Ugly Aur Pagli

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Ugly Aur Pagli


面白かったぁ~。まだ余韻たっぷり。


最近何気無く観た映画があたる。というよりここ最近あまりひどいフロップがなくなったのかもしれない。
大分映画全体のクオリティがあがっている。


この作品はインド版「猟奇的彼女」でしょう。



【あらすじ】
ムンバイーの大学の工学部の学生カビール(ランヴィール・シャウリー)はガールフレンドも出来ないさえない男だった。
ある日いつものごとく女の子ともうまくいかずしょぼくれて帰る駅、よっぱらって今にもプラットホームに落ちそうな女の子、脚本家を目指すクフー(マリッカ・シェーラーワト)を助けた。クフーはひどく酔っていて、そのまま置いていくわけにも行かずホテルで休ませることにしたが、あやまってホテル全体を停電させてしまったカビールはここでもまた運悪く、悪戯と思われ警察に連れて行かれ一夜を明かし釈放された。


翌日ランヴィールの携帯がなる。クフーの携帯とカビールの携帯が入れ替わっていたのだ。
二人は再会し携帯を交換するが、その美しい姿とは相成って、クフーはとても猟奇的であった。
何を話すのも命令口調、一目も気にせず自己中心的に行動し、気に入らなければすぐに平手うちを食らわすのだった。
クフーは脚本を書いていたが、彼女の書く脚本はいつも女性が男性を助けるとか、女性が男性を打ち負かすといったような内容ばかりだった。


何かに付けて突拍子もない行動をするクフーにいつの間にかカビールは巻き込まれ、毎日のように呼び出され、先を歩かれ、強引に意表をついた行動をともにするのだった。
そうしているうちにクフーの様々な表情を見るようになり、いつしかカビールはクフーに惹かれるようになっていた。


そんなある日、いつものようにクフーは酒に酔い意識がなく、カビールは彼女の家に送っていくが、そこにはクフーの両親が来ていて、二人の関係を問われる。運悪く友人がカビールのポケットに忍ばせたコンドームがふとした拍子に落ちて、両親は目を丸くして激怒し、カビールを家から追い出した。


翌日クフーがいきなりカビールの家にやってきて、ゴアに旅行に行こうと言い出す。
クフーは前日両親にカビールとの交際を禁じられ、家出をしてきていたのだった。
能天気にゴアを楽しんだカビールは、すっかりクフーに夢中だったが、そんなカビールを横目にやはりクフーは家族を捨てきれず、カビールを置いて姿を消すのだった。


2年の日々が過ぎた。


クフーは両親の元へ戻り、2年間コールカーターに居たが、お見合いのためムンバイーに戻っていた。


両親の仲介の元、見合いした相手はなんとカビールの大学の友人だった。見合い相手はカビールから聞いていたクフーの話をし始めた。クフーは聞いているうちにカビールへの想いがあふれ出し、カビールの元へ向かったが、すでに住所も電話番号も変わっていて、会うことが出来なかったのだ。


その頃、カビールはずっとクフーを思い、今までの出来事や気持ちをすべて盛り込んで書いた脚本が認められ成功していた。
そろそろあきらめかけていたカビールは叔母の紹介で見合いをすることを決意して、その席へ出かけた。


そこで待っていたのは、なんとクフーだったのだ。



【素人感想】


マリッカといえばちと古い話だけど、私にとっては「MARDER」だった。
当時、あの露出度とセクシーシーンは、あのイムラーン・ハシュミも手伝って、かなりショッキングな映画だったと記憶している。奇しくも?私がボリウッド映画を観始めた初期である。
それ以降、私の中ではやはり彼女はアイテムガールの印象しかなかった。


その彼女が主演するこの作品に、正直期待はなかったけど、この作品で私はマリッカのこのキャラはお気に入りになった。
スタイルのよさは本当に誰もが認めるものだし、顔立ちも整い申し分ない。
それがゆえに、今までそれを、前に出すことばかりだったけど、今回はこの強烈なキャラを演じることによって、かなり外見もすばらしく美しく、男勝りで強気だけどナイーブなニューウーマンの位置が出来たのではないかしら。


