1 | 2 次ページ >> ▼ /
2008-08-27 23:38:12

お話を書いたりしてるけど‥

テーマ:ブログ
いや、ほんと酷いんだ。

読み返すたびに悲しくなる。


うん。くまのお話のことなんだけどね

どうしようもなく才能ないね。というか、あるとかないとかの話じゃないというか

あるとはどういうことなのか、ないとはどういうことなのか

それさえわからない。



でもさ、ずいぶん楽になったよ。

募る想いってのは、抱えてるだけで肩がこる。

なにをするにも邪魔になる。

はじめは程度のいい、優しさとか心配とか期待とかね

そういうものなんだけどさ

募ると、嫉妬心がむくむく膨らんで

自分の体より大きくなっちゃって

寝ても覚めてもだからね

仕事も疎かになるし。


たとえばさ、それが相手のいるものだとしたら

大っぴらにした途端、引かれちゃったりするわけだよ。

想像はどんどん膨らんで、現実にある関係なんか飛び越しちゃって

勝手な思い込みだからね。



もちろん真剣に誠実になにかに取り組むってのは大切なことだけど

相手がいるなら、ある程度歩調はあわせないとさ

せっかくの希望が、一番悲しいかたちで終わっちゃう。

終わらせられちゃうからね。



僕の場合はたくさんありすぎて

どれがどれと言えないけれど

まぁ、積もり積もったさまざまな想いがあったのさ。



でもさ、最初の原稿用紙10枚分くらい?

そのくらいまでくるとね、募った想いなんてどこかに行っちゃってるんだ。

お話はまだ冒頭なのにさ、もう目的は達せられちゃってるわけで

あと、どうしようか?とね。



今回はさ、僕が想像して頼りずっと長くなっちゃっててね

一応、後半くらいまではできたんだけど

まだまだ終わりが見えないよ。

なんかさ、話を進めたいばっかりに、どんどん疎かになっていくし


それで、全部書き終えたら

削ったり増やしたり、言葉を変えたり

会話をお洒落にしたりとか、いろいろするわけじゃない。

そこはちょっと楽しみにしてるんだけど

気力が持つかどうかわからないよ。


なにしろ目的は達せられちゃっていて

ある意味、無意味な努力になるわけだから。


とりあえず、最後まで頑張ってみるけどね

いや、ほんと酷いんだ。

笑えないくらい酷い。

10年後頭を抱えるために書いているようなもんだよ。


2008-08-23 22:50:25

この頃

テーマ:ブログ
凪みたいに静かな時期ももう終わりそう。

ようやくいろんなものが動き始めた。



今日は不動産屋さんに紹介してもらった

建築士さんのところへ行ってきた。


前の建築士さんはとてもよい人だったし、僕はすごく好きだったけど

如何せん建築費が高い。

今度の人は紹介してくれた不動産屋さんと関係が深いみたいで

ずいぶん安く仕上げてくれるらしい。

一応、単純な見積もりを出してもらったんだけど、

前に比べたら本当に安かったよ。

でも、ここからが大事だよ。

僕たちの注文をどこまで聞いてくれるのか?

地元の会社だから宣伝を絡めて、どこまで割り引けるのか?

