2017年03月29日(水)

Mon 170306 ブログを始めたまえ/役に立たない情報の発酵(モロッコ探険記14)

テーマ:ブログ
 今月になって、今井君のブログ順位がまたグングン上昇しているのである。アメーバ全体で1000位を超えることが珍しくなくなった。しょっちゅう「9○○位」を記録し、「おやおやとうとう人気ブログの仲間入りですかね」と苦笑する日も多い。

 そんなおめでたいことが何故「苦笑」の対象かと言うに、アクセス数のほうは思うように伸びていないのである。こんなに頑張って長文のブログを毎日毎日更新し続けるとすれば、もちろん出来るかぎりたくさんの人に読んでもらいたい。

 しかし諸君、例えば昨日、今井君のブログはアメーバ全体で994位。そのこと自体はマコトに光栄であって、超有名なタレントさんやら高名ブロガーさんたちに混じって1000番以内だなんて、まさに「面映い」の一言である。

 でも残念なことに、具体的アクセス数のほうは、わずか4043。つい数年前、2012年から2013年ごろにかけては、7000とか8000がスタンダードであって、4000ギリギリでの順位は、2000位あたりをフラフラしていなければならなかった。

 要するに、ホントに多くの人々がブログから撤退していったのである。本気で書いている人はおそらく半減。有名タレントさんの通信手段か、コスメや健康食品や健康法の広告が大半を占め、みんなもっと手軽なSNSに引っ越しちゃったんだろうと推察する。
バラ
(1月10日、宿泊先「エッサーディ」の部屋の薔薇が満開になった。おお、美しい)

 かく言う今井君は、2008年6月5日に「10年継続する」と高らかに宣言して始めちゃった以上、どうしても引っ越しやら移転やらを考える気になれないでいる。

「10年」と言ったからには、意地でも2018年6月4日、「宣言通りに10年、ゴマかさずにやり通しましたよ」と胸を張ってみせたいのである。意地っ張りにもほどがあるが、中年男子の意地っ張りぐらいは優しく笑って許してくれたまえ。

 残るは、450回である。あと1年と100日頑張って書き続ければ、宣言通りの「10年」を達成できる。「1日も休まない」という宣言だってチャンと貫いて、合計3652回の更新を実現できるのである。

 否定や皮肉も多い。それは知っている。例えば海外旅行の旅行記については、「カンケーネー」「受験情報にしか興味がねー」「長過ぎて読めねー」であるらしくて、「ダラダラ関係ねーことを書きまくっていた」「何の役にも立たねー」であるらしい。

 しかし諸君、「何の役にも立たねー」こそ、まさに今井サトイモ入道が目指す境地であって、「役に立つからみんなに読んでもらえる」という功利性よりも、「全く何の役にも立たないのに、何故かアクセス数が減らない」という意外性の方に、ブログのあるべき姿を感じるのである。
ダールシサイード1
(1月10日、マラケシュ「ダール・シ・サイード」にて 1)

 ま、とにもかくにも諸君、今年も3月下旬が過ぎようとしている。3月から4月にかけては、アクセス数が一度急激に下がる時期である。受験生として熱烈に読んでくれていた世代も、大学生になって大きく生活が変わる。

 大学生として濃厚な今井ファンを続けていた人々も、就職が決まって厳しい労働の日々に入れば、「とてもブログどころではない」とばかり、サッサとこの世界を去ってしまう。手近なSNSで「つぶやき」の毎日になるだろうし、「ブログなんかより日経新聞」、安直な選択肢を選ぶ気持ちもよく分かる。

 そりゃそうだ。来る日も来る日も同じような会議とミーティングとプレゼンだ。先輩は「日経をよく読めよ」「今朝の日経に出てたじゃないか」「読んでないのか?」「もっとマジメに社会人やれよ」であって、ブログと日経じゃ、日経が圧倒的に重要だと後輩を指導する。

 実際のところ、日経の情報なんか誰だって読んで知っているんだから、情報価値としてこれほど平凡なものはないのである。日経を読めば読むほど平凡な情報で頭がいっぱいになり、会話の相手としてもビジネスパートナーとしても、驚きも魅力のない人間に堕してしまう。
ダールシサイード2
(1月10日、マラケシュ「ダール・シ・サイード」にて 2)

 しかし、「先輩」なんてものにはその程度のことさえ分からない。日経を読んでいるから優秀、日経をよく読む人はエリート。そんな勘違いをして、ヒコーキのプレミアムクラスでも、美しいCAに「日経ください」とかスカシにスカシて要求したりする。

