プネーからダポリへ

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車


当日は朝7時半出発。


子供たちはピッカピッカの新車のお出迎えに大満足。新車のため、ビニールのカヴァーをはずしてくれないのが、インド人らしいです。


これ、旅行中ずっとでつるつるすべるは暑苦しいわで大変でしたが、さすがに子供が戻した時には救われました。。。




2日間の内容は様々なので、今日はまず行きしなのドライブをご紹介しますね。




行きは前の日記でもご紹介したとおり、ちょっと遠回りですがプネーのパワーを作る貴重なダムでもあるムルシダム(レイク)湖畔を1周するような形でのコースでした。




プネーのアウンドゥを超え、しばらく走るとリゾートホテルが点々を見え始めます。




雨季なのもあって、グリーンがどんどんと増え、街中では窓も開けられなかったのが、快適に窓を全開にして走ることが出来るほど空気が澄んできます。


国内のツアリストたちの団体バスがたくさん走り、ドライブインで休憩をしている姿があります。


さらにそこを抜けていくと、右手に大きな水面が顔を出します。




これがムルシレイクです。









ムルシ



町にいると雨が少なく、停電も多いので水が少ないのかと思いきや、

湖畔に立った家々の間際まで水が来ているので、満水といえます。。。




このあたりは近代的でリッチなつくりのリゾートホテルも多く、日帰りや宿泊の観光客も多いです。

気軽に入ったドライブインもかなり清潔感があって安心してトイレも済ませることができました。

さすが州全土に名前をとどろかせるリゾート地。




他にもマハーラシュトラーにはマハーバレーシュワルなどの避暑地も有名ですが、この季節は水場を好んでムルシに人々は集まるようです。







ムルシ





行く道行く道、本当にグリーンが続き、空気がよく、このままここで落ち着きたいくらいです。




そんなムルシレイク湖畔を1時間ほど走り、岩肌を濡らす山岳地に入ります。







ムルシ



プネー周辺、マハーラシュトラーは岩盤の上にあるといわれていますが、ここへ来るとそれがよくわかります。

ごつごつとした岩山がいくつも連なり、その継ぎ目は突如として雨水が集まり激しい滝になります。







ムルシ





いたるところに大小さまざまな滝が流れ落ち、大きなものは頭上100メートル以上もありそうなところからゴウゴウと音を立て、5段以上も段になって落ちています。







ムルシ



これもこの季節限定の滝ですから、名前も何もありません。




とにかくいたるところから、岩山で行き場をなくした雨水が集まってくるのですから、すごいことです。

小さな滝壷でも、かならずインド人観光客が車を止めて、うれしそうに写真を撮っています。


渇きを知っているインド人にとってやはり水は癒しなのだと思います。




また、乾燥した季節の後に、急激に雨が降るのでいたるところでがけ崩れ、土砂崩れの後も見られます。

直径2メートルもあろうかという巨大な岩も生生しく最近落ちたんだろうとうかがえるように落ちていました。







ムルシ



見上げれば巨大な岩山、下を見れば底も見えないほどの渓谷が2,3時間続きます。




ようやく平地に降り、人の姿も見え始めます。

もちろん岩山の中にも人がちらほら歩いているから不思議です。




昔モロッコの山岳地を同じように車で走ったことがあります。

そのときも同じ感覚に襲われたことがあります。




今来た道に、まったくといっていいほど人が住むようなところはありませんでした。

それなのに、何を持つでもなく、ただとぼとぼと歩く人が定期的にいるのです。




そして彼らを過ぎ去っていっても、一向に村らしきものもないのです。




驚くのはこんな山奥でも市バスが通っているのです。だから、きっとどこかには住まいがあるのかもしれませんが。。。いったい、この人たちはどこから来て(もしかしたら沸いて出て?という表現を使いたいくらいの雰囲気)、どこへ(消えて)行くのだろう?




それがモロッコではカルチャショックにも近い感じがあったものです。


同じ人間なのに、こんなにも価値観の違う暮らしを目の前にして思うことです。。。

今回の様子もそれに近かったです。







ムルシ





そして、平地に降りたこのあたりから、景色に違和感を覚えるようになります。

写真にこの雰囲気を収めるのは難しく、いい写真がないのが残念です。




何せゴミがまったくないのです。




このとき私たちは自分の無意識の中で




「インドの風景=ゴミの中」




という図式が出来ていたことに気がつかされます。


そこにある家や服装や民族はどう見てもインドの風景なのですが、

何か頭がなかなかそれを受け入れません。

あまりにもきれいで。。。




よくよく観察すると、道行く人が手に持っている荷物は

決してビニール袋などには入れられえていません。

みんなボロボロの布で縛っていたり、よくても布袋、そして大概はステンレスの壷に何かを入れて頭に乗せたりしているのです。




店もなく、野菜や小麦なども自給自足か買ってもマイバッグか新聞紙で包む。

家庭ごみも畑の肥料で土に帰る。。。




また山の中で自家用車に出会うこともほとんどありませんでした。

市バス、リクシャ(これも何時間も続く山道で出会うから不思議でなりません)、乗り相タクシーくらいなものです。

あとは、えっちらおっちら歩いている人と牛飼い、羊飼い。

空気を汚しようがありません。




ちょっとした街を通ると、ゴミが急に目立ちます。




うちの旦那は「人間はゴミなんだなぁ~」としみじみいっていました。

人間が暮らすところ、ゴミが集まるということですね。




いやいや、本当にカルチャーショックでした。

頭では理解しているつもりでも、なかなか目の前の状況が受け入れられないなんて、、、




「インド without ゴミ」




って、想像したこと無かったです。と気がつきました。

それだけ日常化してしまってる、この暮らしも大変なことです。

自分は気をつけて暮らしているつもりですが、無意識のマインドセットをよい意味で崩せてよかったです。




悠久のインドは本当はもっともっと美しいんだと再実感しました。




川の水だって澄んでるんですよ!

土は土の色をしているんですよ!

緑はくすんでなく、緑は緑なんですよ!


そんな風に思うのでした。。。




さて、5時間ほどしてようやく目的地にも近づいて来ました。




今まで来ていたナショナルハイウェイ17号線をケール(khed)で海岸方面に曲がり、マハルワリ(mahar wali)までやってきました。







maharwali





道を人に尋ね。確認しながらすすんでいきます。


モスリム寺院が多いこのあたりで目に付いたのがこの写真の石窟。




私は7年もインドにいながらにして、ほとんど国内を観光していないので、いまだにアジャンタ・エローラすらいってないのですが(唯一エレファンタだけは行ったことがあります)、こんな目前に石窟を見れてちょっと感激。

先を急いでいたので、目的地以外は寄れなかったのですが、これも今度はじっくり見てみたいものの一つです。


ここをすぎたら、あと1時間ほどです。




ちなみにケールまではプネーからローカル電車がつながっています。

我が家のアーヤー(通いの手伝い)によるとダポリには大きな教会があるそうで、プネーからもクリスチャンが日曜日によく行くのだそうです。ケールまでは電車で約6時間、そこからバスでさらに1時間です。




さて、今日はこんなところで締めさせていただきます。


写真はいっぱいとったのだけど、なかなかあの世界観は写真には納まらないものですね。

ダポリでも写真は数枚とっていますが、何回摂ってもあの独特な雰囲気はとれないので、途中であきらめたところもちょっとありまして、現地の写真は満足いくものが少ないのですが、次回は現地でのことを書きますね。








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