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2005-08-31 12:26:55

せっかく聞いてくれたので答えてみることにしました。

テーマ:質問に答えてみる。

 

 コメント欄に、

 

 「どうやって小説を書いているのですか?

 いきなり一行目から書き始めるのですか?

 登場人物の名前をどうやって決めているのかも気になります。」


 という質問をいただきました。


 わたしの場合、ですけれど。


 わたしはまず、主人公を決めます。

 たいてい、わたしの心と頭の中には何人かの人間がいるので、

 その中からひとり選ぶのです。


 そしてその子の特性を見つけます。

 たとえばお家が喫茶店をやっている(「温室栽愛」)とか、

 猫アレルギーである(「一緒にいたい人」)とか、

 お兄ちゃんの死について考え続けている(「低温火傷」)とか。


 そうしているうちにその子の顔が見えてきて、

 体型とか、髪型とかが分かるようになります。


 すると、彼女(彼)が、どんな名前で呼ばれているかも、なんだか分かってくるのです。

 

 彼女(彼)についてずっと考えてさえいれば、いつのまにか彼女(彼)の物語が出来上がります。


 たいてい、そんなふうに書いています。

 

 参考になりましたか?


 何か聞きたいことがあったら、コメント欄に書いてみてください。

 気が向いたら、

 お答えします(高飛車)。



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2005-08-28 02:56:55

君が死んでも

テーマ:世界(小説)

暖かい場所の草は柔らかくて甘いなあ、ミミズも太ってるし。

なんて思いながら、地面をつついた。
 空腹が満たされた僕は、ふと、野良猫のさっき言った言葉を思い出す。
 「ねえ」
 声をかけると、がりがりに痩せた野良猫はゆっくりと僕のほうを振り返った。

野良猫のお腹はぺちゃんこだ。信念、なんて言ってないで、ミミズでも食べればいいのに。
 「そういえば君、もうすぐ死ぬって言ってたけど、それ、どういう意味?」
 「意味なんかない。生きているものはいつか必ず死ぬ、それだけさ」
 「僕は自分の死ぬ日のことなんか考えて生きたくないなあ。そんなの、考えたってしょうがないじゃないか」
 自分が死ぬなんて、考えるだけで怖くて体が震えてくる。
 「考えたってしょうがないことを考えるのも、いいもんだよ」
 野良猫は口元をにやりと歪ませて、言った。

野良猫と話していると、禅問答でもしてるみたいな気分になってくる。

でも、やっぱ嫌だな、死ぬなんて。僕は、僕も僕の周りにいるものたちもみんな、死ななきゃいいって思う。
 「でも僕、君が死んでも君のこと食べないよ」
 そう言ったら、野良猫はまた口元を歪め、ふふん、と笑った。

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2005-08-25 22:13:29

愛についてのレポート

テーマ:お知らせなど。

    「愛についてのキンゼイレポート」という、


   8月27日公開の映画に関連して、

 

   「愛すること 愛されること」

 

   というエッセイアンソロジーが発売されます。

 

   その中で、

 

   「あい と いろ」というエッセイを書かせていただいております。


   愛や性に関するアンソロジーです。

 

   本屋さんや映画館で、手にとって見てください。






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2005-08-24 11:49:01

大切なこと

テーマ:日々の泡々

 8月某日

 

 生きていく上で


 誠実さと、

 

 遊び心と

 

 想像力

 

 の3つだけは、忘れないでいよう、と思う。




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2005-08-22 05:43:00

達人の話

テーマ:日々の泡々

 8月某日

 

 友達に聞いた話。

 

 金魚すくいの達人による、金魚すくいの極意は、

 

 「黒い服を着ること」

 

 なのだそうだ。

 

 「金魚に、そこに人間がいるとばれないため」


 が、その理由。

 

 夜に溶け込め、ということか。


 考えたこともなかった。




 達人は、やはり凡人と違う、

 

 などと凡人的感想のわたし。



 


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2005-08-20 05:17:46

それが嘘でも

テーマ:世界(小説)

 じゃあ僕行くね、そう言ったら、雨雲は酷く寂しそうな顔をした。
 「気をつけてね」
 何に気をつければいいんだ? 僕は雨粒だ。今まで何億粒もの雨粒たちがそれぞれに地上へ向かって降りていった。僕もただ同じことをするだけだ。雲は優しい。灰色で少し見た目が良くないけれど。
 僕は雲に向かって頭を下げる。
 「僕の最後のわがままを聞いてくれてありがとう」
 「わがまま?」
 「南の国で降りたいっていう夢、君が叶えてくれたんだよ」
 わがままなんかじゃないよ、そういう雲の言葉を聞きながら、僕は自分の口にした「最後」って言葉に、酷くびっくりしていた。
 そうだ。僕は地上に降りたら、二度と雲には会えないんだ。当たり前のことに気づいて、軽いショックを受ける。雲にとっては、僕なんかただの一粒の雨粒に過ぎない。僕には唯一の雲だとしても。
 僕の気持ちなんか知らずに、雨雲は言った。
「君のこと忘れないよ」
 なんだかしみじみとした声。答えられない僕に、雨雲は続ける。
 「僕、今までものすごくたくさんの雨粒のこと送り出してきたけど、でも君のことは、きっと」
 雲はそこまで言って、ぎゅっと口をつぐんだ。

 それが嘘でも、僕は嬉しかった。
 僕は最後に笑って見せて、そして雲の上から飛び降りた。
 雲は柔らかく僕の足元で跳ねた。
 空をまっすぐに落ちながら僕は、はじめて嗅ぐ南の国の甘い匂いをゆっくりと味わった。
 

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2005-08-17 08:07:46

「せかいのおわり」

テーマ:お知らせなど。

 「せかいのおわり」

 

 という、風間志織監督の映画のチラシに、

 

 コメントを寄せております。

 

 映画館で見かけたら、手にとって見てください。

 

 ちなみに、渋谷シネアミューズで、九月上旬公開だそうです。



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2005-08-15 05:20:30

お墓参りへ行ったけど。

テーマ:日々の泡々

 8月某日

 

 お盆なので、家族でお墓参りにいった。

 

 母が、

 

 「でも、お盆てご先祖様が家に帰ってくる日でしょ? 

 

  お墓には誰もいないんじゃないの?」

 

 と、一言。

 

 

 目から鱗。

 

 じゃあわたし、誰もいないところに話しかけていたんですね。


 



 


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2005-08-12 09:52:28

ただ首筋に当たる感覚が好きなだけなのに。

テーマ:日々の泡々

8月某日

 

 お気に入りの

 

 カミソリ型のピアスをしていたら、


 男友達に 

 

 「お前は本当にMだな」

 

 と、言われた。


 

 心外。



 

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2005-08-10 05:04:36

悩み。

テーマ:日々の泡々

 8月某日

 

 もう20年くらい使っているのに、

 

 いまだに目薬が上手くさせない。


 

 一日三回は少なくともさすのですが、

 

 七割は目の脇にこぼれて流れてゆきます。

 

 目をつむってしまうのが敗因だということは、

 

 分かっているのだけど。





 

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