2010-07-14 15:15:00

在庫の持ちすぎを分析しましょう!

テーマ:社長のための決算書

こんにちわ。(^-^)/

中小企業と起業家を元気にする会計士税理士 太田悦雄です!



久しぶりの決算書分析です。忘れられているかも。。。


今までは、決算書を大局的にみてきましたが、そればかりではなく


より小さな視点でとらえる分析もとっても大事です。



今日は、棚卸資産、いわゆる在庫についての


分析手法を見てみましょう。



会社に置いておく在庫の量をどの程度にするかは、


経営者にとって、難しい問題の一つではないでしょうか?


もちろんたくさん手元に置いておけば、注文があった時に


すぐに出荷できるので、注文を逃すことはありません。


しかし、いたずらに多く置いていれば、倉庫料、管理人件費、


陳腐化などによる値下がりの恐れ、盗難や紛失の危険も


出てきます。



それだけではなく、在庫はおカネを出して購入したものですから、


その分、資金が出た状態で、売れるまでおカネとして戻ってきません。


おカネがモノとして滞留していることになります。


当然、資金繰りにも悪影響を与えているんですね。



そこで、在庫の多い少ないについて、分析する手法が役に立ちます。



在庫の回転期間分析というものです。

在庫の回転期間(月)=在庫金額 ÷ 売上原価(1ヶ月分)

在庫金額が100、1ヶ月の売上原価が50だとすると、


2ヶ月 = 100 ÷ 50 


在庫の回転期間は、2ヶ月となります。


これは、売上原価の2ヶ月分の在庫があることを表しています。



もちろん、回転期間がどのくらいになればいいかは各社によって


大きく異なります。


でも、これを各年度や月次の推移をみて、多くなりすぎていることに


気付けば、その原因を追求し、無駄な在庫を減らすことができることも


あるでしょう。



また、在庫水増しをして粉飾していれば、回転期間分析で


回転期間が数年分にもなっていることから、


粉飾が発覚することがあるのです。



いま、何かと話題のトヨタ自動車ですが、


カンバン方式というのをご存知の方も多いと思います。


仕入の方式を工夫して、在庫を極力圧縮するものです。


これによって、回転期間は大幅に減少させることができ、


コストもカットすることができたのですね。



みなさんも一度、自社の在庫の回転期間を分析してみて下さい。



回転期間という考え方は、在庫に限らず適用することが可能です。


次回以降は、それらも見ていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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