ストーリーの中心でもある、女性のほうが強いというポジションは、カビールの家庭の中にも描写されていて、結局家族をひっぱって形作っているのは女性なのかもしれない。
ただ女性は理論的に相手を言い負かすのは決して得意ではないだろう、エモーショナルで自分すらも理由がわからないことがたくさんある。それでも相手をシャットアウトして自分の気持ちを優先したいと言う子供のようなある意味わがままで純粋さがある。
それを押しとどめられないナイーブさが強ければ強いほど、屈折した形で表現されるのかもしれない。。


古い女性はそんな自分を曲げることがよき妻で母の像だったのかもしれない。


でも、実際の家庭では母は強し!という言葉もあるくらいだ、やはり女性のほうがどういう形にせよ実権を握っていることが多い。


そんな実際の姿をちょっと極端に描いた作品だったかな。


それは女性側だけではなかった。



私が今回目覚めたのはランヴィール!!
いい俳優さんだわぁ~~~。



Ugly Aur Pagli
私は以前から彼はどこか印製ニコラス・ケイジ(たまに藤井隆にも似ている)と思っていたのだけど、こんなに集中してみたことが無かったので本当に魅了されてしまった。


ものすごい適役というか、好演!
この2人の主演だからこの雰囲気が出たんだしょ~~~!といえると思います。


細かな演技や、役づくりが本当に自然で、コミカルなんだけどすごくハートが豊かで、あったかくって、人間らしい。
なんかハートが大きくて素敵な役でした。


ニコラス・ケイジ

←ニコラス・ケイジ



なんかさ、さえない男の役なんだけど、そんな人でもこんなピュアで切なくて、あったかいハートがあるんだよ。きっとそれは実生活でもそうだけど、実際はこんなドラマを通さないと気がつかなかったりする。
みんなの心の中にドラマがあってさ、もっともっと感動的なんだよね。


インド人の話を聞いてると、本当にドラマのようなことがいっぱいあるの。
信じられないような武勇伝とか、家族の問題とか、そういうのたっくさんあるんだよね。
みんな精一杯生きてるから~。
クールではないの。本当にホットに生きてるんだよ。


なんか生活の小さなことにも、もっともっと感動したいなぁって思うよ。


と、話がどんどんずれてきたけど、結構途中で涙が出たりしました。
笑いもかなりありました。コネタが満載で面白いし、泣けるところもあるし、本当にお勧めです。


ダンスシーンもゴージャス。



音楽は私の好きなアヌー・マリク。彼らしいラテン系の情熱的なナンバーもあります。
NO ENTRYやMAIN PREM KI DIWANI HOONにも似た曲調が彼らしい。
マリッカってホットな女だよね~。だからセクシーなんだろうね。


でもアイテムガールとかのセクシーな衣装を着ると、それがもっと強調されていたけど、
今回かなり普通の女の子の衣装で、それがかわいかったぁ~。


あとでファッションの方でも日記を更新するつもりだけど、目を引くのは彼女の持っているバッグでしょう。


あれは、もしやイタリアかどっかの有名ブランドがインドの庶民のバッグをモチーフに作ったあれだろうか?
すごくかわいい。ほしいなぁ。



そうそう、この映画全体を通してほとんどムンバイーが舞台なんだけど、かなりロケーションに凝っている。
ムンバイーの高級スポットの湾岸とか、ビル郡の見渡せる屋上とか、きれいなショッピングモールにクラブ、それとフェンディやポルシェなどの高級ブランドのテナントをバックにするなど、かなりインドを美化できるようなロケーションでの撮影だった。レストランなどおしゃれできれいなところだったし。
そういう意味も含め、この作品全体にきれいにまとまっていて、非常に観やすい映画です。


それでいて、ちょっと切ないラブコメディなので、絶対お勧め。


JALで上映するかもな。






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