1 | 2 次ページ >> ▼ /
2005-10-28 05:49:54

大人になってよかったなあと思った。

テーマ:日々の泡々

 10月某日


 生まれてはじめて、


 上海蟹を食べた。



いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事
 もっと見る >>
2005-10-27 05:35:23

恋愛感性を磨く。

テーマ:お知らせなど。

 現在発売中のanan(中居くんが表紙です。マサヒロって漢字、知らないことに今気づきました)


 で、「恋愛感性を磨くレッスン」というタイトルで、対談をしています。


 お相手は、モデルの田波涼子さん。


 田波さんからはいっぱいフェロモンが出ていて、


 わたしは緊張した顔で写真に写っております。



いいね!した人  |  コメント(1)  |  リブログ(0)
2005-10-26 21:28:46

にゃあ。

テーマ:世界(小説)

 蜘蛛は、もうどっか行ってしまった。
 どっか行くって、あたしが考えているより、もっと簡単なことなのかもしれない。
 ご主人とご主人の恋人が、ほうきを手にしたままじっと何か話してる。

 彼らに向かって、あたしは「にゃあ」と小さく二回鳴いた。
 これは、さよなら、の「にゃあ」。
 そして、ありがとうの「にゃあ」。
 あたしも、どっか行ってみることにしようと思うんだ。だってご主人には恋人がいるから、あたしがいなくたって淋しくないでしょう? 
 あたしは猫の出口を通って、庭に降り立った。冷たい土と冷たい空気に、ぶるりと震える。そしてこれから始まる冒険にも、ぶるり。
 さよなら、ご主人とご主人の恋人。
 さよなら、ベタのお墓。それと花のお墓。
 さよなら、かりかりしたごはん。大好きなツナ缶。
 あたしも、会いたいものに会いに行くことにする。
 会いに行く、の「会い」と、愛するの「愛」が同じ読み方なのは、きっと偶然じゃないわ、とあたしは思った。



いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2005-10-25 03:28:49

ふとした疑問

テーマ:日々の泡々

 10月某日


 ねえ、一日二十四時間のうち、

 

 「楽しい」のって、

 

 平均どれくらい?

 

 何秒? 何分? 何時間?





いいね!した人  |  コメント(9)  |  リブログ(0)
2005-10-21 22:43:46

ふうふう

テーマ:日々の泡々

  10月某日


  2歳くらいの子供が、


  ラーメンを食すさまをはじめて見た。


  ふうふう、が


  まだできない子供は、


  顔をしかめて、熱いのを我慢しながら食べていた。


  彼女が


  ふうふう、を覚えたときのことを


  想像したら、なんだか少し楽しくなった。


  


  

  


いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)
2005-10-20 00:24:34

何か足りないような気のする秋

テーマ:日々の泡々

   10月某日


   昨日までの長雨のせいで、


   隣の家の金木犀が、


   みんな散ってしまいました。




   長い風邪をひいていたわたしは、

 

   あの甘い匂いをかぐことができぬまま


   秋を終えてしまいそうです。


   


   

いいね!した人  |  コメント(5)  |  リブログ(0)
2005-10-18 16:46:39

音色

テーマ:世界(小説)

何か長いものを、そう言われてようやく探し出したベランダ掃除用のほうきを掴み、わたしと彼は勇んで部屋に飛び込んでゆく。

 けれど、窓の脇の壁の上にある蜘蛛の巣に、さっきまでいたはずの蜘蛛はもういない。
 「どこいっちゃったんだろう」
 そう言いながら、彼は部屋の中を見渡す。

 わたしは、蜘蛛のいない蜘蛛の巣に、ほんの少し見惚れる。さっきまで身震いするほど嫌だったのに。蜘蛛の作ったものじゃなかったら、きっとあたしこれのこと好きなのに。
 「蜘蛛、いないね」
 「うん」
 「部屋のどこかに隠れてるのかな」
 そういう彼の言葉に、わたしは再びぶるりと震える。隠れるって、この部屋のどこかに?

