木村悦子のブログ2013-2016

ペット好きへ千葉松戸より発信。2025年までに日本から犬猫殺処分をゼロにしよう!o(^▽^)o


テーマ:

 

日本の死刑執行関連施設。今まで見た中でもっともやりきれない仏壇。死刑囚はこちらで最後の教誨を終えた後執行室へ向かうという。

620969.jpg (1024×726)

 

こんにちは。木村悦子です。(^-^)

 

本日はかなり今更ですが(1年前)、書きかけて修士論文が忙しくなりそれきりになってしまった記事の続編です。遅くなって申し訳ありません。(やっとまとめました)

 

※死刑囚や制度について触れる本なので、本記事の内容も重いです。また今回、自分にしてはグロな画像もあります。ずっとのんびりした巡礼レポートが続いたため突然にすみませんが、そのようなワケでどうぞご注意ください。

 

▼1はこちらです。(読み易く書き直しました)

教誨師1 人が救われるとはどういうことか 帰命無量寿如来 南無不可思議光

 

作品紹介とこれまでのあらすじ

 

・死刑囚の精神救済に生涯を尽した教誨師(僧侶)渡邊普相の一代記(ノンフィクション)

・熱心な先輩僧侶から受け継ぐ形でやる気に燃えていた若き日の渡邊

・個性豊かな死刑囚達とのやり取り

 

以下、その後のあらすじ…

 

 

死刑囚達とのヒューマンドラマと容赦ない現実

 

日本弁護士連合会│Japan Federation of Bar Associations:死刑廃止を考える[Q5]

 

字が読めない気弱な強姦魔に文字を教えたり、ふてぶてしい中年の茶飲み話にいらだったり。様々な死刑囚達との実の詰まったやり取りを重ねていく教誨師渡邊。

 

しかし現実は残酷で、折角字を覚えたのに死ぬ。最後まで母を憎みながら死ぬ、故人の遺品を金に換える事だけを親族が話題にするetc.

 

日本弁護士連合会│Japan Federation of Bar Associations:死刑廃止を考える[Q6]

 

何年も深い付き合いを重ね、気心も知れた馴染み達(死刑囚)と、最後はやり切れない別れが続く現実。若く希望に燃えていた渡邊も、次第に疲れて…

 

意欲も体力も失せているのに、全国の教誨師のとりまとめを任され法務省との調整役になり、立場だけが重くなっていく。

 

この辺のやり切れなさは、中年の自分には身につまされました。お坊さんであっても、人生に疲れていくどうしようもなさが私達とまったく同じなので。

 

アルコール依存症になり、救われていく

 

 

長年死刑制度の矛盾に耐えてきた無理が利かなくなり、70代近い晩年に渡邊はアルコール依存症で入院。ついに病院から教誨に通うようになる。

 

ところがアル中をカミングアウトしてから、死刑囚達との垣根が無くなり、渡邊は一人の不完全な人間として囚人達に認められるようになっていく

 

 

死刑囚達が打ち解け、冗談を言って大笑いしたり。渡邊から何かを教えよう伝えようという「上から目線」が消え(消えざるを得なかったのだと思うが)真に心の通った交流ができるようになる。

 

結果的に、死刑囚を救うはずの教誨師である渡邊自身が1人の人間として救われていく。以後82才で亡くなるまで、教誨師としての人生をまっとうする。

 

すごくはしょって紹介してしまいましたが、とても感動したし考えさせられた本です。

 

この作品について書きたいことが大きく二つあるので、今回から2回に分けて書きます。

 

1 死刑制度の問題(運用と是非)⇐今日ここ

2 人が救われるとはどういうことか

 

1 死刑制度の問題(運用と是非)

この本を読んで私の感じた日本の死刑制度の大きな問題は以下です。

 

①    運用方法(関わる者に深刻な心の傷を残す)
②    死刑の是非(アリか?ナシか?)

