雨が降らない雨季

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ご存知の通り、インドの国土は私たち日本人には想像できないほど広いので、


全土の話はなかなか一言ではいえませんが、今年は結構どこも雨が少ないようです。


私も2週間ほど前にプネにもどり、はじめの2日ほどぐずぐず降った記憶はありますが、


その後夜に5分も降ったかどうかってことくらいしか記憶にありません。


今日、夕方にまた5分ほど降りました。


日の高いうちに雨が降ったのは本当に10日ぶりくらいかもしれません。


ダラムシャーラーに住む友人は、毎日降ってるといってましたが、


山から下りたエリアではほとんどこれに近い状態のようです。


世界の雲を見ることのできるサイトがありますが、


そこを見るとインド国土の上に雨雲がないそうです。



私の主人はハーブの輸出入関係の仕事をしてることもあり、


全土の不作、豊作は気になるところです。


収穫の量だけでなく、インドに育つ植物というのは特有のものが多く、


干からびた大地に辛抱強く根を張り続け、


やっとやっと待ちに待った恵みの雨が降ったとき、一気に水分を補給する。


この過程を通過することで、その植物の特性を育てることもあります。


そのため、この時期の雨が降るか降らないかで全然質のレベルが変わってしまう可能性もあるわけです。



幸いなことにここ数年の雨量は8月に一揆に上がる傾向もありました。


私はここ5年ほど自宅のリビングから川が見渡せる家に住んでいるのですが、


確かに8月は毎年雨量が増え、川が氾濫する、決壊する!などというドキドキを体験しています。


今年も出来ることなら、そうであってほしいと祈らんばかりですが、


こればかりはまさに自然の恵み。


後は雨乞いをして天命を待つとします。




しかし、雨が降らないと大変なのは植物だけではありません。


ここインドでは雨が降らない=家庭用水がストップする、また停電が増えるの図式がお決まりです。



インドでは大概日本でいうところの自治会的なものでソサエティと言われる


地域での集まりがあります。


大体そのソサエティでは深さ10メートルもあろう深い井戸をいくつか所有しています。


井戸といっても雨水をためておく貯水庫といったほうがいいでしょう。


市からの水の供給が途絶えると、そこから水を給水タンカーが吸い上げて、


各家庭、各ビルの貯水タンクに給水するのです。


ですので、普段からその井戸にどれほどの水がたまっているかで、


雨量の少なさを知ることもひとつの手段です。


その井戸が今、まったく水がたまっていない状況です。


乾季に家庭用水が長時間断水されるのは、あまりにも常識的になっていますが、


雨季に長い時間断水されるとなれば、ちょっと事情が深刻です。


雨季は貧民街に水があふれ死者が出たり、土地の低いところに水が流れ込み、


移動手段が前面ストップなどということは頻繁ですが、水がないとは。。。



また川の上流でダムを作り、水力発電に頼る地区では、これまた深刻な事態です。


1年を通して停電は長い短いはありますが、普通にあります。


ことに乾季はひどいです。


しかし、だいたい雨季が始まるとぴたっと停電がなくなり、


快適な日々が続くものですが、ここプネーでも雨季の初めから毎週木曜は計画停電となり、


毎日6時間の停電がありました。


それが先週からさらに深刻になり、毎日計画停電となりました。


今は朝7時から10時までが毎日停電です。


日本だったらその時間帯に電気がないなんて考えられないでしょう。


ご飯のタイマーを動きません、ドライヤーだって、洗濯機だって動かないんですよ。




まぁ、7年も住んでいると、そんな周期にも慣れてしまいましたが、


日本にいると電気がいつでも来る、水がいつも水道から出るってありがたいなぁ~って思いますよ。


我が家の4歳になる息子は日本の幼稚園で、園長先生が水の大切さを話されたときに、


全体の朝礼という場だったにもかかわらず、大きな声で


「そうだよ!インドでは水は大切だよ。水を出しっぱなしにしたらいけないんだよ」といったのだそうです。


小さな子供でも身をもって体験してることってわかるんですね。




でも、雨季はインドのシーズンでいったらオフシーズンと言われるかもしれませんが、


私にとっては隠れた穴場シーズンだと思っています。


雨季といっても、インドの雨季は雨が1日中降り続けるということはそんなにありません。


だから外出することもさほど苦痛ではないですし、


むしろ雨のおかげで空気がきれいで、1年でもっとも自然が美しくグリーンな季節です。


適度な湿気と風があり、日本人には親しみやすい陽気かもしれません。


山にドライブにいってダムを見るなんていうのもいいレジャーです。


ただ、外食するにはなれない人たちはもっとも気をつけないといけない季節かもしれません。


この時期にインドにお出かけの方は、当たり前ですが、生ものは絶対に口にしない、


食事前に手洗いなどを徹底する、お店で出た食器も失礼ながら、レモンの汁をたらして


ペーパーナプキンで吹く、、、などの工夫をされる方もいます。


そういうことも旅の心得ですが、総じてこの季節は気候的には気持ちのいい季節です。


乾ききった大地に、恵みの雨のやってくる季節ですから、


みんな心から喜びと感謝の季節ということでもあるわけです。



雨季のインド、機会があったらぜひ足を運んでみてくださいね。


タイムスケジュールに余裕のある計画で。。。。


(交通手段が乱れます)

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