在庫の持ちすぎを分析しましょう!
テーマ:社長のための決算書こんにちわ。(^-^)/
中小企業と起業家を元気にする会計士・税理士 太田悦雄です!
久しぶりの決算書分析です。忘れられているかも。。。
今までは、決算書を大局的にみてきましたが、そればかりではなく
より小さな視点でとらえる分析もとっても大事です。
今日は、棚卸資産、いわゆる在庫についての
分析手法を見てみましょう。
会社に置いておく在庫の量をどの程度にするかは、
経営者にとって、難しい問題の一つではないでしょうか?
もちろんたくさん手元に置いておけば、注文があった時に
すぐに出荷できるので、注文を逃すことはありません。
しかし、いたずらに多く置いていれば、倉庫料、管理人件費、
陳腐化などによる値下がりの恐れ、盗難や紛失の危険も
出てきます。
それだけではなく、在庫はおカネを出して購入したものですから、
その分、資金が出た状態で、売れるまでおカネとして戻ってきません。
おカネがモノとして滞留していることになります。
当然、資金繰りにも悪影響を与えているんですね。
そこで、在庫の多い少ないについて、分析する手法が役に立ちます。
在庫の回転期間分析というものです。
在庫の回転期間(月)=在庫金額 ÷ 売上原価(1ヶ月分)
在庫金額が100、1ヶ月の売上原価が50だとすると、
2ヶ月 = 100 ÷ 50
在庫の回転期間は、2ヶ月となります。
これは、売上原価の2ヶ月分の在庫があることを表しています。
もちろん、回転期間がどのくらいになればいいかは各社によって
大きく異なります。
でも、これを各年度や月次の推移をみて、多くなりすぎていることに
気付けば、その原因を追求し、無駄な在庫を減らすことができることも
あるでしょう。
また、在庫水増しをして粉飾していれば、回転期間分析で
回転期間が数年分にもなっていることから、
粉飾が発覚することがあるのです。
いま、何かと話題のトヨタ自動車ですが、
カンバン方式というのをご存知の方も多いと思います。
仕入の方式を工夫して、在庫を極力圧縮するものです。
これによって、回転期間は大幅に減少させることができ、
コストもカットすることができたのですね。
みなさんも一度、自社の在庫の回転期間を分析してみて下さい。
回転期間という考え方は、在庫に限らず適用することが可能です。
次回以降は、それらも見ていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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