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忍ぶれど  色に出でにけり 我が恋は

  ものや思うと  人の問ふまで

好きになった女性への思いを、心に秘めて隠していましたが、どうやら顔に出てしまったようです。「あなたは恋をしているのですか」と、友に尋ねられるほどに。


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和歌だとちょっと堅苦しく感じますが、要は、内緒で片思いをしていたら友達に気づかれ、「おまえ、あの子のこと好きなんだろ?」と冷やかされ、思わず、「そ、そんなことねーよ!」と必死で打ち消すも、その表情は真っ赤になっていて、もう誰の目にもバレバレ、といった場面です。
何だか、平兼盛と友とのやりとりが、まるで目に浮かぶようですね。
大人になってもまだ純朴な兼盛の心が、実に清々しく詠まれています。

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