2009年07月14日

くやしいけど、面白い

テーマ:作家道

今月号の「月刊シナリオ教室」に、3月末に応募したシナリオS-1グランプリの結果が掲載されていた。

僕の作品は4次審査を通過したものの、最終審査には至らず、という結果に終わった。


実際の紙面にはこのように載っている。


30代から脚本家になるよ!blog-S-1グランプリ結果
(画像クリックで拡大)


僕の名前は下段の中央ぎみの位置にある。


最終に残れなかったのは悔しい。


だがしかし、応募後に自分の作品を読み直してみて、決定的に足りないというか出来てないなぁと思うシーンがあって、それゆえ、今回のコンクールは良くて3次どまり、下手すりゃ2次どまりかもなぁなんて思っていたものだから、4次審査通過はちょっと嬉しくもあるのだ。


まあ、単純にこれまでで一番いい結果だしね。


数字的に見ると、部門①(1時間もの)の応募総数は311作品で4次通過作品は19編。

最終審査はそこから5作品に絞られていた。


19/311になるよりも、5/19に残る方が難しいとは、これコンクールの妙。


もう一つ、ちょっと嬉しかったのが、審査員からのコメント。


通常、最終審査に残った作品に関して審査員が誌面にて感想コメントを載せているんだけども、シナリオセンター講師所長の後藤千津子先生が、4次どまりの僕の作品にちょっとだけ言及していたのだ。


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(前略)1時間もので最終審査5本の中には残らなかったが、『私、殴ります』入江悠、『誓いの拳』高橋かづゆき、この2作のボクシングものが私の記憶の中で残りました。(後略)


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審査員の記憶に残る作品を書けたことは結構大きい。

まあ、「面白い」とは言ってないけどねw



グランプリ受賞作は2時間の映画用作品、志田健治氏の『mosir(モシリ)―静かな大地―』。

この作品、本誌に掲載されていたんで読んでみたんだけども、面白いッ!!


舞台は1659年の蝦夷地。

松前藩士の主人公がアイヌ民族と交流をし、松前藩の思惑の間で葛藤する壮大なドラマに仕上がっている。


こう書くといかにも固そうな時代劇のように思えるかもしれないが、キャラクター、セリフ、構成もしっかりしていて、観客を楽しませようとする気概が伝わる作品になっており、素晴らしい。


多くのシナリオコンクールにおいて、グランプリ受賞作を読むと「ええ?これで受賞出来るの?」と思ってしまう作品も結構少なくなかったりするんだけども、この作品の場合は、受賞も納得。

後半の盛り上がりにちょっとだけ欠けるのが気になる点ではあるが、前回は出なかったグランプリを今回は授賞させたというのも頷ける。


てかこれ、S-1じゃ勿体無くないか?とちょっと思った。

S-1は他のテレビ局主催のコンクールに比べて賞金少な目だし。

映像化は約束されてないしねぇ。


映画用シナリオなら「城戸賞」 でもイケたんじゃないかと思うんだけども、まあそういう計算みたいなこと考えて書いてるワケじゃないよなぁ。



またこの作品を描いた志田健治氏のインタビューが載っていたので読んでみたんだけども、結構興味深い内容だった。


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――S1に初めて出してグランプリ受賞!何度も何度も、それこそ何年も出して落ちている方にとっては、すごく羨ましいことですよ(笑)

志田さん「(長編を)初めて書いて賞をいただけたので、とてもうれしいです。書くことが楽しくて、締め切り間近まで直していて、最後の3日間くらいは寝る間を惜しんで、もう死ぬかと思うくらい、夢中になって書き上げました。今はホントに自分で書いたのかどうか信じられないくらい、あの時は熱に浮かされたように書きましたね」


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これ読んでハッとした。

こういう気持ち、忘れてたな、と(笑


「書くことが楽しい・・・か」って思ったわ(笑


無我夢中で作品に取り組むなんて、ここんとこあんまり無かったなー、なんて。

基本なんだけども忘れがちなこういう気持ち、実は一番大事だったりするよね。



何事も初心忘るべからず!ってことですな。


さて、次の作品に向けて頑張るか。

コメント

[コメントをする]

1 ■おはようございます

確かにグランプリの作品は、私もS-1じゃもったいないと思ってしまいました(・Θ・;)

実は私も第4次審査通過しましたよ~(*゜▽゜ノノ゛☆
お互いがんばりましょー☆

2 ■無題

4次通過!!!
すごいじゃないですか!
シナリオを書き続けるしんどさは
僕もかじったので、
ほんとにすごいと思います。
こっから入選までが
また一山、二山あると思うのですが、
頭を狙える位置にいく、
そこまでの道のりも、
初めの一歩から考えると
大変なものだと思います。
次ですね、次。楽しみです!

3 ■はじめまして

ショコラさんのブログからやってきました。
よろしくお願いします。

S1受賞作、私も読みました。
確かに面白かったですね。
私はまだコンクールに出した事がないんですが、そろそろ考えています。

ホントに勉強になりますよね。

これからお見知りおきを。

4 ■kspaws

西南REC研の創部50周年記念事業を秋に
西南クロスプラザで開催予定です。

それで、OB会名簿の作成を急いでますが、

91年卒以降の名簿がまったくありません。

元会長として協力してもらえませんか??

