BMW530iの納車準備での一コマです。
水温が上がる症状が出ており、ウォーターポンプが正常に作動していませんでした。
こういう症状が出て部品をオーダーしていくわけですが、経験値が高い部品商の担当者がいると、車種別での過去の傾向と対策を教えてくれるというメリットがあります。
何かしらの修理が発生した場合、明確に原因がわかる場合もありますが、あるパーツを交換してみて、ダメなら次にココをやってみる…という順序を踏むことが多々あります。
全国の整備工場からのオーダーされる部品から、今回の必要部品を逆算して統計的に掴めるというのは無駄な発注を避けるという点でお客様にもメリットとして還元できると思います。
エンジンルームを見ていくとオイル漏れが少しありました。
漏れている箇所を修理して洗浄しています。
メカニックはクルマをより完璧なコンディションに仕上げていくことが仕事です。
どこの販売店でも実は営業と整備というのは意見が対立したりします。
営業は早く安く仕上げて欲しい。
整備はじっくり安心できるパーツで細部まで完璧に仕上げたい。
整備の現場では、いわゆる“やっつけ仕事”をしてもユーザーにはすぐにはわからないところがあるので、販売店ごとの差別化というのがわからないもどかしさがあるわけですが、中古車を選ぶ際に価格の安い順に並べ替えて安い方から問い合わせする…みたいな選び方はリスキーを越えてデンジャラスだとも感じます。
価格が高い安いというところはお客様の目に簡単に飛び込んできますから厄介なところもあります…。
こういった営業と整備というある意味では相反するチェック機能があることで、お客様にとっては安心材料になるのではないかと思っています。
LMSは年末年始までビッチリと仕事が詰まっていますが、なるだけお待たせせずに納車を順序させていただいております。
さあ、次はジャガーのミッションすべりの修理、BMW3シリーズのエンジンストールの修理です。
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