大阪弁天町の漢方薬局「廣田漢方堂薬局」のブログ

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生きていたら、いろんなことがありますよね。。。

楽しいこと、辛いこと・・・

楽しいことは一瞬なのに、辛いことはとても引きずってしまったり・・・

自分の人生や会社の経営、仕事などがうまくいかなかったり、欲しいものが手に入らなかったりするとき、昔の人はどういう風に考えたのでしょうか?

よくあるパターンとして、たとえば・・・
「お金が欲しい!」
「いい車が欲しい!」
「彼女が欲しい!」
「自由が欲しい!」
「休みが欲しい!」
などがあります。

でもこういうのが実際に手に入ることは、なかなかないのではないでしょうか?

これについて『素問・陰陽応象大論』には「気生形」という言葉が記載されています。

これは「気が形を生じる」という意味なのですが、実はこれ、ものすごく深い意味を持っているのです。

わかりますか??

この言葉は、人生・経営・仕事に通じる真理なのです。

「気生形」という短い言葉の中には、「何かを求めるときに、形(お金・車・彼女・自由・休みなど)を最初に求めても、決して実際の形にはならない(ものにならない)。何かを求めるときには、その形を作る気(動機や行動計画など)をしっかりと考えて行動する必要がある」という意味が込められています。

つまり、「お金が欲しい」と願っても、実際に手に入ることは難しい。そうではなくて「どうすればお金を稼ぐことができるのか?その方法を自分の性格、自分の個性、特徴、自分の置かれた立場や環境に合わせて考え、そして行動計画を立てて、お金を得るという目標に向かって行動しなさい」という意味であり、「形よりも、自分のやるべきこと(気)が大切なんだ」と言ってくれているのです。

そう考えると、「車が欲しい。」「彼女が欲しい。」「自由が欲しい。」「休みが欲しい。」と愚痴ばかり言っていても、実際にこれらが手に入ることはなく、もし本当にそういう風にしたいなら、「どうすればその目標を達成できるのか?」を具体的に考え、自分に合わせた「行動計画」を立てる意味が理解できると思います。


そしてもう1つ。


人生・経営・仕事・恋愛など自分を取り巻く環境がうまくいっているとき、昔の人は、「それは1年の春夏秋冬の季節の変化が順調で、それぞれの季節がとても過ごしやすい気候で心地よく感じているとき」と同じだという風に言っています。

逆にそれらがうまくいっていないときは「春の嵐、夏の炎天、渇水、秋の台風による暴風雨、冬の大寒波など」、1年の季節が劇的で心地よく過ごすことができず、さまざまな天変地異に見舞われて、とても過ごしにくい環境の中にいるのと同じことです。

それらの天変地異の影響が少なければ、自分の取り巻く環境はすぐに元に戻るけど、影響が大地震が起きたときのように甚大であれば、環境はすぐには戻らないのでその影響がしばらく続いてしまうということです。

こう考えると、自分の人生のありとあらゆる事象が、なるべくうまくいくようにするためには、その事象における「季節変化」がなるべくスムーズで心地よいものになるようにしなければなりません。

いきなり物事の結果を求めたり、短絡的に行動し、長期的な視点で物事を考えることができなかったり、目先のことでしか問題を見れなかったり、愚痴ばっかりで、それを改善する計画を立てることができなかったり、後悔ばかりだったりすれば、うまくいかないのは当然のことなのです。


大切なのは、万物は春夏秋冬と同じようなリズム変化で動くことが物事の真理だということで、

たとえば・・・
春の芽吹きの季節で心地よい陽気が降り注ぐように、自分の夢や行動計画を立てて、それをじっくりと育てるように意識して、徐々に膨らまして形になるようにする。

夏の気温上昇で植物が一気に成長するように、それらの形が、自分の持てる力の中で最大限に大きくなるよう、情熱を持ってありとあらゆる問題に立ち向かって克服する。

秋には植物の葉は枯れはじめるものの、大きな実をたくさんつけて、その栄養を実に宿らせるように、今まで自分が行動してきたことが「実」となって「形」になっていくことを実感する。

冬には気温が低下して、草木は枯れ、次の春に備えて、土の中に種を落として次世代につなごうとするように、いつまでも同じことをやって生活することは無理であることを知り、自分が作った形を次に活かすように思いや思考を張り巡らせて準備を始めるのです。

いつも思うことが、こういうことを知っているか、知らないかで自分の人生の質は大きく変わるということであり、「これまでずっと悩んできた人は、これからもずっと悩む人」「これまで自分の人生を楽しもうという人は、これからもずっと楽しむ人」「これまでずっと忙しくしてきた人は、これからもずっと忙しい」という「自分の思考・視点」で「自分の人生はほぼ決定づけられている」ということにも気づき、「劇的な思考の変化、視点の変化」がない限り、そこから逃れることは、ほぼ不可能であるということです。

そして世の中にあるセミナーなどはこの「劇的な変化の1つのきっかけ」であり、そこに気づけるかどうかも、人生をうまく生きるためのポイントになってくるでしょう。


東洋思想を勉強すると、こういう視点で物事を見ることができるようになるため、自分自身の人生がとても生きやすくなるのでした。。。
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7/24は中医漢方気学講座の日でした。朝から夕方までひたすら基礎理論・弁証額・生薬学についてしゃべくり倒してきました。。。

それだけしゃべったのに、全然時間が足りず、話そうと考えていたことを途中で端折ったりして、何とか時間内で終わらせることができました。(苦笑)

これで五臓についての基礎は終わらせたので、あとはこれを臨床でどういう風に応用していくかをイメージできるようにしていくだけです。

まだまだこれから先、診察学としての問診法・舌診法・脈診法などを勉強しながら、生薬学、生薬配合理論、方剤学へと展開し、基礎から診察、治療法と昇華させて、実際に臨床ができるようにしていかないとダメです。

道のりは長いですが、ここまで時間をかけて漢方のことを教えてくれる講座もないと思うので、聴講生には、しっかりと勉強していただきたいと思います。

また自分自身も、しっかりと考えて行動し、わかりやすい講座になるように工夫していかなければならないと思っています。

8月の講座は、時間的なこともあり、開催するのが難しいのでお休みになります。

9月から再開しますので、聴講生の皆さんはしっかり復習しておいてくださいね!!

