きつねのはなし
テーマ:小説・国内- きつねのはなし/森見 登美彦
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「きつねのはなし」
森見登美彦・著
新潮社・出版
『森見ワールドとしては、ちと怖い』
森見登美彦さんが、登場した最初の頃は、
「この人、「太陽の塔」でファンタジーノベル大賞受賞でデビューなんだよ」
と周囲に風潮していた私ですが、
人気作家の道をいとも簡単に歩み出し、TRにも出演していたし、ダヴィンチの作家ランキングでも1位でした。
もうファンタジノベル云々とちょっと変な紹介していた私より
回りの皆さんのほうが、詳しいという状況になってしまいました。
で本書ですが、
短編4編を収録した連作集です。
すべて、京都の一乗寺にある古道具屋、「芳蓮堂」が関係してきます。
森見登美彦は、万城目学ともに京都妄想小説というジャンルを作っちゃったわけですが、
本書は妄想というよりは、ちょっと怖い感じ。
エンタメとして、ユーモアを加味せずに、ちょっと違う世界観を出そうとしています。
村上春樹の「東京奇譚集」ならぬ、京都奇譚集といった風合いでしょうか。
"あやしげなこと"が、おこるのですが、"あやしげなこと"はそのままにして
森見のこの雰囲気を味わって欲しいのですよ、、むふふふ、という思惑のまま、
すべてのお話しは、終わってしまいます。
この辺、話題の新書、「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」に関係してくるかも、、。
京都の路地を一本入ると、そこにはちょっと不思議な世界があるかもしれない?という
妄想系森見ワールドの大原則はそのままですが、エンタメとしてユーモアを取り入れていた
いや、そこに着地させていた「太陽の塔」とは、読後感は、全然違います。
「太陽の塔」からきた読者はちょっと吃驚するかもしれません。







1 ■森見登美彦
私も「太陽の塔」で森見ワールドを知りましたが、
この「きつねのはなし」も、けったいそうですね。