幹事の山崎先輩まで、わかったらメールください。
yamasaki@welcome-fukuoka.or.jp

多分、高橋君が90年代のキーマンだと思います。





5 ■無題

タカハシさん、はじめまして。
タカハシさんと同じく、僕もフリーライターを
しています。極限にまで達した出版不況で
原稿料は暴落するし、貯金はドンドン減っていくし
で四苦八苦の日々ですが、僕にも実は夢があります。それは小説家になることです。
シナセンの講師の方が書いた本などで
勉強していますが、肝心の執筆時間がなかなかとれません。ちなみに年齢はタカハシさんより3つ年上。いつまでも青臭い生き方しかできない自分がイヤになることもありますが、タカハシさんのブログから前向きな気持ちをもらいました。
 道は険しいですが、お互いがんばりましょう!

6 ■■ショコラさん■■

おお!ショコラさんも4次通過してましたか!
もう一歩なんでお互い頑張りましょう。

だけど、今回の受賞作品を読んで、4次通過の自分の作品と大賞受賞作って、見た目以上の差があるような気がするんですよね・・・。
受賞の道は険しいですね・・・!

お互い切磋琢磨できたらいいですね!
これからもよろしくです。

7 ■■山口さん■■

ありがとうございます。

確かにおっしゃるとおり、これからが大変ですよね・・・!
次あたり、逆に2次どまりとかになりそうな気がしますw
でも精進あるのみ!

ああ、早く物書きで食えるようになりたいす!

8 ■■龍女さん■■

初めまして!
コメントありがとうございます。

まだ応募してないんですか~。
それなら是非次回、秋のS-1に応募する事をオススメします。
自分の実力が計れますから。

こうやって、ブログでシナリオ仲間が増えるってステキですねぇ。
もっともっと輪を広げて行きたいっす。
これからもよろしくお願いします。

9 ■■kspawsさん■■

以前、名簿作りを頼まれてたので放置する感じになってすみません。
以前、名簿作りを進めたときに、僕の場合、元風俗店をやっていた怪しい人っていうイメージが後輩達にあるらしく、直接知ってる人以外から個人情報を教えてもらう事が困難になりまして、断念せざるを得なかったんですよ。

なので山崎先輩には、僕の知ってる範囲だけでよろしいでしょうか?

あと、山崎先輩という方を僕は存じないんですが、このブログのコメント欄にメールアドレスが曝されてるのは問題ないでしょうか?

10 ■■ボンビーさん■■

初めまして、コメントありがとうございます。
ボンビーさん、思い切ったハンドルネームですねw
コメント、励みになりました。
小説家と脚本家、目指す方向は少し違いますが、お互い物書いてメシが食べられるように頑張りましょうね!
これからも遊びに来てくださいね!

11 ■ありがとうございます

タカハシさんはじめまして。
「mosir―静かな大地―」を書いた志田です。
ブログ拝読しまして、感激しました。
うれしくて、胸があっつくて、たまりません。
恥ずかったのですが、勇気を出してコメントしてみました。
ありがとうございました!!

12 ■■志田さん■■

うわー!
初めまして!

受賞者ご本人からコメントがあるなんて、こちらこそ感激ですよ!
なんかもう・・・4次どまりのくせに批評めいた事書いちゃった自分が恥ずかしいです。

受賞作品、テーマも興味深いしホント面白かったです。近年のコンクール受賞作の中でも傑作ですね!

僕も何かしら受賞できるよう頑張ります!
志田さん自身から直接コメントがあったこと、励みになります。
ありがとうございました、そしておめでとうございました!
またブログを覗きに来てくださいね。

13 ■初めまして。

私も作家を目指している…40代の主婦です。
こないだのS1、私も出しました。
でも4次には名前がなかったです(笑)
S1というコンクールは、どんなシナリオコンクールよりも丁寧な審査をしていると思っています。
(民放のコンクールで一次を通過しなかったとしても、これは「100%シナリオのせい」ではないと、思っています)
あ、私はコンクーラー(コンクールに応募してるだけでプロとしてデビューできない作家のこと・ビビ造語)歴は長いです~☆
よかったら私のブログもぜひ見に来て下さいね★ビビ
コメントの中に山口さんの名前を発見!!
お友達で~す☆びっくりしてついコメントしてしまいました(笑)

14 ■■ビビさん■■

うわっ!ビビさんだ!!
初めまして!!

実はビビさんのブログ、結構前からチョイチョイ覗いてました。
これまでコメントせずに申し訳ありません。
まさかビビさんからコメント頂くとは。

確か、来月の月刊シナリオ教室にビビさんがWOWOW大賞を受賞した作品が載るんでしたよね?
楽しみにしてます!

志田さんに続き、ビビさんまで・・・こんなウンコブログに二人もコンクール受賞者からコメント頂くとは、驚きを通り越して感動です!!
気合が入りました!ありがとうございます。

それから、山口さんとお知り合いなんですね!
僕と山口さんは同じフットサルチームのメンバーだったという繋がりなんですよー!

これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

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