山形に帰れ!? 民主党の小沢一郎幹事長(67)が12日午前、参院選候補予定者との会談などのために訪れた群馬県高崎市のJR高崎駅で、男から「山形帰れ!」「辞職しろ!」などと罵声(ばせい)を浴びせられた。男は警察官に取り押さえられたが、凶器などは持っておらず、間もなく釈放された。小沢氏は山形ではなく、岩手の出身。帰京後は党本部で記者会見し、連日、報じられている政治資金問題について「個別のことについて申し上げるのは差し控える」と新たな説明はしなかった。

 小沢幹事長に危険が忍び寄ったのは午前11時40分頃。群馬県警によると、JR高崎駅の改札口を通過した時、若い男が「おい、辞職しろ!」などと大声を上げて迫ってきた。さらに発せられたのは、こともあろうに「山形に帰れ!」の怒声。男は小沢氏の2~3メートルの距離まで近づいたという。

 警備に当たっていた警察官らが慌てて取り押さえた男は、黒いジャンパー姿。刃物は持っておらず、酒も飲んでおらず、取り押さえられた後は抵抗もしなかったという。小沢氏にけがはなく、動揺する様子もなかった。近くでは、群馬4区から出馬した“小沢ガールズ”の三宅雪子衆院議員(44)も、あぜんとしていた。

 男の動機は不明だが、与党最大の権力者の地盤を思いっきり間違えていた。小沢氏は岩手県の旧水沢市(現・奥州市)出身で、岩手4区選出。県警では「(男は)間違えたのでは」と推測している。

 小沢氏はこの後、小寺弘之・前群馬県知事に夏の参院選比例区への出馬を要請。小寺氏が応じる意向を示したため、参院選対策では狙い通りの収穫を得た。

 夕方には党本部で今年初めて定例会見。資金管理団体「陸山会」による土地購入問題について聞きたい報道陣が、約150人殺到した。

 冒頭、この件を質問された小沢氏は「関連したものはありますか? いっぺんに答えますから」と要求。「聴取に応じるのか」「説明責任は果たしたと思うのか」など、8人からの質問にうなずき聞いていた小沢氏の答えは何と「捜査は継続中ということで、弁護士に一任しておりますので、個別のことを私がいろいろ申し上げるのは差し控えるべき」。
資金問題会見も新たな説明なし 納得いかないテレビ局女性記者から、さらに問いただされ「指されてから言わなくちゃ駄目でしょ。あんたも日本テレビなら。ルール守って」と言い返した。

 「国民に誤解を与え、迷惑をかけていることを大変申し訳なく思っている」と陳謝しつつも「意図的に法律に反するようなことはしていないと信じている」と、従来通りの説明。一方で「小沢首相の方がいいのでは?」と水を向けられると、「みなさんから批判を受けている身。総理になる資格はありません」。検察やマスコミへの批判も鳴りを潜めた。最後は「ありがとうっ」と威勢よくあいさつ。一瞬、帰る方向を間違えたが、胸を張って立ち去っていった。

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