 しかし諸君、トレンドは、「日経よりも今井ブログ」であって、
「ほら、あの全然役に立たないブログがあるじゃないですか」
「一般人のブログですよ、長くて長くて、ちっとも役に立たない」
「ああ、役に立たない情報以外ちっとも書いていないブログでしょ?」
「最高ですよね。あれほど役に立たないんじゃ、きっと誰も読んでいませんよ」
諸君、ブログのあるべき姿は、まさにこれなのである。

 分からないかね。誰も読んでいないからこそ、情報としての価値がグングンうなぎのぼりに高まるのである。みんなが知ってる情報なんかを、他人の後からヒーコラ追っかけるようじゃ、ビジネスパースンとして明らかにビリッコじゃないか。

「誰も知らないと思いますけど、ある無名のブログの中に…」と語り始めるからこそ、世の中の敏感な人々がギュッと耳を傾ける。キミは注目の的。そうは思わないかね? 日経に掲載された段階で、情報として陳腐の極み。新聞もテレビも、トレンドに詳しい雑誌だって、要するに陳腐の詰め合わせだ。
スーク1
(マラケシュ、スークのカフェで休憩。3階のテーブルからは、スークの混沌全体を俯瞰できる)

 だから、いよいよ4月から大学生になる諸君、とうとう社会人になる諸君、大学院生になってしまって、来る日も来る日も教授のご機嫌を取り結ばなければならないアナタ、ぜひアナタがたもブログを始めたまえ。

 2行か3行つぶやいて終わりのSNSなんかじゃなくて、役に立たない情報を目いっぱい世の中に溢れさせるブログじゃなきゃいかん。取捨選択は読者に任せて、諸君、書いて書いて書きまくりたまえ。汲めども尽きぬ饒舌こそ、人の世の活力なのだ。饒舌の力を信じたまえ。

 毎年1月と4月は、ブログを始める人が急激に増加する。しかし見る間にその執筆を諦めて、10日、2週間、1ヶ月も経過すると、イッキに撤退してSNS に移行してしまう。

 うーん、饒舌には根気と忍耐が必要だ。何を書くにも「くだらなくていい」「無意味でいい」「ナンボ批判されてもかまわない」、そういう覚悟が肝要。文章の価値は、落ちて、腐って、発酵して、腐臭を放ち、その腐臭すら拡散してカラカラに干涸びてから、初めて生まれるものである。

 そのへん、謙虚さが肝腎だ。いきなり人々を唸らせまくる天才は、18世紀と19世紀に出尽くした。20世紀以降の文章は、発酵と腐敗と風化の果てしないカナタにしか評価を得られない。そのぐらいの覚悟をもって、日々無意味な饒舌を繰り広げたまえ。
スーク2
(スーク、薄闇の混沌。欧米人すらも集団を作って、身を寄せあいながら恐る恐る散策する)

 というわけで、今井君もサトイモ入道として今後もまた無意味で無価値な旅行記を書き続けるのである。1日のアクセス4000、順位は900位、確かにちょっと寂しいが、ワタクシの目標はとにかくあと450回、「10年」をやり遂げることである。

 1月10日午後、マラケシュの今井君は「ダール・シ・サイード」をうろついていた。19世紀のモロッコ、アラウィー朝時代に建造された豪華な宮殿である。

 20世紀、2度にわたるヨーロッパの大戦の影響で荒廃したが、21世紀、「工芸博物館」として再生。入場料10ディルハム。絨毯を中心とする工芸品・木彫・家具・刀剣など、見るべきものは少なくない。おー、役に立つ情報もキチンと書くね。やるじゃんか、サトイモ法師。

 しかし、ま、この日まではとにかくマラケシュのスークの混沌をさまよいつづけた。明日からはひとまずスーク探険を切り上げて、新市街と近郊都市探険を始めようと考える。

 一気に砂漠を横断して大西洋岸に出るのも悪くない。「海の向こうは、ブラジル」。そういう荒れ果てた海岸を、時間を忘れて悠々と散策したいじゃないか。

1E(Cd) Gergiev & Kirov:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.6
2E(Cd) Sinopoli & New York:RESPIGHI/FONTANE・PINI・FESTE DI ROMA
3E(Cd) Akiko Suwanai:SOUVENIR
6D(DMv) NO ESCAPE
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