空の中
テーマ:国内SF- 有川 浩
- 空の中
「空の中」
有川浩・著
メディアワークス・出版
『ウルトラQみたいな、感じ??』
電撃小説大賞受賞作家の第二作ですが、
受賞作のことも作家さんの名まえも、知りませんでした。
ずーっと本屋で平積みになってたので、知りました。
しかも、装丁の空の写真が、かっこいいし、綺麗。
著者は、漢字からずーっと男性だと、
思っていましたが、女性です。(しかも、主婦みたい)
日本が独自に開発中の超高空旅客機
の試験飛行中に謎の墜落事件が起こり、
また、日を経ずして自衛隊機が、高空でまたもや、
謎の墜落事件を起こします。
そして、同じころ、高知県では、少年が
クラゲに似たものと、出会い、それと、携帯電話で
会話が出来ることがわかります。
果たして、墜落事件の謎とは、又、少年が出会ったものとは、、。
一度も見たことないのですが、
「ウルトラQ」みたいな感じ!?。
SFの定番中のファースト・コンタクトものです。
最大の特徴は、謎の生命体でありながら、
意思の疎通は出来るところで、色んな会話がなされます。
この会話も、感情にゆれる、人間と
論理的で、感情を一切排除した思考法をする、
【白鯨】(そう本書では、仮に呼んでます)
との"ズレ"がありますが、
これも、SFでよく出てくる、絶対知能と人間との会話
又、人工知能との会話、はたまた、スタートレックの
スポックさんと、船長の会話と、同じで、
SF上の、一大テーゼです。
つまり、SFティストは、大変高いということです。
併し、この会話のズレが、大変面白く、
人類が最高の政治の意思決定法として、採用している
多数決も、【白鯨】に、いとも簡単に論破され
知性とか、論理とか言いながら、
いかに、人間が乱暴なことをしているか、認識させられます。
人間サイドの兵器は、この【白鯨】に対し、
殆ど無力なのですが、折角自衛隊が出てくるので、
もうちょっと、斬ったはったのアクションがあっても、よかったかも。
後、この【フェイク】と名づけた、少年サイドの【白鯨】
に乗って、空中飛行とか、して欲しかった。
併し、女性作家ということで、
主人公の恋愛とかは、大変丁寧に描かれていて上手いです。
私など思いもつかない心情の移り変わりや機微が、
丁寧に描かれています。
もう次作の「海の底」も出ているみたいですが、
なんか、無味乾燥な空ものと違い、
海のは、ちょっと怖そう?
深海魚って、怖いでしょう?
つなさんからTBが反映されなかったようで、
ここに、リンク貼っておきます。






1 ■はじめまして。
はじめまして。マッピーと申します。TBありがとうございます。 11月にTBいただいていたのに、遅くなってしまった申し訳ありません。 更新をしていなかったので全く気づきませんでした。
私は「空の中」よりも、「海の底」のほうが好きです。気持ち悪さはありますが・・・。来年出る新刊がとても楽しみです。それでは。