たくさん話し合うことがある。

設計士の人とも会えたんだけど、なかなか職人気質っぽくて

そういう人、僕好きだからさ、楽しみになってきたよ。


土地の売却の方もね、不動産屋さんが言うには順調に話が来てるみたいで

銀行のローンとの兼ね合いもあるらしいけど

このままでも大丈夫そうだと。

まぁ、もう預けちゃったわけだから信じるしかないもんね。



買うほうの土地は、まだ正式に売りに出されてないんだけどね

今はアパートなんだけど、立ち退きも順調らしく

交渉もうまく進められそうだと。


ある程度話が進んだら、内装の準備もしなきゃならない。

安く仕上げるために、うちの近所の大学に頼もうと思ってるんだけど

なんかね、先生が引率して作業してくれるらしくてね

施工例を見せてもらったんだけど、すごく綺麗に出来てたんだ。

楽しそうなアイデアもたくさんあったし、

それになにより、駅からその大学の通り道になるからさ

お客さんとしても考えられる。

一石二鳥だね。

うん。だから僕は考えたんだ。

どうしたら学生さんが親身になってくれるかと。


とりあえず、あれだね

相手の心を掴まなきゃならない。

長く一緒に働けば、それなりに打ち解けて仲良くなれると思うけど

最初の最初ね、女の子を連れておこう。

きっとやる気になるはずだ。

男なんてそんなもんだよ。馬鹿にしてるわけじゃなく、そういうものだよ。

女の子がいるだけで張り切るものさ。

特に若い学生さんだから、いろんな思惑が生まれるんだろう。


そこで誰かを探さなきゃならない。

これまでは弟の彼女を考えていたけど、最近別れてしまったんだ。

一昨日他の人と誕生日会してたけど。

冗談じゃないよな。まったく。4・5年堪えろって言うんだよ。

自分の意思で世界を変える気がまったくないんだな。

まぁ、きっと僕を見てそうしなかったんだと思うけど。

うん。僕はとても良い反面教師だ。


綺麗な人はいるんだけどさ、みんな年上なんだよね。

40歳だろうがなんだろうが、僕からみれば魅力的なんだけどね

大学生と言えば二十歳そこそこでしょ?お母さんだもんね。

とりあえず、いとこをどうにか連れてこようかと計画中だけど、

理由を話したら怒られるだろうな。本人にも叔父さんにも。





今は筋力トレーニングも中止して

くまとおじょうさんの話を作ってる。

なんのために?

それがよくわからないんだけどね。

やりだしてみたら楽しいんだ。

行き場のない想いがうまく消化されて、疲れるけど気分がいいんだ。

数時間で終わると思ってたのに、気がついたら長くなってて

でも、ほんと楽しい。



2008-08-21 21:52:38

雷雲を眺めてた。

テーマ:ブログ
雷雲を眺めてた。

二階のベランダから、徐々に徐々に南の空に流れていくのを。

暇なわけじゃない。

ちゃんと今日も仕事をしてきたし、

これから溜まったレポートを書かなきゃならない。

ただ、この歳になってようやく時間の使い方を覚えた。

道をゆっくり歩いて、空や木や花や散歩中の犬から何かを掴もうとすること。

同じように雷雲を見ること。

それは割くべき時間なんだ。それをしない時間こそ無駄だと思えるくらい。



暗い大きな雲が唸り声をあげる。

そして稲光。

闇を切り裂く稲妻は、そこにある雲のかたちを浮き彫りにする。

雲の奥深くはどうなっているんだろう?

怖くはなかった。

大きく口をあけて、僕の銀歯に雷が落ちないかな。

もし、あの大きな暗い空を切り裂く稲妻が、僕の銀歯だけをめがけて落ちてきたとしたら‥

ジャンボジェット機が僕の鼻先めがけて追突してきたらと想像したことがある。

それはちょっと怖かった。

だってパイロットが必死に操縦して、寸分狂わず僕の鼻先を目指してくるんだ。

どうぞ想像してみてください。怖いでしょ?




なにしろ、僕は二階のベランダから雷雲を眺めていたんだ。

ゴロゴロ、ピチピチと雷鳴

記者会見のフラッシュみたいに、空のいたるところで稲光。

最近、高原で徐々に迫ってくる雷雲の怖さの話を聞いてたから

それをなんとなく想像して、でも怖さまで想像し切れなくて

やっぱり僕も見たいなぁ‥なんて思ってたんだ。



そしたらね、どうしてかわからないけど

クマとお嬢さんの話を作りたくなった。

僕は少々神話に詳しいんだけど

北欧の神話のトールという雷神様の物語を拝借して

クマとお嬢さんの話を。

あんまり面白くはなさそうだけど。




2008-08-20 20:04:35

僕には幽霊が見れない。

テーマ:ブログ
幽霊は見える人と見えない人がいるらしい。

「いるらしい」は、僕が見えない人だから。

一応、声はなんどか聞いたことがあるけど

それだって幻聴かもしれない。

なにしろ僕に幽霊は見れない。



感性っていうのかな?

