パンチャカルマを終えて帰国してからは食事とても大切です。

体力も消化力も落ちていますし、デリケートな食事をこころがけます。

急に日本食一色になるのもどうかと思い、

なるべく消化を助けるスパイスを使い、

負担が少なく薬効の高い油ギーを使うようにしています。



アーユルヴェーダの日本での食事に関しては

以前も紹介したこちらの本がとっても便利です。

日本での食生活でもアーユルヴェーダの食事を取り入れやすいように

理論に即した日本でもできるレシピもたくさん載っています。

アマゾン2アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ──食事で変わる心と体


さて、私はインドのセンターで出てきたメニューを見よう見真似です。


photo:01



ほうれん草スープ

photo:02



マトンスープ

photo:03



ダルスープ

photo:04



キチディとコカムスープ


ちなみにコカムとは学名ガルシニアインディカ呼ばれる

マンゴスチンみたいなフルーツのようです。

ゴアあたりが産地なので、ゴアのマーケットに行くと普通に売ってるのですが、

私が出会ったのは、コカムはコカムでも、コカムバターと呼ばれる

種子からとれる油を固めたワックスの方でした。

クリック素朴な形が一番いい!幻!?のコカム・オイル(バターorワックス)

工業製品や化粧品にも使われるため、輸出も盛んです。


現地ではコカムは主にカレーの酸味を出したり、クーリング効果を持つので

その効能から、酸味に砂糖を混ぜた紫蘇ジュース風の飲み物にしたりして

皮の部分が食されています。


我が家の長男はミルクアレルギーがあるので、以前ミルクを間違って飲んでしまい

発疹が出ているときに、現地の人にコカムの汁で冷やしなさい!とアドヴァイスを

もらったこともあります。それだけ現地では冷やす効果が知られています。


また消化を促進するものとして、多くの消化剤にも含まれています。

梅干のような独特の酸味が特徴で、日本人にも馴染みやすい味だと思います。


今回はその皮の部分を水につけて、特徴的である、紫蘇様の赤い汁を

スパイスで香り付けしたギーに入れて煮立てました。

味付けは砂糖が多めで塩も入れます。

あっさり、さっぱりしたスープです。



そんなわけで、汁物で消化に軽く、を基本に食事に取り入れています。

数日中にビーツが届くので、それもスープやサラダで食べようと思います。


私は血液からくる発疹も出ているのですが、

帰国前にドクターガヤルからターメリックウォーターを飲むようにと

言われているので、まいにち白湯を作る時に

ターメリックも入れて熱しています。

睡眠障害がある私はクマがいつもくっきりあるのですが、

今日鏡をみたら心なしかクマが薄いように見えます。

インドでパンチャカルマ中にも唇の色がよくなったと感じたことがあります。

血液が停滞して汚れている自覚があるので、これは目に見える効果で

嬉しいことです。


アーユルヴェーダ、パンチャカルマは奇跡ではない!

とドクターがよく言われていますように、それをやったら

すっかりOKってわけではないのです。

一番大切なことは毎日の生活、食事や心のあり方。

時間をかけて自分を見直し、習慣になるまでゆっくり

やっていけたらと思います。





iPhoneからの投稿