 だったら、またいつわたしの目の前に現れるか分からない。そう考えるだけで、嫌な気分。
 「蜘蛛なんかいない世界に住みたい」 
 呟くわたしを見ながら彼が、唐突に、言った。
 「結婚しよう」
 さらりとした風みたいな音色。
 え? 意味が理解できず、わたしはしばらく彼の顔を見つめぼんやりとする。
 彼はまた、さらりと風の音色を口にした。
 「そうして、いつも一緒にいるんだ。そうすればいつ蜘蛛が出てきたって僕が追っ払う。そのために、僕はいつも君の傍にいる」
 彼の声は真剣で、ふざけているようには見えなかった。
 「そうして子供を作ろう。子供を育てて、そしてまたその子供が結婚して子供を産んで育てて。そうやって世界は続いていくんだ。僕たちの子供が新しい世界を作るんだ」
 わたしはしばらく呆気に取られ、風の音色に身を浸した。
 そして、ようやくわたしは口を開く。出てきた言葉は酷く冴えないものだった。
 「その新しい世界に、蜘蛛はいない?」
 すると、彼はにっこり笑った。
 「いても良いんだよ。大切なのは、いつでも君を守る僕が傍にいるってことだ」
 馬鹿みたい、そう思いながらも、わたしはもうすでに新しい世界を好きになれる気がしていた。


いいね!した人  |  コメント(8)  |  リブログ(0)
2005-10-14 16:39:27

自己嫌悪と自己愛。

テーマ:日々の泡々

   10月某日



   週の半分は自己嫌悪にどっぷりと浸かっているが、

 

   のこり半分は、

 

   自分のことがわりと好き。






いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)
2005-10-12 21:46:13

風邪薬を憎む。

テーマ:日々の泡々

 10月某日

 

 風邪をひいた。

 

 風邪薬を飲むと思考回路が停止する。

 

 



 

 

いいね!した人  |  コメント(5)  |  リブログ(0)
2005-10-08 11:20:38

どっかへ

テーマ:世界(小説)

 チャイムが鳴る。ご主人がばたばたと音を立てて玄関まで走る。

 人間の走り方って本当にエレガントじゃないわ、なんてあたしは思う。あたしたち猫の歩き方はとても綺麗だもの。
 部屋に入ってきたのは、ご主人の恋人だった。

 さっき帰ったと思ったのにまたご主人に会いたくなったのね。

 好きなんだもん、当たり前のこと。彼もばたばたと部屋の中へ入ってくると、壁に作られた白い糸の家を見上げる。
 ご主人と恋人は「何か長いもの」「長いもの?」「ホウキない?」とか言い合いながら、ばたばたと部屋を出て行った。二人は、走り方がとても似ている。
 「俺の家、壊す気だ、あいつら」
 蜘蛛がぼそりと言う。
 「どうして? 綺麗なのに」
 「人間には分かんないんだ、この芸術がさ」
 「酷い。あたし、止めさせるよ」
 わたしがしっぽを立て毛を逆立てながら言うと、
 「いいよ。家なんかまた作ればいい。それに俺は、運命には従うたちなんだよ」
 と、蜘蛛は何てことないふうに言った。
 「随分昔に会った雲が、そんなようなことを言ってた」
 「蜘蛛が?」
 「雲が。ま、どっちでも良いがな。とにかく俺は出てくよ。殺されるのは真っ平だからな」
 蜘蛛はお尻から白い糸をひゅるりと出すと、ふんわり吹く風に乗り、部屋の隙間へと隠れた。
 「どこへ行くの?」
 「どっかへ。隅っこで窓が開くのを待つよ。じゃあな」
 そうして、蜘蛛は黙った。

 暗闇に隠れた小さな蜘蛛を、あたしはもう見つけることが出来ない。

いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)
1 | 2 次ページ >> ▼ /