【DVD】Life in a...METRO

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2007年の作品です。
ずっと見たかったのですが、なかなか。。。
ミュージッククリップや、冒頭だけは見たことがあったので、多少は筋はわかっていたのですが、

やっと本腰入れて見れました!

やっぱしよかった!

こんなお話です。
(かなり長く、ネタばれですので、御気をつけください。)



METRO

しかし

ランジートは会社の女性社員ネーハー(カンガナー・ラーナウト)と愛人関係を持っていた。


METRO

しかし


METRO




そして

METRO


早くに夫を亡くしたヴァイジャンティーだったが、
昔の恋人アモールが晩年をともに送りたいと
アメリカから帰ってくるという1通の手紙を受け取った。


METRO




そして

METRO





そしてラジオ局に勤めるシカーの妹

METRO



METRO




そして

METRO

しかしある日その彼の現場を見てしまうことに。



METRO

彼はゲイだった。








ランジートの経営するコールセンターで働くラフールは
両親の遺産であるゴージャスなマンションに住んでいて、
そのマンションは上司たちの情事の場所として重宝されていた。
ラフールはそのことで上司たちにもコネクションが強くなっていた。

METRO



そんなある日ランジートがラフールの部屋の鍵を貸すようにといってきた。
そのことでラフールは昇進することが決まって浮かれていた。

METRO

それぞれの大きな転換期がやってくる。
(ミュージッククリップを見逃さないでね)








シュルティはラジオ局をやめ、就職活動していたが、
偶然面接いった会社はモンティの勤める会社で、
METRO

2人は親交を深めていく。
モンティは親の決めた相手を結婚を決めていた。









病院に運ばれたネーハーは一命をとりとめ、
出張でバンガロールにいたランジートは来ることが出来ず
ラフールの家で静養することになる。

METRO





その頃、
シカーはだんだんとアカーシュに惹かれ、
彼の部屋までいってしまうが、

METRO





数日後出張から帰ったランジートはネーハーの様態を見に行くが、
そこでネーハーを迎えに来たネーハーのルームメイトでもある
シュルティと鉢合わせしてしまい

METRO




ランジートが家に帰るとシカーが泣いていた。
彼は自分の浮気がシュルティを通してばれてしまったと思い、
自分から浮気を告白した。
それを聞いて罪悪感がピークに達したシカーも
アカーシュとの関係を打ち明けると、

METRO





METRO



METRO








ランジートとネーハーの関係は続いていた。
事件のこともありラフールは昇進したが、
これが本当に愛とは思えず、
会社を辞めて駅に向かっていた。

METRO




シュルティはヴァイジャンティーをなくした
アモールの後悔の言葉を聴き、いてもたってもいられず、
結婚式当日のモンティの所へ駆け寄り、気持ちを伝える。

突然のことに驚いたモンティはふざけた答えを返し、
シュルティは行ってしまったが、

METRO






演劇を辞めてドバイに働きに出ることになったアカーシュだったが、
一緒に行くのでも、自分を引き止めるためでもいいから
とにかく駅に来てくれという手紙をシカーに送っていた。

シカーが駅に向かおうと玄関を出ると、

METRO






その頃駅では


METRO


METRO








そして駅に現れたシカーはアカーシュに

METRO





と、超長々とあらすじ解説してしまいました。

ここまで読んでくださった方、映画を見た気分を味わっていただけましたでしょうか?

オムニバス形式の映画が最近は増えてきました。

salaam-e-ishqとか現在公開中のMunbai meri jaanなどもそうですね。
後者はまだ見ていないのですが、かなり良質な深みのある作品と聞いています。

しかし恋愛系のオムニバスとしましては、まったく関係ないカップルを交えてストーリを別個に作るタイプが多かったように思い、今回のmetroに感じては、すべての人間関係がつながっているにもかかわらず、ごちゃにならず、しかも中途半端にもならず、人間関係や影響しあう点などでかなりクリアに深みを持って、
リアリティのあるものになっていると思います。

また音楽がかなり効果的に使われていて、別々のカップルが共時的にいろいろなことを感じている部分がクローズアップされていて、その辺でストーリーの混乱を防いでいるようにも思いました。

ミュージックシーンが面白いのは、以前の日記に書いたこともありますが、ストーリー中のミュージシャンが出演して歌い、心の流れを象徴的に表現しているところです。

どこかJhoom barbar Jhoomのアミターブにも通ずる、象徴的なシーンになっているのが、効果的に感じました。

「Murder」「gangstar」などの監督が作っただけあり、どこかフランス映画のような独特の空気のゆがみ感というか、スローでちょっと暗い感じの画像などが特徴的です。

今回画像をキャプションすると言う方法であらすじをまとめてみて思ったのですが、
全体的にスクリーンに一人しか映らないということが非常に多いです。
台詞を話しているときは、必ずその人物の顔、表情に集中し、その後は相手側の手だとか、感情が表れる部分をズームしていくパターンが非常に多いです。
とにかく人と感情に焦点があたった映画です。