 

ちなみに死刑制度について、世界的な傾向は以下の通りです。

 

宝石緑世界的には減少傾向だが、アメリカに追随するのが好きな日本も未だ有り

宝石緑犯罪抑止力の問題、有る無しのデータはいずれも真偽不明

 

よく犯罪抑止力があるから停止できないという意見がありますが、では抑止力があるなら死刑はアリなのかという倫理・人道上の問題もあります。(ここでは深入りしません)

 

死刑制度の是非は正解が無い(かつ平行線になりがちな)タイプの問いなので、②アリかナシかの前に①運用の問題を考えることで、是非について一つ答えが見えてくると感じました。

 

死刑制度の運用について考えてみる

公務員が直前に通知され、半強制的に行われる

 

「役所がね、情報を出したがらないのは、わしは理解できるんです。そりゃあ、外に出せるようなもんじゃないですよ、あれは。だから一般の人は死刑っていうものは、まるで自動的に機械が行うくらいにしか思ってないでしょう。何かあるとすぐに死刑、死刑と言うけどね、それを実際にやらされている者のことを、ちっとは考えてほしいよ。」(p.203)

 

なぜこんな写真が、どこから流出したのだろうと不思議。(death penaltyで検索するとたくさん出てきます)

 

本文中に生々しい当事者の葛藤の描写がありますが、執行当事者の心に残る傷を考えれば、死刑執行はほとんど組織的モラハラと解ります。(関係者は思い出す事が苦痛なので話したがらない。レイプ被害者と同じ)

 

今も同じかは不明ですが、この本に出てくる刑執行人について選定のプロセスはほぼ直前に言い渡すようになっています。(前日に伝えると逃げてしまう人が居るため)

 

プロ意識とかの問題ではないと思う。いくら仕事でも、殺人は嫌ですよ…

 

殺処分とは、何か。|Vegan☆Venus(*^^)v

 

公務員が仕方なく嫌な刑執行(殺害)を担っているのは犬猫殺処分もまったく同じですが、こちらは罪もない犬猫のため内部が何十年もかけ少しずつ明るみに出されてきました。

結果多くの人が知る所となり、解決すべき社会問題として広く認識の共有に至っています。

 

(今でもほとんどの殺処分場は写真を撮らせたがりませんが、最近は教育のため多くの人に知ってほしいという方針のセンターもあります。長い時間をかけ、それだけ変わった)

 

人間の死刑制度についてはまだまだ議論が発展するほど情報開示が進んでいないように思う。そこがまず問題と感じました。

 

国として出せない事なら、すべきではないと思います。

あなた方のうち罪なき者がまず石を投げよ

 

オンライン聖書-回復訳-ヨハネによる福音書

66e1cd9f1f285bc0460a0583e2671067.jpg (640×387)

 

「あなた方のうち、罪なき者がまず石を投げよ」

 

姦通罪で石打ちの刑にされかけた女の刑執行について問われたイエス・キリストの名言だそうですが、ここに死刑執行を考える上で最重要の視点があると感じます。(イエスがそう言うと結局誰もいなくなり、女は助かったというオチ)


 昔の日本の「罪人の裁き」はこのような方法でも行われていたそうです。知りたくもなかったですが、少しずつノコギリでひかせる残酷なもの。(誰でも参加可能)

 

鋸挽き

 

※実際はほぼ手を出す人はいなかったとの記述にホッとした。

 

現代人の眼から見れば嫌だし猟奇的ですが、刑執行については(世の直接・間接に死刑執行に賛成している人間達に)実際に生きている人間を傷つける痛みも味わわせた。その意味では野蛮だが人を裁き罰する事の重さを知らしめる合理的運用でもありました。

 

