宋の太祖 趙匡胤
テーマ:中国・時代物- 宋の太祖 趙匡胤 (講談社文庫)/小前 亮
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「宋の太祖 趙匡胤」
小前亮・著
講談社・出版/講談社文庫
『中国時代小説、歴史小説』
宮城谷さんが、(三国志を書いていたものの、まだ文藝春秋で連載しているんですか?)
日本の戦国時代を書き出して以来、
まだ、名前のブランド力では陳舜臣さんに劣るものの、
中国時代小説の書き手ツートップは、小前亮、塚本青史になったと思います。
バリバリ量は書いているものの、以前世間的ヒット作がないので、
(基本的に、ジャンル小説ではあるのですが)
知名度は、今一ですが、中国時代小説を読みたい人は、
名前を知っておいて損はないと思います。
その小前亮さんの、作品です。
扱うのは、宋の一代目、趙匡胤。
元々、飛竜伝という名で単行本化されていたものの文庫化です。
宋って文治主義とか、モットーにしていたり、
晩期は、北方騎馬民族の勃興期に丁度当たり、皇帝が連れ去られたり
ちょっと先行きが不安な感じもあるのですが、、、。
当たり前ですが、王朝が数代で変わる、乱世だった時期から
義兄弟の契りを結んだ、鄭恩と共に、一軍閥の客将の存在からめきめき頭角を表し、
中原に覇をとなえるまでになります。
伝記小説って小説内のピークと本人のピークをあわせるのが、難しくて、
あわせすぎると、時間の流れが一定でなかったり、主観が強すぎる描写だったりするのですが、
読後の一番の感想は、上手くまとめたなぁ、、、という感じ。
小説としては伏線がばりばりはられているものの、
ミステリ的なサプライズとして、後継者問題があるのですが、
これは、びっくりするかもです。
今、小前亮さんは、岩波のYA本で、三国志を執筆中。
中国時代小説って読者が限られる、ジャンル小説ではあるのですが、
バリバリ書いて欲しい。
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