最近こちらの書籍を読みました下矢印

 

第1章 「自分」をコントロールする力

第1の習慣 朝を制する者は自分を制す

第2の習慣 ゆっくり急ぐ

第2章 「時間」をコントロールする力

第3の習慣 ルーズな時計を捨てる

第4の習慣 「逆算力」をつける

第3章 「記憶」をコントロールする力

第5の習慣 復習の鬼になる

第6の習慣 「勉強しているつもり」をやめる

第7の習慣 テストを攻略する

 

著者は海城中高から東大に進学され、在学中に教育関連のベンチャーを起業された方です。

特筆すべきは、その行動力の素晴らしさで、教育問題に目覚めた中学時代から文科省や著名人に取材をしたり、論文ををまとめたりされています。

プロフィールを拝見して、「起業家がただ熱い想いを語っている本かな」と大変失礼な先入観を持って読み始めたのですが、私にとっては第3章を中心にとても参考になりました。

バイタリティのある方は時間を創り出し、活用するのがお上手ですね。

 

本書では、各章のタイトルにもなっている3つの力、

「自分」をコントロールする力⇒セルフマネジメント能力

「時間」をコントロールする力⇒タイムマネジメント能力

「記憶」をコントロールする力⇒メモリーマネジメント能力

が成績を上げたり、時間を上手に使うためには大切であると述べています。

 

そして、それらは目次部分で青書きした7つの習慣にブレークダウン出来るとされているのですが、自分の習慣を見直し、改善するためのワークシートが適宜織り込まれているため、これから新年、新学期に向け、新しい行動計画を考える際に活用させて頂こうと思っていますカナヘイうさぎカナヘイきらきら

 

以下、備忘録のメモ書きです。

 

チューリップピンク復習が一番大切なのです。

でも、全ての人が「復習をすればいい」というわけではないのです。

成績が悪い人がまず最初にすべきなのは、授業の「予習」なのです。

「できる人は、できるから勉強する」のです。

「イイ気分を味わっているから、楽しくて勉強する」のです。

予習は「?」と「!」をつける作業だと言うことができます。

授業中は、ずっと集中していることはなかなかできません。

そのために、あらかじめ「わかるもの」と「わからないもの」に分けておくのです。

「わからないもの」には「?」マークをつけます。

次に、「わからないもの」をちょっと調べてみましょう。

ここで「わかったもの」には「!」マークをつけます。

それでもわからないものが、一番集中して聞くべきものです。

一番目立つように印をつけておきましょう。

こうやって、あらかじめ授業前に、「わかるもの」と「わからないもの」を分けておくのが予習なのです。

 

 

チューリップピンクノートまとめは、頭を整理するために必要なこともありますが、それが目的になってはいけません。

私のおススメは、授業中にノートをまとめてしまうことです。

また、ノートはまとめるだけではなく、覚えているかチェックできる形にしてしまいましょう。

授業中にノートをまとめ、さらには復習できる形にするのです。

とにかく授業に集中して、授業中にできるだけマスターしてしまおう。

実際に、私は授業が終わった後1分間は、覚えたかをチェックしてから休み時間をむかえていました。

このようなノートを作るのに便利なのが、オレンジのペンです。

 

 

※ボールサイン80(サクラクレパス)のオレンジ色がゼブラチェックシートの赤色でよく消えるそうです

 

 

チューリップピンク復習をすることにより、忘却曲線の傾きはゆるやかになります。

復習のタイミングは、子どもの生活を踏まえて以下の通りに設定。

①当日

②翌日

③土日

④翌週の土日

⑤テスト前

⑥長期休み(夏休みなど)

 

 

チューリップピンク勉強とは「できない」ことを「できる」ようにすることなのです。

「わかる」と「できる」の違いはとても大切で、この違いに気付くのが早ければ早いほど、成績をあげることが出来ます。

「わかる」は、「理解ができている」という状態です。

その一方で、「できる」は「先生の力を借りずに、ノーヒントで自力でできる」という状態です。

みなさんんほほとんどがしているもの、つまり、「問題を解き、採点して、終わり!」というものは、勉強ではないのです。

それは、「作業」なのです。

作業というのは、「できるもの(=○)」と「できないもの(=×)」を分けるというものです。

ここで終わりにしてしまっては、「できないもの(=×)」をほったらかしにすることになってしまうのですね。

ここからが勉強の始まりなのです。

×になった問題については、問題集の解説を見ることでしょう。

その後が大切です。

必ず、自分の手を動かし、「解ける」状態までもっていくのです。

 

 

チューリップピンクテストの準備とは、「正確さ」×「スピード」の、これら2つのチカラを鍛えていくことなのです。

その2つのチカラを鍛えるためには、「まず正確に解けるようにして、その後、回数をこなしてスピードを上げる」のが良いと考えています。

その回数の目安は、3回であると考えています。

ここで気を付けてほしいのは、「3回やる」のは「3回解く」のとは違うということです。

「問題を解く」ということが勉強ではなく、「できない」を「できる」にするのが勉強なのです。

ですから、1回目の段階で、できない問題はゼロにします。

問題を見ただけで答えが頭に浮かぶ状態になって初めて「1回目」なのです。

しかし、2回目、3回目をやってみても、ちょっと忘れていたりするところや、実はまだ完ぺきになっていないところがあるのです。

それを2回目、3回目に埋めていくというわけなのです。