試合結果:ブリエディス9回KO勝利
ラトビアの英雄マイリス・ブリエディスとドミトリー・クドリャショフに勝利してしまったオランレワジ・ドュロドラが争うWBCクルーザー級挑戦者決定戦。
ブリエディス、序盤はドュロドラのフィジカル・パワーを小出しにする打法とタイミングに苦しんだが持ち味の機動力と小回りを活かしクリンチ&ホールド、距離を潰してのボディチャージによる乱戦で対応した。
その中でも交錯の瞬間、離れ際の攻防でイニシアチブを取りペースを掌握。ゴチャゴチャとした展開の中でも持ち前のスピードを活かしリードを積み重ね圧倒的なTKO勝利。
力のある相手、チャーとはまた違うタイプの選手との戦いでこの選手の本質が見えてきた。
序盤ドュロドラが狙った相打ちのジャブに対する相性の悪さ、4回効かせた右の2連打、その後のコンビネーションと分かり易い場面が多かったが本質はクロスパンチャー。そしてスタンス、立ち回りと打法の問題で頭の位置は固定されやすくリードはニュートラルな状態では殆ど手打ち。
ジャブを受けるブロッカータイプには滅法強く、今回のように合わせてくるタイプには見栄えしない試合が多くなるはず。(実際はともかく苦戦に見えるはず)
って事は次戦、トントン拍子でタイトル獲得!?
p.s.
実はこの試合で見せた組みはあまり良くない例。スキルというより能力によるもの。