2017年04月02日(日)

Fri 170310 早起き/非常識力/ジモティ風な風貌/悪漢にも見える(モロッコ探険記18)

テーマ:ブログ
 1月12日、大西洋岸の港町エッサウィラに、バスで日帰りの旅を敢行する。予定では、マラケシュ09:00発 → エッサウィラ12:00到着。帰りは、エッサウィラ17:00発 → マラケシュには20:00到着。片道3時間、往復6時間のバス旅。エッサウィラには5時間の滞在だ。

 こりゃさすがに、日本の中年男には厳しいスケジュールじゃないか。できるのは、今のうち。もう10歳も年をとったら、実行する体力も気力も忍耐力もなくなっちゃう。というか、こんなバカげた日帰り旅を試みる非常識力が消滅してしまう。

 若い諸君には、是非ともこの「非常識力」を大切にしてもらいたい。常識的な若者だなんてのは、ちっとも面白味がないのでござるよ。今のうちに目いっぱい非常識をやっといて、少なくともこの今井君みたいに、中年になってから非常識な行動を連発したりしないようにしたまえ。

 とは言うものの、ワタクシはこの年齢になっても、まだまだ非常識がし足りない。これからもまだナンボでも非常識をしまくりますぞ。日本国内でニタニタ舌なめずりをしている今井君を発見したら、その男、まさに非常識を満喫している瞬間である証拠。是非とも放っておいてくれたまえ。
アトラス山脈1
(アフリカの砂漠のかなた、雪のアトラス山脈を望む)

 朝9時のバスに乗るには、今井君はまず5時に起床するのである。5時から6時まで、Mac君にかじりついてブログを1本更新する。例え非常識な毎日であっても、日課は決して忘れない。

 非常識な行動をとる場合の基本は、ルーティンを外さないこと。ブログ1本1時間ぐらいのルーティンを面倒くさがるようではいけませんな。

 ただし、モロッコのネット環境はお世辞にも良好とは言えない。写真1枚アップするのに3分もかかるアリサマでは、1時間の予定が90分にも100分にもなってしまう。

 ブログをアップした後は、ゆっくりお風呂につかるのである。朝風呂、これもルーティン。東京にいる時は、何故かお風呂の中で2段組みや3段組みの文学全集に読みふける。

 お風呂の中だけで、すでに500ページ超の文学全集を35巻も読み上げた。この辺の執着心もまた非常識の前提。若い諸君、何事にも執着心が重要だ。何でもカンタンにほっぽり出すような人間が、非常識力なんかを唱えてはならんよ。
アトラス山脈2
(夜明けのアトラス山脈)

 というか、どこかの新書かビジネスシリーズか何かで「非常識力」というタイトルの本でも書いてみないかね? 今井君は面倒だから遠慮するけれども、「非常識のススメ」「非常識パワー」「非常識力!!」みたいな安易なタイトルで安易な新書を書けば、10万部ぐらいはいけるかもしれない。

 電車の戸ブクロ広告あたりに、いかにもありそうなタイトルじゃないか。今井ブログをヒントに、テキトーに書きなぐって出版社に売り込みに行きたまえ。1冊600円の価格設定なら、1冊売れて印税50円。おお、儲かるじゃないか。10万部なら500万円。いいじゃん&いいじゃんであるよ。

 ま、マラケシュのホテルのお風呂でニタニタ考えるのは、その程度のことである。今井君をダシにつかって、若い予備校講師がヒトモウケできるなら、ナンボでも使ってくれたまえ。いったん売れ出せば、どこまでも勢いがついて止まらなくなるのが、この世界の常。頑張ってくれたまえ。

 ただし、勢いがついて止まらないのは下り坂のみと、昔から相場が決まっている。雪ダルマが驚くほど巨大になるのに手間も時間もかからないが、ダルマさんは2度とマトモな世界に戻れない。

 春の陽光に照らされて、巨大な雪ダルマは侘しくデロデロ融けていく。それでもよかったら、どうぞ。常識に縛られてコチンと固く長生きするのも素晴らしいし、巨大な雪ダルマとして一世を風靡するのもまたヨシ。人は昔から、そのへんの自由は100%保証されている。愚痴なんか言いっこなしである。
中央駅
(朝のマラケシュ駅。相変わらず、ゴミ一つ落ちていない)

