2005年04月27日

犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

テーマ:海外SF
sesi
著者: コニー・ウィリス, 大森 望
タイトル: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

「犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」
コニー・ウィリス/著
早川書房/出版


 『英国の宮部みゆきと言われたのはもう過去の事!?』


 ここんとこ、「ベルリン陥落1945」といい、
大作続きで、少々へばっています。

これも、結構かかりました。
 
 コニー・ウィリスの、タイムトラベル物です。

一応、著者のタイム・トラベル物のシリーズですが、
全く気にならず読めます。


 航時史学部の学生の、ネッド・ヘンリー君が主人公です。
あまりにも、頻繁にタイムトラベルを行うと、ジェット・ラグならぬ
タイム・ラグという、病いで、ふらふらになった、
ネッド君は、
 ヴィクトリア時代にでも行って、のんびりしてきたら、
どうだねと、という感じで、ヴィクトリア期へ、
 そこでも、のんびりというわけには行かず、はたまたドタバタに
巻き込まれて、、、、
 と、いうお話しです。


 一応、"主教の鳥株"と、いわれる、花瓶を探すと、
いうメインプロットなのですが、
本当に、色々あって、それだけでは、ありません。
(本当に、中盤色々あるんですよ、ミスター"C"の謎とか、)

 で、最終的には、このタイムトラベルそのものが、システム的に
持っている、齟齬、ずれ(任意の到着点にいけない時がある)みたいなもの、
の謎や、勿論上記の花瓶についても、
 全て、謎解きがなされ、ミステリ風にも書かれています。


 題名は、ジェローム・K・ジェロームのユーモア小説
「ボートの三人男」の、副題から、来ているそうですが、
 途中、何箇所も、上記のユーモア小説と関連付けられて、
書かれているところがありますから、
読者は、要注意ですよ!!。


 後半は、それほどでも、ないのですが、前半は、
兎に角、犬(ブルドッグ)と猫に、振り回されます。
(もうちょっと、いうこと聞いてよ、って感じ)


 本書は、世界史のifについて、沢山書かれていたり、
テニスンの詩から、その他、英国文学の引用が沢山あり、
 学のある人には、楽しめるみたいですが、
私は、世界史のほうはともかく、
(と言っても、ナポレオン関係は、歴史好きにとって知らなくては、
 いけないけれど、教科書レベルにとまっているランキング第一位
 なので、、、)
文学の方でも、判るのは、A・クリスティのみで、
ドロシー・セイアーズは、名前と存在だけ、知っているのみで
全く読んだ事無いので、
ピンチです。
(とほほほほ)
 読まなくては、、、。


古典的な名作「月長石」に、関しては、解説では、
大丈夫だと、書いてありましたが、
 本当ですかね、、、、。
読んだ感じ、かなりヤバイ気もしますが、
 ネタばれの内容を忘れたころ、
 読んでみたいと、思います。


 兎に角、昨年のミステリ界から、SF界まで、
上位にランクされ、話題の一冊だったので、兎に角
読みましたが、
このぐらいの作家のレベルだと、もう個人の好みだと、思いますが、
 面白く無いとは、書きませんが、
個人的には、前作の「航路」のほうが、面白かったです。


 終わり。

コメント

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1 ■あのー

ちょっと気になっていたんですが、イラストはindiさんのオリジナルなんでしょうか?
だったら、今後とも是非続けて欲しいんですけど・・・
良い雰囲気出してますよ。
ていうか、本の表紙出すより、イラストのみの方が、そそりますねー。
勝手なこと言って申し訳ありません!

