【5】戦略設計図を描く(5)
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小さな会社こそが勝利する ポーターの競争戦略
明日香出版社 定価 1,500円
降りだせば間違いなく雪になりそうな寒い一日でした。車で経営相談に出かけたので
コートは来ていない。昼休み歩いた小田原の街はいつもの温かさとは全く違い、肌を刺す
ような空気の冷たさでした。
そんな中でも後継者が相談に見えます。何と自転車で来られたとか。若いとはいえ、さすがに
ダウンジャケット2枚を着込んでいました。いつものことながら、後継者と話した後はいつもより
いきいきとした自分になっていることに気づかされます。頑張れ! と思う心から自然に出てくる
体感かもしれません。
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プラハラードらによれば、戦略設計図の一番よい例がNECだといいます。70年代初めにつくられた
「C&C」で有名な戦略設計図は、NECを世界的な技術のリーダーに押し上げました。NECの主な
事業は、もともとNTTへの通信機器の供給だったが、60年代から70年代の初めにかけてNECの
経営陣は、通信事業とコンピューター産業が非常に意義深い形で合流しようとしているのを感じていた
ようです。電話を世界規模の相互接続機能とという視点から見れば、通信はまさにシステムに関する
ビジネスですが、半導体と複雑なシステム・ソフトの力を借りて電話の交換機能がどんどん大型
コンピューターに近づいているという意味では、通信はデジタル技術のビジネスにもなりつつありました。
他方、コンピューターはもともとデジタル技術から生まれたものですが、各企業は世界中のオフィスや
工場のコンピューターをつないで継ぎ目のないネットワークをつくろうとしており、その意味で
コンピューターは複雑なシステム・ビジネスにもなりつつありました。