たとえば、洋服選びとかね

もちろん訓練も必要だろうけど

わかる人とわからない人がいる。


絵や写真なんかもそうかもしれない。

瞬間的に感じるものと

じっくり鑑賞して感じるものと、二つあるらしいけど

たぶん、瞬間的なものの方かな、そういった感性というのは。


人の想いに敏感だったり

言葉選びが機敏だったり


経験というか、結果的な訓練というか、

否応なく、養わなきゃ生きていけない人もいたり

でも、これって努力でどうにかなるものなのかな。


僕はやっぱり才能だと思うんだ。

どう努力しても、というより、気づかない人はまったく気づかないから

努力のしようがないものね。




僕には幽霊が見れない。

同じように感じたり見たりできないものが世の中にはたくさんあるんだと思う。

悔しいけれど、これまでたくさんのそういうものを見逃してきたんだろうな。


でも、所詮さ、1人のモノの見方なんてたいしたことないよ。

その見方も共感が得られなきゃ、独りよがりの妄想だもの。

だからさ、そういう才能のある人と共にいろんなものを見たり聴いたりしたいよね。

「あーなるほど。」って、感心し合えたらすごく素敵なことだと思うんだ。

世の中が何十倍も面白く見えるよ。きっと。

まぁ、まず感心してもらえるように自分を磨かないとね。

せっかく出会えても、興味を持ってもらえなきゃ寂しくなるだけだもの。


2008-08-19 16:07:36

夏が終わっていく。

テーマ:ブログ
夏の陽射しが戻ってきた。

まだまだ暑い夏が続くんだ。汗と気だるさと心が躍る夜。


だけど、なにかが違う。

甲子園に最後のサイレンが響いて

お盆休みを終えた白いシャツのサラリーマンはまぶしく

嬌声の響く青いプールの子供たちは宿題に追いやられ

風に揺れる水面を赤いトンボが跳ねる。



夏は雨を過ごすことで、何かを流してしまったんだろう。

それはたぶん夏の欠片なんだ。

そして川や水溜りやプールから、赤いトンボが拾い集め

高く高く空へ飛んでいく。

夕暮れ、家路を急ぐ僕たちに、夏の欠片を降り注ぐ。

こうして夏の終わりに詩が生まれる。

「さよなら、夏の日、いつまでも忘れないよ‥」と。




夕暮れ

吹き抜ける風

戻れない7月20日

大人たちはいつも言うんだ。「また来年があるじゃない?」と、嘘だと知ってるくせに。

だから、まだ、もう少し

落蝉と水面を跳ねる赤トンボに、季節を委ねるにはまだはやい。









2008-08-17 17:28:06

ずぶ濡れになった。

テーマ:ブログ
ずぶ濡れになった。

こんなのいつ以来だろう?


