2011年03月09日

新世界より

テーマ:国内SF
新世界より(上) (講談社文庫)/貴志 祐介

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新世界より(中) (講談社文庫)/貴志 祐介

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新世界より(下) (講談社文庫)/貴志 祐介

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「新世界より」
貴志祐介・著
講談社・出版/講談社文庫

『サイキック成長物&怒涛の戦い』

 本書オリジナルは、貴志さんが、岸さんだったころの作品。
(多分、ずいぶん加筆訂正されていると思う)

 どうやら、現在からずいぶん時代を経た時代が舞台。
 僧侶がいたり名称には漢字がたくさん使われたり日本っぽい世界観ながら、
人々は、呪力と呼ばれるサイキックな力を用いています。
 人以外の生き物たちは、大きかったり言葉をしゃべったり
私たちが知っている姿や能力からは、かなりかけ離れた世界。
 そう、まさに、新世界。
 この小説の世界観を語るのは、この辺でやめましょう。
 前半は、主人公早季(さき)たちの成長物語でして、
サイキックな学園成長ドラマみたいな感じになっています。
 成長=(イコール)自分たちの所属する世界を知ること、
また、自分たちの能力を知ることでして
この辺が、うまくエンタメ小説になっています。
早季(さき)たちの成長を通じて、読者もこの世界について理解していく
仕掛けになっています。
 そういう意味では、あんまりSF色は強くない。
(設定は、強烈ですが)
 
 しかし、後半は、怒涛の究極の戦いの展開に、、。
文庫解説の大森さんに指摘されるまで、生物の進化や、
生物が内包する、同じ種族への攻撃抑制の問題はハッキリ言って
明確には気がつきませんでしたが、
 この世界の仕掛けと理由から、”敵”の存在が明らかになると同時に
壮絶な戦いへとこの小説は展開していきます。
 そして、ホラー作家としての貴志さんの本領も存分に発揮。
 敵の存在からこの重いテーマは主人公たちのシビアな戦いとともに
容易に理解できるとい思います。
 ちょっとティストは違うのですが、若者たちが、わけのわからない
敵(IT)と戦う、S・キングのITに近いものを私は感じました。
 
 すこし、"くせ"が強く、読者を選ぶ、作品かもしれませんが、
内容、分量といい、怒涛の作品だと思います。

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