義理チョコ建設業者の大ストライキ・第二皇子の賀美野親王が警察庁長官に、これが源氏の武将の始まりだった。48話

平安京への遷都から14年、桓武天皇崩御から3年が経っていた。宮中の屋根も廊下も傷みがひどくて雨漏りはもちろんのこと少しの風でも雨戸の板も飛んでいた。これは公家の屋敷も貴族の屋敷も同じボロボロだった。洛中には宮内省御用達の建設業の二社があった。一社は神社や寺を扱う宮大工専門の秦建設、この秦建設は帰化人の秦氏の末裔になるが松尾神社の有力な社家になる。もう一社は稲荷建設、稲荷土木、稲荷設計事務所、それに牛車で建設の木材を運ぶ日本通運などの稲荷グループになるが、これは名前の通り稲荷神社の直営企業になる。

この秦建設の松尾神社も稲荷建設の稲荷神社も桓武天皇の時は宮内庁御用達企業だったが、平城天皇に代わったときにこれを取り消されていた。この二社とも平安京の造成にはすべての建物、すべての社寺に関わりをもっていた。そして現在建設中の官営の東寺と西寺の工事も完全ストップしている。洛中の建設会社はこの2社しかない、天皇として農民や庶民を年貢という労役に強制労働させられるが、仮に人夫が一万人動員されても設計者や大工に測量技師などの専門技術者がいなければ小屋程度しか作れなかった。

一方、これらの建設会社は比叡山系の寺社の建立に忙しく宮内庁御用達を取り消されてもなにも被害はなかった。公家の中でも公卿といわれる超高級皇族の屋敷の塀は板張りではなく土塀が多かった。その土塀も雨風に侵されてところどころ穴が開いて盗賊団の被害もそろそろでてきた。その盗賊団を取り締まる警察組織の平安騎馬隊も稲荷神社系として平城天皇に解散させられていた。

さすがの平城天皇もこれには頭が痛くてついに寝込んでしまった。その天皇の病気を診る御殿医の「玄庵」とその診療所の医師らも御殿医の認可を自ら放棄して桓武天皇からいただいた伊吹山に漢方の研究所を設立して都から退散していた。

洛中や洛外の別格本山などの寺院は宮中より立派になり、また豪商の屋敷よりも宮中はみすぼらしくなっていた。全国各地からの年貢もことごとく山賊の餌食になり位の低い貴族などは米の飯も食えないほど落ちぶれていた。そこで平城天皇の弟の賀美野親王が神泉苑寺を訪れ空海と面談していた。この賀美野親王は桓武天皇の第二皇子だったが、兄の平城天皇にはすでに皇子が2人いるために次期の天皇の候補にも上がっていなかった。

その賀美野親王は、
「空海、兄の政権はもう長くはもたない。それになにやら奈良仏教会と密談をしているらしい、それに桓武天皇の暗殺計画に関わった薬子とその兄の藤原仲成を免罪して都に呼び戻すとしている」
「親王、もう都では平城天皇を支持する公家も貴族も皆無です。したがって我らは賀美野親王を第五十二代目の天皇と期待している」
「しかし、予はその目はないと学問をサボリ、武芸ばかり鍛錬してきた」
「そうか~親王は皇子であるのに馬にも乗れるし弓の名人ともいう。それならここは一つ、元の警察組織の平安騎馬隊の長官として活躍すれば宮廷の見方も変わる」

こうして日本の歴史には異例の第二皇太子が姓は源氏を名乗り名は神野として「源神野」(みなもとのかみの)として私設警察の長官となった。これが源氏という武士の発祥の瞬間でもあった、この話はすぐさま日本中に広がり、この話を聞いた峠の山賊も洛中の盗賊団も次期天皇候補が長官の「平安騎馬隊」の復活、それも背景に空海、そして稲荷神社の伊蔵と狐がいるとすれば山賊も盗賊も都から逃亡するか廃業する道しかなかった。

とりあえずは年貢も都に届き強盗団の火付けや女子の強姦、拉致は源神野警察庁長官(賀美野親王)の采配で落ち着いていた。この平安騎馬隊復活はなにより農民や庶民が喜んでいたが、その理由は先の天皇、桓武天皇の考えとこの賀美野親王がまったく同じで馬から降りてなにか?困ったことがあるかと農民であれ庶民であれ笑顔で接していた。

ただ、宮廷や公家、貴族の屋敷の修理については都中の大工がストライキを起こしたままでこれから寒い冬を迎えようとしていた。そこで平城天皇は賀美野親王に、
「最澄と空海からはまだ18回遣唐使の報告を聞いていないのでここに来るようにと伝えてほしい」
「天皇、お言葉ですが、最澄も空海も、それに伊蔵の官位をはく奪していますから、宮中には参内できません」
「そか、だからといって簡単に復権を許したらしたら予のメンツが立たない」

「しかし、薬子と藤原仲成は復権して元の従四位で宮中をわが物顔で色々政治に口出しをしています」
「ふむ、しかし、その空海や伊蔵とお主は密会しているそうだが、それはどうなる」
「いぇ、騎馬隊の件でしたら、あれは自主的に私が洛中の警備をしているたけでなんら意味はありません」
「それにお主は「源神野」と名乗って武士団を結成したというが、それは国家反逆罪になる」
「それも征夷大将軍中納言坂上田村麻呂に許可をもらい、その配下としての平安騎馬隊ですから天皇を守る軍隊にもなります」
「ほう、警察から軍隊になったのか?」
「はい、武将としての「源姓」を今後は名乗りたいと思っています」

平城天皇は最後の望みとして空海らと和解を試したがこれが失敗した。この数日後に平城天皇は薬子と仲成の一味を連れて奈良の東大寺に行幸したが、それきっり京の都には帰ってこなかった。やがて天皇不在のまま三か月過ぎたある日、宮中で天皇抜きの参議が開かれて公卿全員の承諾で「第52代目 嵯峨天皇」が誕生していた。この嵯峨天皇こそ賀美野親王であった。
歴史にもしはないが、もし、平城天皇がメンツを捨てていたら平城天皇の政権は長く続いて嵯峨天皇が誕生することはなかったことになる。

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義理チョコ比叡山の僧兵(1000人)に続いて神社武装集団(神人・じにん)が稲荷神人騎馬隊を結成 47話
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