朝7時に家を出たとき

雨なんか降る様子もなく

とても昨日が暑かったから、まったく予想してなくて。



仕事中は降ったり止んだり

駅までは送ってもらえた。

だけど、下車駅から家まででずぶ濡れ。


いつもの僕なら、雨宿りをしていただろうけど

ふと、ある物語の一部分を思い出した。



街路樹の下を、ずぶ濡れの女の子が通り過ぎる。

前髪は張り付き、眉間を雨が流れ

長いスカートは雨を吸込み、白いブラウスはひどく透けている。

雨にほっそりとした体を縁取られた女の子。


男の子はずぶ濡れで歩くほっそりとした女の子に

居てもたまらず追いかけて傘を差し出した。


「傘、つかいなよ‥」


体を動かすのも億劫になるほど女の子はびしょ濡れで

ただ、黙って首を振る。


男の子は決意して

「いいから、つかいなよ!」と、迫る。


だけど、女の子は

立ち止まりもせず、「いらない‥」と、つぶやく。



男の子はどうしようか躊躇う。

だけど、女の子の靴が踏み込むたびに白い泡を出すのを見て

追いかけ、傘をひらき、なにも言わず女の子を雨から守ろうとする。



すると、女の子はピタッと立ち止まる。



あまりに不用意に女の子が立ち止まるので

男の子は自分がどんな過ちを犯したのかと心配になり

「でも‥」

だけど、それ以上の言い訳は出てこない。



女の子は自分になにか言い聞かせるように一呼吸置き

「‥どうして?」と。



救いだった。神様が与えてくれたチャンスだと思った。

男の子は一ダースの言い分を片っ端から口にしようとした。

どれか1つを吟味する余裕なんてまったくなかったから。





でも、女の子は答えなんて求めていなかった。

雨の降る空を見上げ、誰に伝えるでもなく

「どうしてみんな雨が嫌いなんだろう?」と、つぶやいた。



男の子は、一ダースの言い分が、

雨水と一緒に排水溝に渦を巻き流れていくのをただ見送った。



風が街路樹を揺らす。

見上げる女の子の額や頬に、大粒の雫が落ちる。

「痛っ‥」

悔しそうに額を押さえる。



「ずぶ濡れになりたくないからじゃないかな?そんな風に‥」

ようやく言葉にできた安心と

なにか見当違いなことを言っている不安とで

男の子は俯き、いつ来るともわからない女の子の言葉を待った。



「どうしてずぶ濡れになっちゃいけないんだろう?」

答えなんかいらない。

女の子はそう思ってるのか、また雨の中を歩き出す。



「気持ち悪くないの?」

男の子は後を追う。



「晴れてる日は陽射しを受けるのに、雨の日は濡れちゃいけないなんて誰が決めたのかしら?」




その後、男の子がなにを言い、女の子がどうしたのかは覚えてない。

男の子が呆れて立ち去ったかもしれないし

女の子が呆れて追い返したかもしれないし

気分が変わって、相合傘で帰ったかもしれない。

そして、一緒に朝目覚めて、「残念‥今日は晴れだわ‥」と、言ったかもしれないし

「また雨、いやになる‥」と、言ったかもしれない。

寝てる間に雪になって、雪合戦をしてはしゃいだかもしれない。

季節が夏だったか冬だったかも覚えてないから。

あ、白いブラウス一枚だから冬なわけがないか。でも、暑がりなのかもしれない。




なんにせよ、そんな中途半端な物語を思い出して

僕も濡れて帰ろうと思った。


びしょびしょになって歩いていると、傘をさす人の視線が痛い。

「どうして濡れちゃいけないんだろう?」

僕は心の中でなんどか呟いた。


だけど、ずぶ濡れは悲しそうに見える。

もし僕がほっそりとした女の子だったら

僕の前を歩く男の子はそっと傘を差し出してくれただろうか?

きっと僕なら差し出して、排水溝に言葉が流れたら

「じゃぁ、僕も濡れてみよう!」と、ずぶ濡れの女の子に付き合ってみたい。

















2008-08-16 20:32:31

できないから、しなきゃならない

テーマ:ブログ
勇敢な男は自分のことを最後に考えるものである。

と、ドイツの詩人は言う。


その通りだと思った。

だって、僕がこれまで見てきたヒーローはみんなそうしていたから。

だから僕もそうなりたいと思った。

でも、どうしてもなれなかった。


僕はいつだって、どんなときも、まず自分を考えてしまった。

そして、それこそが真実なんじゃないかと思った。

あらゆるヒーローは教訓として生まれたんだろうと思った。

「できないから、しなきゃならない」

人は嘘をつく生き物だから、「嘘をついちゃいけません」という教訓が生まれるように。




昔、僕にはとても大好きな人がいた。

とてもとても大好きだったから

すべてを理解していと思った。

そして、理解されたいと願った。


でも、それはどうしても叶わなかった。

僕の努力が足りないだけかと思ったけど

「人は人のすべてを理解することはできない」

それが真実なんじゃないかと思った。


神経質過ぎるわけじゃないと思う。

ときどきなんだ。

ときどき、理解されない悲しみや、理解できない悔しさで

やりきれなくなることがあった。そういうこと。


きっとこれも1つの教訓なんだと思った。

「できないから、しなければならない」


「すべてを」

これが救いになった。


「すべて」理解することなど絶対にできない。

なら、多少は、ある程度は、ほんの少しは理解することができるんだ。


たぶん、これがこの世界にある希望なんだと思った。

ほんの少しや、ある程度や、多少のために

きっと間違えることも多いだろうけど、

もし、自分のことを一生懸命考えてくれてる人がいたら、僕は許すよ。

許すどころじゃない。間違えようがなんだろうが、たくさん感謝するよ。

だから、きっと大丈夫だと思う。間違えたっていいや。

なにしろ、その努力をすることだよ。

世界はなんて暖かいんだ。


こうして僕は最近幸福を感じはじめてる。






2008-08-15 17:20:36

美人が抱える悩みについて。

テーマ:ブログ
とにかく暑い。

これじゃ、ラクダだってへたばる。

熱中症が心配だよ。

みんな大丈夫だろうか。

暑くてぐったりしてないかな?

