犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎
テーマ:海外SF
- 著者: コニー・ウィリス, 大森 望
- タイトル: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎
「犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」
コニー・ウィリス/著
早川書房/出版
『英国の宮部みゆきと言われたのはもう過去の事!?』
ここんとこ、「ベルリン陥落1945」といい、
大作続きで、少々へばっています。
これも、結構かかりました。
コニー・ウィリスの、タイムトラベル物です。
一応、著者のタイム・トラベル物のシリーズですが、
全く気にならず読めます。
航時史学部の学生の、ネッド・ヘンリー君が主人公です。
あまりにも、頻繁にタイムトラベルを行うと、ジェット・ラグならぬ
タイム・ラグという、病いで、ふらふらになった、
ネッド君は、
ヴィクトリア時代にでも行って、のんびりしてきたら、
どうだねと、という感じで、ヴィクトリア期へ、
そこでも、のんびりというわけには行かず、はたまたドタバタに
巻き込まれて、、、、
と、いうお話しです。
一応、"主教の鳥株"と、いわれる、花瓶を探すと、
いうメインプロットなのですが、
本当に、色々あって、それだけでは、ありません。
(本当に、中盤色々あるんですよ、ミスター"C"の謎とか、)
で、最終的には、このタイムトラベルそのものが、システム的に
持っている、齟齬、ずれ(任意の到着点にいけない時がある)みたいなもの、
の謎や、勿論上記の花瓶についても、
全て、謎解きがなされ、ミステリ風にも書かれています。
題名は、ジェローム・K・ジェロームのユーモア小説
「ボートの三人男」の、副題から、来ているそうですが、
途中、何箇所も、上記のユーモア小説と関連付けられて、
書かれているところがありますから、
読者は、要注意ですよ!!。
後半は、それほどでも、ないのですが、前半は、
兎に角、犬(ブルドッグ)と猫に、振り回されます。
(もうちょっと、いうこと聞いてよ、って感じ)
本書は、世界史のifについて、沢山書かれていたり、
テニスンの詩から、その他、英国文学の引用が沢山あり、
学のある人には、楽しめるみたいですが、
私は、世界史のほうはともかく、
(と言っても、ナポレオン関係は、歴史好きにとって知らなくては、
いけないけれど、教科書レベルにとまっているランキング第一位
なので、、、)
文学の方でも、判るのは、A・クリスティのみで、
ドロシー・セイアーズは、名前と存在だけ、知っているのみで
全く読んだ事無いので、
ピンチです。
(とほほほほ)
読まなくては、、、。
古典的な名作「月長石」に、関しては、解説では、
大丈夫だと、書いてありましたが、
本当ですかね、、、、。
読んだ感じ、かなりヤバイ気もしますが、
ネタばれの内容を忘れたころ、
読んでみたいと、思います。
兎に角、昨年のミステリ界から、SF界まで、
上位にランクされ、話題の一冊だったので、兎に角
読みましたが、
このぐらいの作家のレベルだと、もう個人の好みだと、思いますが、
面白く無いとは、書きませんが、
個人的には、前作の「航路」のほうが、面白かったです。
終わり。






1 ■あのー
ちょっと気になっていたんですが、イラストはindiさんのオリジナルなんでしょうか?
だったら、今後とも是非続けて欲しいんですけど・・・
良い雰囲気出してますよ。
ていうか、本の表紙出すより、イラストのみの方が、そそりますねー。
勝手なこと言って申し訳ありません!