連休の話題、最後は、2日と4日の2回もやってしまったバーベキューの主役、ウェーバーの話し。
恐らく、このコンロの具体的な使用方法を含めてこれだけ詳細に説明しているブログは日本でこれだけだろう(笑)
僕はキャンプ好きなので、テントからタープ、テーブルまで大抵の物は持っていて、これらを庭に出せばすぐキャンプ場と化してしまう。
特に出掛ける必要も無く、子ども達もバーベキューは家でするものと思っているし、家でやるのでアルコールも飲み放題だ(笑)
こう言う感じだから、年に相当な回数のバーベキューをするから使用頻度も高く、バーベキューコンロは丈夫な物が必要だ。
その時に活躍するのが「ウェーバー」と言うアメリカ製のバーベキューコンロだ。
僕と同年代の人ならトムとジェリーでブルさんがステーキを焼いていたコンロと言えば分かるが、写真の様な丸い形をした蓋付きのバーベキューコンロだ。
前にXperiaの話しでヤンキーは合理的でスゴイと書いたが、これもそう言う物の代表だ。
僕はウェーバーを買ってから3年目になるが、その前のバーベキューコンロは20年近く使っていた。
それは普通のバーベキューコンロだったが、買った頃は、まだアウトドアと言う言葉が一般化する前だったので値段も良かったが材質も良かったし、網の高さが調整でき、蓋をして持ち運びが出来る、日本的なスグレモノだった。
只、さすがに20年近くも使うと熱で底が痛んでしまって抜けてしまいそうだったので、新しいコンロを物色してたのだが、ホームセンター等では1年で使い物にならなくなりそうな代物しか置いてなくて、ネットで物色してて、これを発見して購入した。
値段的にはホームセンターで売ってるようなタイプと比べてもはるかに高く、これまで使った事が無い様なタイプだったので半信半疑で購入したが色々な意味で大正解だった。
さすが、バーベキューの本場アメリカでかなりの比率で家庭にあると言われるコンロだけある。
恐らく、バーベキューコンロとしては完璧な構造だろう。
美味い、簡単、早い、経済的と言う感じで、不満と言えば、重たいのと、専用の網の目が大きいという事だ。
元々、ステーキ肉等を焼く為の網で、向うの肉は厚みも大きさもビッグサイズだが、この幅だと国産のカルビ等は落ちやすい。その為、僕はネットで探して別売りの網を買った。
上は本体に付属の網だが、下は僕の買った網で実際に使ってる状態。
別売りの物は、若干網目の幅が狭く、丸い部分の両端が上に開く様になってて途中で炭を足す事が出来る。
蓋をすると、この様な状態となるが、蓋の上部に、回す事で穴のサイズが変わる空気孔がある。
この構造も非常にシンプルだが合理的だ。
本体の下にはレバーで左右に動かす事で開閉できる通気孔があり、空気の状態を調整できると共にその下に取外し出来るアルミの受け皿があってレバーを動かすと炭の灰が下へ落ちる構造となっている。
その為、燃やした炭はドンドン下から出して皿に溜まったら捨てると言う事になるし、上下の空気孔を閉じてしまえば空気無くなる為、相当早い時間で消火されて、又、再利用出来ると言う訳だ。
炭に関しては普通にホームセンターで売ってる炭を使っているが、丸い部分の底に炭用の網があって、その上に置く形になる。
その為、大きさの割りに、それ程炭の量が必要無いのも経済的だが、形が丸い為、熱も良く伝わり、又、後で書く様に、食材を置く場合以外は殆どの時間蓋を閉めているので無駄に炭が燃えない。
僕は炭と別にバーベキュー用の「溶岩石」と言う軽石の様な物を転がしてるが、それが、又、火力の維持に繋がってると思う。
しかし、やはり、蓋をして且つ、空気の量を調整出来るのが、このコンロの最大のポイントだ。
バーベキューをすると、肉の脂で火が大きくなって困った事が無いだろうか?