古代ヨーロッパの石打ち、日本の鋸引き。いずれも残酷ではあるが、裁いた罪人を無駄死はさせなかったとはいえるのです。


裁判員制度はこれに近づいた考え方で、無作為に選ばれた裁判員は罪人に審判を下す痛みを分かち合わざるを得ません。法治国家のルールに基づく社会構成員の一人として、誰かに刑を科す痛みを分かち合うという意味では望ましい方向に変わっていると感じます。

 

個人的には人が人を裁くこと自体、そもそも可能なのかと疑問に思うし、死刑存続を叫ぶなら、その人は刑執行の痛みも当然引き受けるべきだと思うので。

 

woman-of-adultery-with-Jesus.jpg (700×453)

 

死刑制度 運用の改善提案

死刑制度の存続・廃止を議論する前に、裁判員裁判のように法律は現状ルールのまま、死刑賛成者は刑の執行段階で参加必須にしてはどうか。

 

マイナンバー制度もできた事だし、死刑囚の刑執行事前の立場表示もそれほど技術的に不可能な事ではないだろう。執行者はその賛成者から裁判員のようにランダムに選ぶ。

 

具体的には刑場で少しずつ死に近づくレバーを引かせるとか、薬液を少しずつ注入するとか、刑執行に関わらせる。死刑制度賛成をいうなら、自分が下した判断の重みも何分の一かであれ担わせること。

 

施行されれば死刑賛成論者が激減しそうですね。

 

でもそれでいいと思う。自分ができないような事を他人にさせていいものでもないだろう。(それが屠畜にまで適用されたら、私は今後の人生で牛や豚を食べるか否か、真剣に検討せざるを得ませんが…)

 

270852a3.jpeg (500×375)

技術的には今すぐ可能なのだ。持ち込んだ飼主を立ち合わせるべき。

 

こういう現実を知ってだいぶ経ちますが、本当にやり切れない。

 

これも犬猫殺処分が全く同じで、現行は処分コストが理由で殺害方法の主流はアウシュビッツ方式だが、であれば保健所に持ち込んだ飼主にはガス箱のボタンを押させもがき苦しむ動物の最後を見せるべきだ。自分が望んだ事とその結末はセット。
 

お金のかかる話ではない。既存施設で明日からもできることです。

 

入所してくる動物達に何の恨みもない、むしろ動物が好きで獣医になった人達に自分達の尻拭いをさせるなんて…動物に対しても、その人達に対しても、酷すぎるよ…。

 

そう思いませんか?

 

1 死刑制度問題の個人的まとめ 現状を明るみに出す

 

宝石緑死刑の是非については、賛成者をその執行に関わらせるだけで、自然に②「アリ、ナシ」の議論が進むと思われる。
宝石緑前提として、国内で行われている死刑の更なる情報開示が必要。
宝石緑死刑廃止については法律を変えないととどうにもならないので、死刑制度反対の人を応援したい。

 

法務大臣 鳩山邦夫 公式ホームページ

 

宝石ブルー余談

 

鳩山邦夫さんが先日、67才で急にお亡くなりになりましたが、この人は死刑を積極的に行う事で有名だった。(歴代法相中1位)私は仏教の考え方を学んだため、男性の平均寿命に及ばない年齢の死について「業が悪くなったんでは」としか思えなかった。

 

「友達の友達がアルカイダ」

「私は白いハトだが兄は(政治資金報告書の内容をあてこすって)黒いハト」

「ベルトコンベアー方式と言っては何だが(死刑執行決定について)」

 

ほんとかよという失言の多さで可笑しいが、殺しの鈍感さだけは理解不能レベルだった。

 

 

次回は二つ目の「人が救われるとはどういうことか」この本で一番心を動かされた部分について書きます…

 

1 死刑制度の問題(運用と是非)

2 人が救われるとはどういうことか⇐次回ここ

 

教誨師3  人が救われるとはどういうことか につづく

 

▼1はこちらです。

教誨師1 人が救われるとはどういうことか 帰命無量寿如来 南無不可思議光

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

木村 悦子さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

最近の画像つき記事  もっと見る >>

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。