すぐに車をまわして救助しに行きたい気持ちだよ。



僕はと言えば、ありがたいことにお休みなのです。

一度、出かけてみたけど

あまりの暑さに耐え切れず、戻ってきてしまいました。

陽が隠れたら犬の散歩に行こう。





昨日、僕は考えさせられる話を聞いたよ。

それは「美人であることの悩み」


まぁ、人によっては嫌味に聞こえるだろう。

僕もコンプレックスを抱えているから

正直、羨ましい悩みだと思ってしまった。


だけど、人が悩む苦しみは

悩みの内容とは関係ない。

現実、目の前に存在してることが問題なんだ。


そして、コンプレックスを抱えてる僕でさえ

その悩みは共感できるものだったよ。

切実な問題としてそれはあったよ。



たしかに、世の中の男性は

女性の容姿に捉われる。

それは、「美人じゃないより美人の方がいい」程度のものじゃなく

「美人であること」だけで、捉われてしまう。

「そうじゃない!」と言う人もなかにはいる。

たしかにいるけれども、ごく限られた小数だよ。

そして、ごく限られた小数の中にも

隠れキリシタン的な人もいるし、ただ諦めただけの人もいる。

積極的に価値を掴み取れる基準を持つ人は本当に限られてる。

そして、それは異性に限ることじゃない。

同性だって異性ほどじゃなくても同じようなことはある。




僕はわりあい人に好かれやすい方じゃないかと思う。

だけど、そこに僕の容姿が関係してるとは思えない。

だから、好きになってくれる人は自動的に中身を見てくれているのだろうと思う。

それ以外の方法がないこともあるけど、たえず努力した結果だとも思える。

だから素直に信用できるし、素直に幸福を感じることができる。

笑顔に笑顔を返すことができる。



眩しすぎるんだ。

容姿の美しさに人は目を奪われ

まるで昼の闇のように、他のものが隠れてしまう。

もし、その人がたえない努力をしてる人だとしたらどうだろう?

自分を一生懸命成長させようと努力してる人だったら?

むくわれない悲しさ、軽んじられる努力

虚しくなりはしないだろうか?


