こんな僕でも、明日が総選挙だってことくらいわかっています。
ニュースはたいがい酒井法子と総選挙で
実はとてもうんざりしています。
なんとなく感じるのですが
よく叫ばれる「国民にわかりやすい政治」が
政治そのものをわかり難くしてしまったんだろうと。
どのマニフェストも
倒産前のデパートみたいで
ある意味、必死さは伝わってきますけど
その先に一体どんな社会ができあがるのか
ぜんぜんわかりません。
自民党は政権選択じゃなく、政策選択だとか言ってます。
なんていう名前か忘れたけれど
政策を表にして、どの党の政策がより良いか簡単に見比べることができる。
そんなものもあります。
もちろん、それも大事なのかもしれないけれど
その党の政策を縦に見て、いったいこの国をどうしようとしているのか
確認するのも大事なことだと思います。
ところが、残念ながら
なんとなくその未来図を想像できるのは共産党くらいで
やっぱり、倒産前のデパートのチラシみたいに必死なだけで
組み立てることで未来図が見える、そんなものじゃありませんでした。
制度が疲弊してることはなんとなく理解できます。
それを変えなきゃいけない。それもわかります。
ただ、その制度は最初から間違っていたのか?
それとも、あるときまで上手くいっていて、あるときから間違ったのか?
もし、そうなら
どのような理由で、何が原因で、間違った方向に進んだのか?
誰も何も話してくれません。
僕はやっぱり物事には手順があると思いますし
原因を突き止めないで、全部が悪だとして処理してしまうようなやり方は
また次に同じことを繰り返すことになる。
そして、全部を悪としてしまうことで
失われる善が必ずあります。
そして、その失われた善は、容易に取り戻せるものじゃない。
それはこの四年で十分過ぎるほど、痛みを伴って感じたことでもあります。
ものごとはそんな単純じゃないと思うのです。
責任力とはいったいなんなのか?
本来、とるべき責任を
とるべき人がとらず、下の者にまわしてきた
そんな社会を作り上げたのも、自分たちだろうに‥と。
政治とは、経済を経て
僕たちの心の問題
良し悪しの基準にさえ踏み込みます。
そこまでの責任を感じている政党があるのか疑わしいし
僕たち自身、その覚悟で投票してるのか疑わしい。
もし、その覚悟があるのなら
あんなどこに行くか定かじゃない、マニフェストで
何かを決めることなんてできやしない。と、僕は思うのです。
明日選ぶ政治家は
僕たちを代表して議論をし未来を決めていくわけです。
その代表の行う政治がどうしようもないのは
僕たち自身がどうしようもないからで
最近の世襲批判もそうですけど
あれだって、自分たちが選んでるんだからしかたない。
二代目だから、三代目だからダメだ。なんてのはまったく僕には理解できない。
老舗には老舗のよいところがあり、新しいものには新しいもののよいところがある。
もちろん、よいところがあれば、悪いところもある。
どんなことであれ、それは変わらないことだと思うのです。
それにしても、事前調査で
ここまで民主党が優勢だとは思いませんでした。
積極的に民主党に入れる理由とはなんでしょう?
民意、民意と持ち上げて
民衆がその気になって
政治があらぬ方向に進んでいく。
本来、政治は水のように
なければ大変だけど、あることを誰も感謝しない。
そういう存在であるべきだと言われますが
民主主義というのはどうやら違うみたいです。
毎日の仕事と、家族のことで精一杯の人や
異性と遊んだり、ファッションに気を使ったり
毎日忙しい若い人や
のんびり水戸黄門を見てるおじいさんに
政治がどうあるべきか、必死に考えなさいと言う。
何が正しく、何が間違ってるのか決めなさいと。
もちろん不満が生まれ、政治が表舞台に立ってしまった時点で
水のようであるという理想は破綻してますけど
だけど、そんな人たちに
正しい選択なんかできるはずがないと思うのです。
逆に、それで正しいものが選べるなら、国会なんて必要なくなります。
要するに、選挙とは
責任の分担のことではないでしょうか?
自身の選択に、その結果訪れる未来に
責任を持つこと。
もっと言えば、不満を封じ込める制度でしかない。
自分たちが選んだ結果なのだからしかたない‥と。
だからこそ、とりあえず
ものごとには表裏があり
何かを悪として、そのすべてを捨ててしまうような
愚かなことはしないようにしたいと思います。
どうあれ、選択とはとても難しいことです。
何かを選ぶということは何かを選ばないということ。
ものごとには表裏があり
何が悪で何が善かを決めるのはとてもとても難しいことです。
それでも、なんとか覚悟して
何かを掴む、もしくは捨てることを選択と言うのだと思います。
ですから、選挙に行くのは大事なことだと思いますけど
ニュースの最後にアナウンサーが適当に言えるほど
気軽なものじゃないのだと思います。