IR担当者のつぶやき

上場企業に勤務する公認会計士の、IR担当者として、また、一個人投資家としての私的な「つぶやき」です。

ときどきIR担当者的株式投資の視点も。


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グッドウィル(4723)が大変なことになっていますね。


6/11大引け 4日連続ストップ安比例配分 終値51,800円(▲5,000円) 175,657株の売り注文残す。


グッドウィル傘下の介護大手のコムスンに対し、厚生労働省が事業所指定打ち切りを都道府県に通知した6日以降、手じまい売りが続いている。


日経では、「グッドウィル・グループの折口雅博会長兼最高経営責任者(CEO)は11日までに、日本経済新聞記者に『処分対象外の約400事業所も譲渡する』と述べ、コムスンを完全に手放す方針を明らかにした。他の介護子会社も『あらゆることを総合的に考え、経営していけない、経営しないべきである、ということになればできない』と語り、受け皿の整備を前提に全介護事業を外部に譲渡する可能性も示唆した。」としています。


厚生労働省の処分では、5月末時点で2,081事業所中、1,655カ所の事業所指定が2011年末までに打ち切られるとされます。残る426事業所は打ち切り処分の対象期間である今後4年半の間に指定の更新を迎えないため、引き続き営業できるはず。


しかし、折口会長はついに、「先がない会社に(利用者や従業員が)残ることは考えられない。外部に譲渡することになる」と語ったとされます。また、「同業他社への一括譲渡が最優先。分割して同業に譲渡するよりは異業種で一括を優先したい」との以降のようです。


本日は、その介護事業の譲渡に絡み、業界再編の思惑が働き、ワタミが高かったようです。


ワタミ(7522)が高い――介護業界再編の思惑で
前場に一時、前週末比282円(15.4%)高の2,115円まで買われた。終値1,980円(△147円)。


ワタミの社長室は日経QUICKニュース社(NQN)に対し、「金融機関からコムスンの受け皿になってほしいとの打診があったのは事実。緊急事態なので(同社が手掛ける)老人ホームの運営事業であれば、お手伝いする方針だ」と話した、とされています。


みずほ証券の渡辺英克シニアアナリストは、「人員配置基準が厳格化され、それを守れない企業は事業所数を抑制するようになるため、業界再編は必至」と指摘。このため、「在宅介護サービスは供給過剰の解消が進み、残存した企業は恩恵を受ける」とコメントしています(NQN)。



混迷を深めるコムスン問題、どうなっていくのでしょうか。


仮に、最近のコメントのようにグッドウィルの全介護事業を一括譲渡するとなると、どのくらいのインパクトがあるのかな?と気になり、調べてみました。


グッドウィル 2007/6月期中間決算短信(http://www.goodwill.com/gwg/pdf/20070330154840.pdf

2007/6月期(予):

 売上高    5,000億円

 経常利益   100億円

 当期純損失  300億円 (え~っビックリマーク 5,000億円も売上があって、純損失が300億円!?

  ※のれん代の減損が281億円あるようです(決算説明会資料P.10 http://www.goodwill.com/gwg/pdf/20070411175022.pdf

 うち、介護分野 900億円の売上(コムスンは700億円の見込み~決算説明会資料P.26)


コムスンは、2007/6月期に経常利益▲20億円の予想、2008/6月期通期で経常利益トントンを目指していたもよう。


上記の決算説明会資料によれば、2007/6月期売上高5,000億円の内訳は、以下のとおりです。


人材関係90%

 グッドウィル・プレミア 2,480億円

 グッドウィル       1,300億円

 グッドウィル・エンジニアリング 220億円

 その他           200億円     計4,200億円


介護関係10%

 コムスン 700億円

 日本シルバーサービス 100億円     計800億円


中間段階での決算説明会資料でも、再三強調していますが、2008/6月期には介護事業の売上高は全体の10%以下となり、連結業績に与える影響は軽微になる、と言っています。


まぁ、今期コムスンで20億円の経常赤字になるという負担が、事業譲渡により消えると考えれば、業績アップにはなるのでしょうが、他の事業への打撃はまぬがれませんよね。


ちなみに、中間決算短信のセグメント情報から拾ってみると、

前期(2006/6月期)の介護・医療支援セグメントは、

 売上高 63,685百万円

 営業利益 948 〃

とちゃんと利益を出していますが、今期中間(2006/12月)では、

 売上高 40,741百万円

 営業利益 ▲1,226 〃

となっており、赤字転落です。コムスン関係のTV-CMが負担が重かったようですね。

2008/6期には、広告宣伝費を8億円ほど圧縮する予定だったようです。



はてさて、グッドウィルの連続ストップ安が寄り付いたら、どういうことになるのでしょう。

テイク・アンド・ギブ・ニーズ(4331)のように、お祭りになるのか、あるいは、もう一段の爆弾投下があるのか・・・。

寄り付くまでは、比例狙いで空売りしてますが、当たりゃしない・・・あせる


ここは度胸一発・・・!?


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