上原美優さんの死に思う
テーマ:私の想いタレントの上原美優さんの死が、至る所で報じられている。
報道によると、自らいのちを絶ったようだ。
個人的に自殺問題に関わり始めて10数年。
今まで死にたいと言う電話や手紙の相談を数え切れないほど受け、面談を繰り返し、自殺対策の大きな集会仲間と開催し、本も出した。
自殺者の葬儀を数え切れないほど受けてきた。
さらに、去年は自殺の名所となってしまった山梨県の富士の樹海まで何度も足を運び、山梨県内の医師や弁護士、いのちの電話などに呼びかけ、山梨県内で自殺対策に取り組むネットワークつくりにも尽力してきた。
去年は、自分の持っている時間とカネを、自殺対策に全てつぎ込んできたとも言っていい。
それでも・・・
助けたいと思って、何度も相談に乗ってきたが、死んでいった人もいる。
もう大丈夫と言っていた矢先、自らいのちを絶った人もいる。
そのたびに、深い悲しみが私を襲う。
私はテレビをあまり見ないので、上原美優さんのことは、正直言うと、良く知らない。
だが、自らいのちを絶つにまで至った経緯は、相当なものがあったのだろうと思う。
私は自殺を肯定しない。今まで自殺対策に必死になって取り組んできた者として、これ以上、自殺と言う形で失う命はもう見たくない。私自身が、耐えられない。
しかし、それでも自ら死んでいくことを悩みぬいた末に決断するのであれば、それはその意思を尊重したいと思う。
ただ、上原さんの遺体の第一発見者である彼氏や、残された関係者は、この傷とどう向き合って生きていくのだろうか・・・
社会はまだ自殺には寛容でない。自殺は弱い人がするもの、怠けている人だという意見もある。
遺族が周囲から責められないことを願う。
一方、忘れてはいけないこと。
それは、震災の陰で忘れがちだけれども、私たちの住む日本では、もう13年連続で3万人が自ら命を絶っているということ。
自殺問題は、今に始まった問題ではなく、昔からあった問題。
生きたくても生きれないという現実は、今に始まったことではない。合掌