 以上のような妄言を結論として、1月12日早朝の今井君はお風呂から出たのである。マラケシュの高級ホテル「エッサーディ」のお風呂は快適だ。レインシャワーもあれば、モロッコ独特の怪しい泥石鹸もついている。泥石鹸には何だかおかしなゴミも混じっているが、まあそのぐらいいいじゃないか。

 薔薇の花びらが、お風呂にもトイレにもキレイに撒き散らされている。さすが、美しい薔薇の国。赤い薔薇の花が盛りを過ぎれば、黄色い薔薇が飾られ、花びらが部屋中いたるところに散らされる。

 トイレの白い便器にも、やっぱり薔薇の花びら。やっぱりモロッコは砂漠の国であるから、水道の水圧はたいへん低い。いくらトイレの水を流しても、薔薇の花びらは流れていかない。

「大」とか「小」とか、人間の肉体から流れ出るさまざまな老廃物にまみれ、赤い花びら、白い花びら、黄色い花びら、かつては美しかった花たちの末路は余りに哀れだ。いつまでも便器の中でクルクル回りつづけては、おっとどっこい、まだ下水管に流れ去ってくれないのである。
バス
(バスターミナルから「スープラトール」に乗り込む。砂漠の道を3時間、エッサウィラの街を目指す)

 こうして午前7時半の段階で、今井君の出撃準備は100%整っている。ズンボも履いた。シャツも着た。ズンボのほうは、25年前に世田谷区梅が丘の「コナカ」で購入した黒ズンボ。初夏のナポリも真冬のベルリンも、早春のボルドーも晩夏のシチリアも年末のシドニーも、みんなこのズンボ1本で通した。

 シャツは、4〜5年前まで授業収録や公開授業に愛用していたシャツたちである。当時ワタクシが愛用していたのは、ボタンダウンタイプのシャツ。しかし諸君、首の短いワタクシは、ボタンダウンのシャツを長時間着用していると、衿のあたりがギュッとおかしな形に歪んでしまう。

 みっともないから、ボタンダウンのシャツをお仕事で使うのはヤメてしまった。するとおやおや、10枚ももっていたボタンダウンのシャツは、全て日常用と外国旅行用に格下げになった。モロッコにも、その格下げシャツを6〜7枚持参したのである。

 ソックスの類いも、やっぱりお仕事用から格下げになったものばかり。カカトがすっかり薄くなって、「穴があくかな?」「まだ穴は大丈夫かな?」という瀬戸際ソックスをスーツケースに詰め込んだ。モロッコでの断捨離が可能なら断捨離。生き残れば、もちろん日本に連れて帰る。
車窓
(マラケシュを出発して30分、本格的な砂漠の道が始まる)

 こうして午前8時、いよいよエッサウィラに向けて出陣だ。出陣前に鏡に映したサトイモの姿は、まさにサトイモそのもの。高級ホテルに14連泊してエキゾティックな日々を満喫しているオカネモチなんかには、何をどうひっくり返しても見えないのである。

 要するに、地元民そのものだ。「今日も今日とて朝から仕事に励みますかね」。そういうジモティなオジサンである。いいじゃん&いいじゃん。これなら悪漢に狙われることもなさそうだ。

 というか、むしろ「自分が悪漢に見える」ことのほうが心配だ。マラケシュのこのあたりは、高級ホテル従業員のオネーサマたちがタクシーで通勤してくるほどの高級な界隈。25年前のコナカのズンボ、穴の空きそうなソックスと靴、仕事に疲れたシャツにジャケットでは、悪漢に見えないとは限らない。

 悪漢に見える人物は、容赦なくセキュリティと警察官と兵隊さんが取り締まる。そういう厳しい国である。高級ホテル「エッサーディ」の薔薇の香りに包まれていても、やっぱり見栄えが怪しすぎる気がする。

 朝8時、まだ人通りもマバラなのマラケシュの街を、チョー立派な国鉄駅に向かって歩きながら、今井君が心配していたのは、日本人独特の治安云々ないし治安デンデンより、「ワタシは悪漢に見えませんか」というその一点なのであった。

1E(Cd) Luther Vandross:ANY LOVE
2E(Cd) Luther Vandross:LUTHER VANDROSS
3E(Cd) David Sanborn:INSIDE
6D(DMv) OCEAN’S THIRTEEN
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