役者さんたちは言わずと知れた演技派ばかり。
シカー役のシルパちゃんは、リチャード・ギアーにキスされセクハラと話題になったあの女優さんですよ。
イギリスのノンフィクション番組で女性が数人一緒に住み、すべてをカメラで撮るという番組で、共演者とのバトルでの差別問題でも話題を奪いましたね。
そんな彼女、すごくスタイルもよく今までのインド映画ではヒロインといってもアイテムガール的な位置づけが強かったと思いますが、今作はかなり演技派へのポジションチェンジとなりましたね。
大女優の貫禄です。

ランジート役のKKメノンは私の中では「honeymoon travels pvt. ltd. 」のおどけたダンスが印象的で、最近ではマリッカ主演の「Maan Gaye Mughall-e-Azam」などコメディ色も演じつつ、堅物のイメージも持ち合わせた本当に幅広い俳優さんです。
今回も微妙な表情がすばらしかったと思います。

シュルティ役のコンコナーは「page3」以来、正義感が強くうぶな女の子の役が多いけれど、いつもぜつみょなポジションでその役割を演じこなしている。
決して美貌でうるほうではないのだけど、その存在感や強さはスクリーンを通しても伝わってくる。
社会派のテーマをもった作品で演じることが多いけれど、それはその強さたるものだろう。
これからの新しい映画の中では欠かせない位置づけになるのではないかと思う。

モンティ役(正直名前はあってるかわからない、耳で聞いた感じ、そう聞こえたの)イルファン・カーン。
もう最高!コミカルな役でありながら、人間味を出させたら本当に5本の指に入る味のある俳優さんですね。とぼけながらも、いい台詞をさらっと言ってしまえる彼の役柄は本当にはまり役。


アカーシュ役のシャイニー・アーフージャ、ハンサムなんだけど、いつもながらどこか幸薄い感じの、どこか陰がある役でした。
gangstarはよかったね~。Bhool Bhulaiya はアクシャイにくわれ気味だったけど、この手の映画では本当に生きる役者さんだよね。

ラフール役のシャルマン・ジョシはRang de Basantiでの道化役以来、私の中にはすっかり軟弱そうなイメージが定着しているのですが、それがゆえにかわいくもあります。
でも、今回は優しくも大きな愛でちょっと男をあげたわね!って感じでよかったです。

ネーハー役のカンガナー・ラーナウト、はじめ彼女がgangstarのヒロインの子だとはわかりませんでした!髪形も全然変えて、前はもっとエキゾチックな感じだったけど、今作はかわいらしさを表に出したようなイメチェンぶりで。でも、どうしても肌がいつも気になっちゃう。どこか人工的にも見える厚塗りって感じで、きっと肌汚いのかなぁ。。。
もうちょっと肌に人間味があると、違った純粋さが見えそうな気もするのに。。。
まぁ、どこかすさんだ感じが彼女の女優としても魅力でもあるので、それはそれでいいのかもしれないが。

ダメンドラとナフィーサ・アリはいい味だしてるよね~、この話の中で。
ダメンドラは年をとってもエナジーにあふれ、元気で生きることを楽しんでいるおじいちゃんのような感じがすごくよかった。ただ元気なだけでなく、吸いも甘いも知った深みを通して、本当にこの残された日々を充実して行きようというのがあふれててよかった。
ナフィーサは私は往年の作品をしらないけれど、若い頃はさぞかしきれいだったろうなぁ~と思う。
はじめ見たとき、白人のおばあちゃんかと思った。
彼女も雨の中で髪を解いて、ぬれて踊る姿など、本当に瞬間を謳歌している感じが、すごくよかった。
トータルに今を生きてるって感じで本当によかった。
ここまでトータルに生きられたら、本当に死ぬときに何も後悔がないだろうなぁって思った。


とにかく、人間の心理が非常に細かく描写され、リアルに心を揺さぶる作品です。
誰の日常にもありそうな出来事でもあるけれど、その中での登場人物のそれぞれの心理に焦点があたってるだけに、ハッピーエンドとも、アンハッピーエンドともいえない、このあいまいな感じがまた
心に何か残していく作品です。

いわゆるインド映画!で想像する作品とはちょっと違いますが、最近のインド(ボリウッド)映画では
こういうリアルな心理描写の作品が増えてきました。
ダンスもなく、たんたんと進んでいく感じ。

本当にお勧めの1本です。


私のあらすじ解説は若干それぞれのカップルにまつわる話の時間の進行はずれがあります。
なかなか4つのカップルの出来事を言葉にまとめるのは難しいですね。
そんな難しいものをこうして映画にしてしまって、混乱なく見ている者の心をゆさぶるのですから、すごいことです。

どうか、私の解説でおわらさず、ストーリーを見て、それぞれの胸に感じるものを体験してくださいね。


長々とお付き合いいただきありがとうございました!!

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