敵意をむき出しにされることもあるだろう。

簒奪者に利用されることもあるだろう。

誘惑はそこらじゅうに転がってる。

そんな世界で自分を守らなきゃならない。

人を疑うことばかり覚えてしまうのもしかたないし

そういう自分を嫌悪することも悲しみの1つだと思う。


人を信用できないことは、とても悲しいことだと思う。

いつか本性を表し、裏切られる不安を抱え

笑顔を見せることなんて苦しいことだと思う。


そして自分を守ろうとすればするほど

保有する人間の悲しみに気づかない人は

傲慢だと罵り、離れていく。


人が離れていくことは誰にとっても辛いことだよ。

辛いから、離れてほしくないから

打算や僻みに気づかないふりをして、笑顔を見せなきゃならない。

馬鹿らしい。やってられないと捨ててしまいたくもなるだろう。


勝手に見た目で判断して、勝手に見た目を褒めて

勝手に見た目で離れていくんだ。

世の中は勝手で溢れてる。勝手を入れるための袋を用意しなきゃならないくらい。

保有しない人間の傲慢さだよ。

そして、同じように打算が溢れてる。不動産屋くらい溢れてるよ。

だけど、それも人間なのかもしれないね。僕も含めて、悲しいけれども。




彼ら、彼女らは

子犬のように謙虚で、借りてきた猫のように慎ましく、

幼稚園児のように無垢で傲慢で、発展途上国の審判のように不公平だ。

そして壊れ気味の石油ストーブくらい自信がない。



そう、自信がないんだ。

自分の中身に自信をもてないから必要以上に容姿に捉われるのかもしれない。

易々と手に入るものじゃないから、そうなるのもしかたないと思うんだ。

僕もどうこう言えたもんじゃないし、

だから逆に極端に捉われない人を見ると怪しんでしまうよ。






美しい容姿に隠された心も、気づかれない保有する人間の悲しみも

昼の闇のように深い。

きっと、とても寂しかったんじゃないかと思う。

僕なら寂しくなるよ。





だけど、1つだけ言えることがある。

僕は最近覚えたんだ。

好きなことを一生懸命努力していれば

ちゃんと見てくれる人が必ず現れる。

僕はそうやって素敵な人に出会えたよ。

きみもまたそのうちの1人なんだ。

もし仮に現れなかったら

僕がなればいいだけだよ。

そりゃ人間だから、ときどき眩しさに目を伏せてしまうこともあるだろうけどもさ。



だから、中身が無いなんて言っちゃダメだ。

それは絶対に公平じゃない。

理解されない悲しみを知ってるなら、なお更言っちゃいけない。

まだそれほど深くは知らないけど、

5コくらいなら今すぐにでも言うことができるよ。



後だしジャンケン的で、フェアじゃないのが嫌なんだけど

とりあえず

誰かのためじゃなく、僕は僕の生き方の問題として、

今となにも変わらないよ。

同じことを言って、同じことをしていた。

もし、仮に目脂だらけのラクダだったとしてもね。
































2008-08-15 14:53:20

終戦記念日

テーマ:ブログ
今年もまた暑い終戦記念日。

激しく鳴く蝉

甲子園のサイレン

ジリジリ皮膚を焼く陽射しに

からみつく湿気。



なんとなく、悲しい日だと思える。

日本中がどこか悲しんでる気がする。

蝉の声も犬も電柱も

遠くから聞こえてくる、ガタゴトと電車の音も。



もちろん、僕は当時を生きていない。

玉音放送を聴いたわけじゃない。

だからかもしれなけど、

僕がこの終戦記念日の暑さに想像するものは

ジャングルで兵隊に追い立てられる牛だったり

足を引きずり、懸命に前に進もうとする白骨街道の日本兵だったりする。

ありとあらゆる過酷と壮絶を詰め込んだインパール作戦を想像してしまう。

そして、いつも最後に思うのは

これは一体何のための試練だったんだろう?だ。


神様はときどき僕たちに試練を与える。

だけど、人間は人間に救いのない地獄を与えることができるのだろうか?


もし、仮にそうだったとしても

受け入れたくないな。

だから、ありとあらゆる壮絶と過酷を、僕たちは引き継がなきゃいけないと思うんだ。

それはきっと、誰かに平和を叫ぶことでもなく

過酷や壮絶を利用して恐怖心を与えることでもなく

ただ、僕たちが誠実に生き切ることだと思う。

それに尽きるんだと僕は思うよ。


2008-08-13 20:10:11

Uターンラッシュ

テーマ:ブログ
車窓を流れる景色。

空、雲、鳥、

山、緑、土、川、橋、大きな看板。

水路、垣根、大きな屋根、玄関先で吠える犬。

お風呂あがりのコーヒー牛乳。さっぱりとしたシーツ

みんなの笑顔。優しい声。

青々とした田を突き抜ける灰色の道路。

くっきりと、青を縁取る灰色。

僕たちは帰らなければならない。

灰色に覆われた街に。

輪郭のぼやけた灰色の街に。



なにもかもが鮮やかだった。

空の青、もくもくとふくらむ白い入道雲

翼を広げる鳥

泳ぐ魚の気持ちまで手にとれる透明な水。

今にも蜜がこぼれそうなこげ茶色の幹、陽に透く緑の葉、柔らかい土。

貫く木漏れ日。散りばめられた宝石よりもキラキラと輝く森。

植物や動物や昆虫の生きる匂い。森が呼吸する匂い。

きっと一万年前と同じ匂い。


色もにおいも鼓動も、すべてが鮮やかだ。

圧倒的な存在感。畏れ。

はっきりと確認できる。僕たちもまた同じように生きているんだ。

同じように生かされているんだ。



そして僕たちはぼやけはじめる。

少しずつ一体になっていく。

森になっていく、地球になっていく。

伸びた幹と右手が繋がり、足のつま先と蟻が繋がり、土と繋がり

意識も徐々に溶け込んでいく。

聴こえてくるのは鳥のさえずりだけ、風に揺れる葉の音だけ。


そう、僕たちは森で、僕たちは土で、僕たちは空気で、僕たちは物干し竿でもあった。

世界は別々じゃない。

さぁ、僕の意識よ、溶けてしまえ。





劈くような鳥の声、森の奥深くから鼓膜を劈く嬌声。

森は僕を拒絶する。

きっと汚れ過ぎてしまったんだ。

輪郭のない灰色の街に馴染みすぎてしまったんだ。

鳥がさえずり、風が葉を揺らす音

そして、僕の呼吸。

ひゅー、ひゅーと

生きたくて、生きたくて、生きたくてたまらない音だ。

ここには相応しくない音。

たぶん、ここにあるものたちよりずっと、僕たちは醜い。



車窓を流れる景色。

僕たちには鮮やかすぎるのかもしれない。

渋滞が僕たちを灰色に染めていく。

ステレオから流れる音楽

赤いブレーキランプ。

美しく均等に並ぶ外灯

さびしそうな横顔。励ましとため息。



また僕たちは輪郭のない街で叫ぶんだ。

僕は僕、君は君と。そして物干し竿は物干し竿と。

ときにはあの森の奥深くから聴こえた

鼓膜の劈く嬌声をあげてでも。

















Amebaおすすめキーワード

    1 | 2 次ページ >> ▼ /