: 日興シティグループ証券
(3位のUBS~5位の日興シティまでは、ここ3年間、順位変わらずです。)
以下、JPモルガン、みずほ、クレディ・スイス、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーと続きます。
6位のJPモルガンが2年連続以外は、ほとんど毎年のように順位の上下があります。
そう思うと、見た目で外資系証券のランキングアナリストが増えたというよりも、日系の証券会社でランキングに載れる会社が少なくなった(再編等も含めて)といったほうが正解なのかもしれません。
改めて、各セクターの5位以降のアナリストさんの会社名を眺めてみると、10~20位の間に、新光証券、岡三証券、いちよし証券、東海東京証券がチラリホラリと出てくる程度・・・。
中小型に強いと定評のある日系の証券会社さん、形無しです。
う~む・・・、もう少し、自前の証券アナリストの育成をしっかりやっていただかないと、機関投資家向けの(もちろん個人投資家向けにも)情報発信が不足し、ひいては、大口ロットの注文もとれないということになり、ジリ貧傾向に拍車がかかるのではないでしょうか![]()
ふと思いついて、2008年の日本IR協議会、IR優良企業賞の審査委員の顔ぶれをチェックしてみましたが、
審査委員長にUBS証券の副会長さんが就いておられますが、実質的に審査に携わられたかどうかは微妙ですよね。
それ以外ですと、外資系証券会社のアナリストさんはほとんどおらず、野村証券(経営役の方)、大和総研、いちよし経済研究所と日系ばかりです。
・・・、そう考えると、IR協議会のIR優良企業賞の審査委員の方にも、もう少し、外資系証券会社のランキングアナリストを入れたほうが、より市場の評価に近づくかもしれませんね。
(しかし、ウチみたいな会社にとっては、ものすごーく不利かも・・・
あ、いやいや、もしかして、外資系証券会社のランキングアナリストさんに、じっくり当社のIRを審査してもらうチャンスといえるかも・・・。
そして、そうした外資系証券会社のランキングアナリストさんが、普段は時価総額の関係で目もくれないマイクロな銘柄のなかに、キラリ
と光る銘柄を見つけてくれたらいいですね
)
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