インドの誇りとラフマーン

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先日インド人の友人が我が家へ遊びに来てくれました。

彼はもう日本に10年以上いったり来たりで、その半分近くを日本で過ごしています。

西洋諸国にも幅広くビジネスを展開しているので、世界を知っているわけです。



そんな彼とちょっとした世間話の中で、我が家がどこから牛乳を取っているのかという話題になり、

普通に自転車でボトルに入れてうりに来るワーラーから買っていると答えると



「いいけど、水でうすまってるでしょ~、その水がどんな水入れてるかわかんないよ」



といいました。

もちろん必ず煮沸消毒して飲んでいますが、インド人化している私たちも私たちですが、インド人の口からそういう発言を聞くと思いませんでした。



そのときふと頭によぎったのは、国民的スター、シャールク・カーンが主演した映画「swades」です。

邦題にすると「自国」となります。



この映画はインドを離れアメリカのNASAで働くNRIの主人公が、インドに一時帰国することとなり、すっかり西洋かした自分のライルスタイルや衛生観念などが、自分の国の現状を目の当たりにすることによって次第に解きほぐされ、自分の国への愛があふれ出すというストーリーです。





その中で、帰国後すぐに乗った電車の中で彼は決してボトルウォーターを手放さず、列車の中で少年が売りに来る素焼きのカップのパーニー(水)を飲むことは無かった主人公が、最終的に、ボトルを捨て、その素焼き入りの水を飲むというシーンがあります。



そんなシーンが頭をよぎったのでした。





以前街で買い物をしているとき、日本語でインド人に話しかけられたことがあります。

彼女としばらく話をしていると、こんな話をしていました。

インドは汚く、ルールがない、日本はシステムが好きだわ、と。。。

この混沌としたインドから、一歩先進と呼ばれるシステムに身を置くと、インド人はどのように感じ、

どのように変わっていくのでしょう?

昨日見たShing is Kinngのハッピーのようにどこに行っても変わらないインド人という人もいますけどね。(笑)




逆に形式ばった日本での生活に疲れて、インドをこよなく愛する日本人も多くいます。

人間の価値観というのは不思議なものですね。





いずれにしても、インド人は自国が大好きで誇りに思う気持ちが今も大切にされています。



先ほど紹介した映画の音楽は世界的にも名前が知られ、インドの至宝とも言われるA.R.ラフマーンが担当しています。



彼の音楽は古典音楽のベースをしっかりと保ちつつ、世界各国のモダン音楽と絶妙に融合させられた優れた音楽です。

発売されたCDやカセット売り上げ本数は3億本を超えるとも言われ、他の世界の有名アーティストとは比べ物にならないほどです。



そんな大物の彼は、それでも非常にシャイで謙虚だといわれています。

それは彼の音楽を聴けばおのずとわかることでもあります。

彼は国民的音楽家として国歌のアレンジも手がけていますが、インド人としての誇りをここでもすばらしく表現しています。



彼はどんなに曲を作っても、しっかりとしたベースが保たれていて、決してその場限りで終わってしまうような曲にはなりません。

何回聞いても心に染み入るような、それはまるで悠久のインドの歴史を物語るようなそんな深さがある音楽を作るのです。



私は映画好きということでサントラCDを先に買う傾向があるので、ものすごい数のCDを所有しているのですが、何をどれだけ聞いても、最後にはここに落ち着くというCDが数枚あります。



そのほとんどが気がつくとラフマーンだったりします。
彼の作ったサントラの映画は大概大作で大ヒットします。


先ほどの映画swadesもそうです。

それから最近のお気に入りはjaane tu... ya jaane na、これも最近公開した映画のサントラです。



また、ちょっとアグレッシヴなところではrang de basanti






彼の曲はBGMになりません。

というのは、聞いているとつい聞き入ってしまうのです。

ハートに手を置いて、ついついね。。。

ジーンと熱いものがこみ上げてくるのです。



話がちょっと紆余曲折しましたが、そんなラフマーンの音楽をぜひお楽しみください。

彼の音楽はi tuneストアーでもダウンロードできますし、日本の大型CDショップでも手に入ります。

またyoutubeでもたくさん彼の曲を使った映画のプロモも楽しめます。

どうぞお試しくださいね。



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