2 ■ありがとうございました

TBありがとうございました。こちらからもさせていただきました。
シリルの絵、いい感じですねー。ちょっと情けない感じのところがいいです。犬も猫もここではなんだか憎めないキャラでしたよね。
今後ともよろしくお願いします。では。

3 ■pico3298

pico3298さんへ、
 イラストは、そのとおりですが、
下手な絵で恥かしいです。
いつも、また、恥をかくなぁと思って
up-loadしてます。
 文章のUPのペースで絵を書くの
は、仕事量的に難しいです。
併し、できるだけ、頑張りたいと思っています。

4 ■ざれこさんへ、

 TBと、コメントありがとう御座います。
今回、絵もわりと、うまく描けました。
(ふー汗、汗、)
ブログも、拝見しました。
色んな本をお読みですね。
 僕も負けずに読むぞーっ。
それでは、、、、、。

 

5 ■遅くなりました

TBありがとうございました。お返事書く前に、さらに別のTBもつけていただいて恐縮です。
イラストのシリルくんがキュートですね。
風流は『航路』はちょっと苦手だったりします。『犬勘』の姉妹編、『ドゥームズデイブック』は、もう読まれましたか?風流は、こっちの方が好みです。

6 ■風流さんへ、

コメントありがとう御座います。
イラストについてもありがとうございます。
 『航路』については、そうですか、、
『ドゥームズ、、、』
は、読んでないのですよ、、、汗汗、、
 実は、コニ―・ウィリスの存在を知ったのが
 つい最近(「航路」で)
なので、それ以前の作品は読めていません

 
  

7 ■始めまして

私は偶然にも『ボートの3人男』と、『月長石』を読んでいるのですが、前者はともかく後者のほうがほとんど忘れてしまっていて、役に立ちませんでした。

こちらのイラスト、最高です。ご自分でお書きになっているのですか?

TBさせていただきますね。

8 ■たもとさんへ、

 コメントとTBありがとう御座います。
イラストは、いつもは、下手なのですが、
シリル君はうまく描けました。
 それでは、、、、。

9 ■すいません

移転したのでまたもやトラックバックをはりにきました。「本を読む女」です。何度もごめんなさいね。

10 ■ざれこさんへ

 はーい了解しました。
ご丁寧に報告して頂き、
ありがとうござます。
こちらこそ、これからもよろしくおねがいします。

11 ■イラストが!

indi-bokkさん、こんばんは~。

いやー、皆さんもおっしゃってますが、イラストがいいですねえ。
プロフィールの画像から以前からもしや?と思っていたんですが、絵も素敵です♪
シリルの目がたまらんです。笑

これ、面白かったのに、意外とお話できる人が少ない!、と思ってたんですが、単に私が遅れて読んでたんですね・・・。
みなさん、早くに読まれてたんだなぁ。

あ、いろいろなネタ。
私も勿体ないなぁ、と思いながら、割とザバザバ読んじゃいました。
コニー・ウィリスって、サービス精神旺盛というか、いろいろ詰め込んでくる感じなんですかねえ。

12 ■つなさんへ

ハイ、私犬好きなので、描いてみました。
私も、あんまりきちっとウィリスの作風をつかめていません。
 「航路」もちょっとちがったし、
「最後のウィネベーゴ」も読んだのですが、
こちらも、ちょっとちがったんですよ、、。

13 ■ありゃりゃ

「indi-bokkさん」ってひどいですね…。
indi-bookさん、すみません~。

そっかー、他の二冊は違ったのですね。
「ドゥームズデイ・ブック」は同じシリーズだからか、悲しい話なのに、やっぱり小ネタの仕込み方など(十二歳の少年に贈るクリスマスプレゼントととして、ダークグレーのマフラーほどひどいものはない、とか)、ドタバタ「犬は~」と同じ匂いを感じました。
「マーブル・アーチの風」も良かったですよ♪

14 ■つなさんへ

お気になさらずに、、、。
「マーブル・アーチ、、」も読まれたのですね、、。
読みたいと思っています。
私も、「航路」からの読者なので、まえのことは、判らないのですが、
「ドゥームズ、、」で、大ブレイクしたみたいです。一応、SF作家だと思いますが、わりと守備範囲
の広い作家さんですね。

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