2007-03-24 22:22:22

経済事件の厳罰化

テーマ:ビジネス雑感




日本ではあまり報道されていませんが、ホリンガー・インターナショナルという会社の経営者であるコンラッド・ブラックという人の裁判が開始されました。




ホリンガー・インターナショナルという会社はメディア会社で、経営者のコンラッド・ブラックはルパート・マードックを抜くかもしれないといわれた人(らしい)。
それだけ一世を風靡した人が株主に対する詐欺行為をはたらいということ(会計的操作などの不正な計上)で公判が行われたわけです。




ちょうど、今、日本で起きていることを思い出させるようなニュースです。
日本の事件では実刑かどうかという点が論点になっていますが、海の向こうのブラックさんは全ての罪が有罪となった場合には、何と懲役101年!




さすが、アメリカ合衆国、スケールが違うというか、やることが違います。
すでに、出ている判決ですが、ワールド・コムの元CEOのバーナード・エバースが懲役25年、エンロンのジェフリー・スキリングが懲役24年ですから、ブラックさんがそれなりの刑になっても、海の向こうでは驚かないのでしょう。




経済事件に対する厳罰化の傾向は世界的に見られるということでしょうか…
何においても世界をリードするアメリカならではの極端な厳罰化ですが、この動きをゆり戻す議論が進んでいるようです。




実際、101年の刑となれば、「単なる盗みだけではなく、殺人やレイプをはたらいた人よりも厳しい」ということで、その厳罰化が本当にふさわしいのか(?)というわけです。
また、牢に収監して懲らしめることの目的は再度の犯罪を抑止しつつ、反省を促し、的確な社会復帰を目指すということのはずなのに、「ホワイトカラー経済犯に対する何十年という刑期はそうした目的に合致しない」のではないかということもあるようです。




確かに、ワールド・コムやエンロンで懲役に服している人たちが20年を超える服役後に、社会復帰する可能性はきわめて低いわけで、判決の性格としては罰することだけにフォーカスしているのであって、受刑者の的確な社会復帰など目指してはいないのでしょう。




資本市場システムが進化を遂げた結果、上場企業が不正を働いた場合に、世の中に与える影響の規模と範囲はすさまじいものがあります。
それだけの影響範囲と規模(ブラックさんが株主に与えたとされている損害額は6000万ドルだから、日本で話題になっている事件と経済規模としては近似している?)に応じた罰が与えられるべきだということなのでしょう。




しかし、一方で、海の向こうでされている議論のように、殺人事件に代表される絶対に復旧することが出来ない事柄とは違って、経済事件によって与えた損害は(理論的には)復旧が可能なわけで、それに対して下される罰が懲役101年というのは、さすがに行き過ぎかもしれません。




逆に、日本でされている議論は、海の向こうから見ると、「甘い」と見えるでしょう。




それにしても、コンラッド・ブラックさんという名前はすごい。
日本人の感覚からすると、B級映画に登場する悪役の”いかにも”な名前に感じられます。
名前だけのイメージですが、すごく強そうな…
ブラックさんの今後は是非ともウォッチしたいと思います。



オー

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2007-03-19 22:22:22

とにかく朝が大切と思うわけです。

テーマ:フロク

とにかく朝が大切と思うわけです。




朝の時間ほど、能率的に動ける時間帯はありません。
それに、人間の生理から考えても、脳みそが最も活性的に動くのも朝。従って、朝の時間にできるだけ集中して、重要事項に対する考察を行いたいと思うわけです。




私は、だいたい毎朝8時前には出勤します。
で、本当は1時間ほど”考える時間”に当てたいわけですが、どういうわけか、ほとんど毎日8時からミーティングが入ってしまっています。
これは非常に不満な事態なのですが、時間調整上どうにもならず、ミーティングが入ります。




となると、自分の考える時間を確保しようと思えば、7時前に出社するという手があります。
あるいは、考えることはどこでもできるわけで、朝1時間、家で考える時間を作ってから出社するという選択もありえます。



笑っている


前向きに考えれば、7時前に出社ということになるのでしょうが、そのリズムに切り替えるのもリスクが伴います。また、結局、7時からミーティングが入るようになってしまう可能性もあります。
かといって、家で考えてからというのも、”気分が引き締まらない”からやめていたほうがいい。



そんなことで、新しい考え方としては、「どうせ考えたところで、大したことは出てこないのだから…」ということで、考える時間など取らないという手もあります。
更に、こんなくだらないことを長々と書いている時間を考える時間に充てればいいという考え方も出てきます。




たまに、”考える”ことについて考えないといけないことだけは確かです。

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2007-03-10 22:22:22

読書会ふたたび

テーマ:インテリジェンス

いつだったか実行したインテリジェンスメンバーとの読書会を”またもや”やってみました。




同じメンバーたちと、今度は「まっとうな経済学」をテーマにした次第です。

ティム・ハーフォード, 遠藤 真美
まっとうな経済学


今回は、前回の反省を踏まえて、あらかじめ特に感心した点を3箇所取り上げておき、その点にフォーカスして議論するということにしました。
前回の課題図書が「悪夢のサイクル」で、どちらかというと自由経済否定の論調だったので、自分たちのビジネスに照らした議論というのが非常に困難でした。
しかし、今回の課題図書「まっとうな経済学」は、自由経済こそ社会全体を良くしていく源といった立場なので、自分たちのビジネスに照らした極めて前向きな議論が可能になりました。




やっぱり、会社というのはビジネスを実行する場なので、どうしても商い・ビジネスに対して肯定的な本でないと議論は活性化しないということがわかりました。
(今回は前回と比較すると、だいぶ議論らしい議論になりました。)





それにしても、「感心した点を3点絞って抽出しておこう」というルールにしていたにもかかわらず、全ての参加メンバーが10~15もポストイットを貼り付けている始末。
やはり、絞り込むこと、捨てることは人にとって困難なことなのですねぇ…



本を読んでいる



因みに「まっとうな経済学」はなかなかの良書です。

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