8月に休憩することで少しだけ時間ができるので、この間に新たな計画を実行したいと思います。

新たな計画は1年がかりのプロジェクトになりそうですが、これが形になれば、僕自身新しいステージにいけると思うので、目標を達成できるようにがんばりたいと思います!

短い人生、楽しまな損じゃい!!
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40代の女性

平素から頭のふらつきや肩こりを訴えている方で、僕の漢方でそれらの症状は消失し、快適な生活を起こることができるようになっていた。

頭のふらつきは、昨日の症例と同じように腎精不足からの腎陰虚、それに伴う髄海不足で脳を養えず、脳機能が低下して頭のふらつきを訴えていた。

腎陰虚があるものの、この女性の場合は舌診上、紅舌、裂紋などはなく、舌の形がわずかに腎虚か!?というくらいのレベルだったので六味丸を2/3量で使用し、ふらつきは速攻で消失。

肩こりに関しては、肩が重い感覚に凝り固まっている感覚があり、ひどくなると側頭部にかけて頭痛が起こってくる。

この状況は気滞血瘀で五臓間をつなぐ血脈が通じていないことから生じているものと判断し、冠心Ⅱ号方を使用。

これらを使用して調子が良かったのに、ある日突然、肩こりが再発したという。。。

なぜだ!?

症状を聞くと、一日中、肩が重だるい感覚があり、それが非常に不快だという。。。

「症状が出た原因に思い当たる節は?」と聞くと、「わからない・・・」とのこと。

こういうときが一番大変なのよ・・・(悲)

そこからまた1つずつ根掘り葉掘りと情報を拾い上げ、今までの肩こりの病理に変化が生じたのか、全く別物なのかを確認する作業を開始。

そこで確認できた情報は、職場で冷えることがあるということだった。

この言葉を聞いた瞬間にピ~ン!とひらめいた。

『あ~、これは風寒邪の侵入による肩こりで、太陽病と陽明の合病、つまり葛根湯証じゃん!」と。。。

葛根湯を用いる場合の注意点は、山口の村田漢方堂薬局、村田恭介先生の理論に従い、主薬である「葛根」と「麻黄」の配合比率が2:1となっており、麻黄の含有量が少ないため、長期連用にも適しているものを使用。

今回の肩こりは、この女性の内的因子、内的環境に別の変化によってひどくなったのではなく、仕事の労働環境つまり外的環境の変化に体がついていけなかったために生じたと、断定し、葛根湯を5日分で処方。

六味丸と冠心Ⅱ号方はいつも通り。

つまり、合計3種類の漢方を服用してもらったことになる。

で、結果は、たった2日で肩こりは消失。頭のふらつき、頭痛なども起こらず、快適に過ごすことができるようになったとのこと。

そこで葛根湯は中止し、いつもの2種類に減量。

葛根湯は職場環境により同様の症状が起こる可能性があるので、手持ちに数日分をもって置くように伝えた。


最近、傷寒論を事細かく読み直しているし、自分の経験も積んでいるので、ようやく葛根湯の使い方がわかってきた。しかも案外、アトピー性皮膚炎や肩こりに対して、葛根湯がフィットすることもあるという事実もつかめた。

これらはすべて先人の経験談を書籍で確認し、それを忘れないように備忘録を作ってきたからこそ、自分の実際の臨床でうまく応用できたのだと思う。

もしそういう勉強をしていなければ、症状出現の原因がわからず、右往左往していたと同時に、当てずっぽの漢方療法を行っていただろう。


それと中医学理論では、患者の病理状態に合わせて方剤を使いこなすということを考えると、旧病に新病が重なった時などには、使用する方剤の数が増えるのは当たり前のこと。

だから方剤数が増えることは何もおかしなことではない。

日本漢方では、新病が生じたときには、先表後裏の原則で葛根湯を与えるのだろうが、それでは普段の腎陰虚症状が六経の関係における太陽⇔少陰の表裏関係で悪化する可能性もあるので、僕は裏の腎陰虚にはフォローを継続すべきだと考える。

また各薬剤は血流にのって全身に運ばれるため、五臓間をつなぐ血脈をきれいに保つことは必須であり、この女性のように瘀血体質がある場合には、その掃除を行うための活血剤もはずすことはできない。

逆にそれをはずすと血脈が通じず、結果、薬剤がターゲット組織に到達しないため、漢方の効力が落ちる可能性も十分に考えられる。

こういう考えのもと、複数製剤を重ねて使っているわけなので、その理論を知らない者にとやかくは言われたくないのが本音である。

もちろん少ない方剤で治せるようになりたいが、現時点ではこれが僕の中の最善策なので、これからもしっかりと勉強して新たな境地に至りたいと思う。
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