このコンロも普通に使えば当然その状態になるが、蓋をして空気量を減らせば火はあっと言う間におさまってしまう。科学の勝利だ(笑)
1度目は、当然ある程度火が立ってるので、材料を並べて蓋をして暫く放置する。
ちなみに最初の火加減は「ミシシッピテスト」と言うのが便利だ。単に、網の上に手をかざして、「ワンミシシッピ、ツーミシシッピ」と数えるのだ(笑)
僕は網の上で3~4ミシシッピ数えられる程度の火加減にしている。
この状態で食材を並べて、後は蓋をするだけ。僕は通気孔は上下全開にしている。
その後、蓋を開けて、焼きあがった材料を取り出す時は火は炭火程度になっているが、新しい材料を並べている間に自然と火勢が強くなるので、又、並べ終わったら蓋をするだけ。
この繰り返しで、大体、食べてる間に次のが焼きあがる感じだ。
新しい材料を置く前に脇の方にスモークチップなんかをパラっとさせるとスモークの香りが回って、益々美味だ。
途中で火の調整なんかする必要も無いし、霧吹きで火を収めるなんて事をする必要も無い。
もし炭が多過ぎて火勢が強い様なら空気孔を絞れば良い。
その上、蓋をする事でオーブン状態となる為、肉が生焼けにならない。
下が焦げてるのに上が生焼けなんて事にならないので、魚を焼いても写真の様に焦げずに中までしっかり火が通る。
本体が丸いのは下の炭の熱が上まで回る為であり、ここらも非常に合理的だ。
2日は肉中心で、4日は海鮮やホイル焼ベースにしたが、2日は食べるのに夢中で、写真を撮るのを忘れてしまい4日だけ(笑)
イカの一夜干しや焼きナスが乗っているが、オススメはミニトマト(オクラも良い)のベーコン巻き。
ウェーバなら焦げる事無く、ミニトマトがしんなり柔らかくなるので、美味だ。
それと、手羽先!中までしっかり火が通り、表面は両面パリッと焼きあがる。こんな手羽先は店でも食べられない。
子どもの好きなウィンナーも同様に焼きあがるし、焼きナスは焦げずに中身がトロっと焼きあがる。
又、ホルモンの丸腸が美味い。焼縮まないし、中心部分は非常にジューシー♪
肉はステーキ肉が美味いが、安い肉でも非常に美味しい。
このウェーバーにしてから、バーベキューの回数が明らかに増えたのは、家人がバーベキューをするのを嫌がらなくなったからだ(笑)
先ず、美味しいからと言うのは言うまでも無いが、わが家ではバーベキューの焼き係は家人で、以前は、焼き加減の管理が大変で、うっかり焦がす事も多かったのに対して、ウェーバーは並べて蓋をして暫く待ったら良いだけなので、火の管理も必要無いし、自分も飲み食いしながら楽しめると言うのが一番らしい。
写真の様に本体の下にはタイヤが付いている為移動も楽だし、本体は厚い鉄板にホーロー引きなので、少々の熱でも平気だ。
まあ、何処かへ持って行ってバーベキューするには重たいが、僕は写真の様にキャンプ場へこれを持って行った事はある(笑)
当然だが、蓋を開ければ普通のコンロなので、これに乗る程度の鉄板を持って行けば焼きソバも出来るし、お湯も沸かせる。スモークも出来るし、万能調理器具となる。
取り扱いで注意したいのは一つだけ。
これは当然だが、火が強い状態で空気孔を完全に閉めて蓋をして、その後、すぐに急に開けると急激に酸素が供給される為「バックドラフト」現象が起きて、ボンと一気に火が立つ。
なので、使用中は完全に空気孔を閉じない事。
使用後に空気孔を閉じて放置して消えたかどうか確認する時は、一気に開けないで、少し蓋を傾けながら開ける等する事。僕はその状態で一晩放置して翌朝片付けている。
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