インドでオーガニック野菜

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最近はインドにも有機野菜のニーズがほんの少しずつですが、高まっているようですね。


私がプネーに住みだしたころ、EMという多目的微生物資材を取り入れた農法やごみ処理の普及に


渡印していた日本人の友人に紹介してもらって、プネーにある数件のオーガニックショップへ


連れて行ってもらったことがあります。


そのころは、農家直営のお店のようなものと、各地からプロダクツにされたものを集めて販売するようなお店しか


ありませんでしたので、どちらもすごくローカルで、お店の人は現地の言葉しか話せないか、


商品もすごく偏ったものばかりで、常用できる感じではありませんでした。


まして野菜においては、無農薬とか有機というより「ワイルド(野生)」といったほうがいいほどの


まぁ、言い方はなんですが、見た目がひどく、味も決して豊かとは言いにくいものでした。


にんじんにおきましては、朝鮮人参と化すほど堅く、包丁で切れないものも。。。



そして数年後、土地代とファーマーを養う程度の金額で、作付けするという方法で有機野菜の宅配を


お願いしたこともあります。


このときは、いくつか日本の種をわたし、ほしい野菜をリクエストしたりすることも可能でした。


成功したのはニラと青梗菜かな。今、青梗菜は普通のお店で売ってるポピュラーな野菜になりましたが。。。


特に青物は農薬の影響が強いので、なるべくここでは青物を作るように頼んでいましたが、


雨季は大きなキャリーバッグに2つほどもほうれん草やディル、メティ などを運んできてくれるのですが、


それ以外は、ほそっこい、食べるところないような「草」や、インディアンヴェジ、、、いろんな種類のナスや


インゲンなんか。。。。


しかも、運ばれてくるバッグにはいつも大量のゴキブリがいて、このせいで我が家は一時、


ゴキブリに家をのっとられるかと思ったほどの大増殖になったこともありました。



そして、インドの有機野菜にちょっと諦めを感じていた最近。


日本に帰ってくるほんの10日ほど前から、わたしの住む町にオーガニックヴェジの出店が


週に1度出るという話を聞きました。


正直、また、あの手のものが来るのだろう。。。。とまったく期待をしていなかったわたしは、


散歩がてら旦那に野菜の買い物を頼むと、もって帰ってきた野菜はなんとまぁ!


そこらの八百屋、いや、スーパーで買う野菜よりも、よっぽどきれいで、愛情かかけて作られているというのが


すごくよく伝わってくるものでした。


しかも、無造作に積まれているのではなく、一つひとつの野菜もきれいに洗ってあり、


ちゃんと新聞紙で手作りされた小袋に分けられて、整然と並んでいるのです。


お値段も相場と変わりがないし、何せ種類が豊富なんです。


もちろん、ここ数年でインディアンヴェジに免疫がつき、インド料理をする割合が増えたのもあるのですが、


ここの野菜だけでも結構なメイン食が作れるほどに豊富な種類でした。


アタ(小麦全粒粉)やジョワール(ソルガム全粒粉)などもおいてあり、お祭りの日などは、


ちゃんとココナツやマリーゴールドまで置いてくれます。カレーパッタもあります。


そして何よりも、扱ってるファームの人々が感じがいい!


ニコニコ笑って、自分たちの野菜を買ってくれる人々を一生懸命もてなしているのが、何よりうれしいですよね。



この八百屋さんは、実はで店を出すのにも、すごく悩んでいたそうです。


実際オーガニック野菜など、どれだけ売れるのか。。。。


わたしの住む町は、プネーの中でも、比較的西洋人が多く、


裕福なインド人の邸宅やセカンドハウスや中流の家族が住む高層フラットが並ぶ街です。


もちろん西洋人はそういったコンセプトにはなじんでいますし、飛びつきたいとは思いますが、


旅行者や短期赴任などでは、そうそう自炊をするわけでもないので、息の長いお客さんとして読むのは


難しいですよね。


そしてインド人は。。。。といえば、本当に裕福なおうちというのは、ファーマー家族ごと養って、


自分の土地で野菜を作り、それを使用人ともども、一家全員の食をまかなうというところもあります。


だとすれば、地道に根付いてくれる地元のお客さんの層が「無農薬・有機」というコンセプトにどれだけ関心が


あるかということにかかってくるわけですね。


これはわたしとしても見守りたいところです。


少なくとも私は居た2週間の出店2回は、売り切れ続出、品薄状態にはなっていました。



日本食ブーム、健康志向などと言われる最近ですが、


果たしてどこまでこのブームが、本格的に根付くか楽しみです。


少なくとも、こういう意識あるファーマーが現れたというのは、5,6年前のオーガニック事情からすれば、


確実に意識が育っているということと思いたいです。



マナリに行った友人は、マナリのりんごは本当においしいけど、木になってるの見たら食べられないなぁ~と


言っていました。


なんと赤いはずのりんごが、真っ白なんですって、もちろん農薬で。。。。



それでも中国産のりんごより、数倍まともでしょうけども。。。


インドは水の問題は誰でも知っているとは思いますが、それは衛生面だけではないんです。


地域によっては、どんなに殺菌しようとも、砒素などの毒性の強い物質が地中から染み出しているため、


飲み続けると、身体的障害も出るのだとか。


子供のときから白髪だらけの子供が多いなど、その地域特有の症状もあるんですって。



インドに住むということは、本当に生活のベースをしっかり知って、選んで、


自分で生きていかないとならないですね~。


しかし最近の日本でのニュースを聞いていても、それはもはや、インドに限ったことではないのかも。


むしろ、インドでは、昔から自分は自分で守るしかなかたので、生きていく力が強いかな。



インドに戻ったら、この八百屋さんの写真などもまた、アップしますね。

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